ハスラーズのレビュー・感想・評価
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【ウォール街の腐った証券マン達を”美魔女”が華麗に”フィッシング”。 ワーキング・マザーたちの奮闘記でもある。】
ワーキング・マザーには頭が上がらない。
一緒に働く仲間にもワーキング・マザーはおり、彼女たちの働く姿を日々目にし、時折個別に話をするのでその大変さは”頭では分かっている積り”である。(本当は、もっともっと大変なんだろうな・・。)
だから、劇中幼子を抱えて困窮するデスティニー(コンスタンス・ウー)の”就業時間短縮”の哀願に対し、”子供が鼻血を出しても家に帰らずに働いている奴もいるだろ。”と言ってムシャムシャとバーガーを頬張る男には、一発食らわせたくなる。
今作では、冒頭から愚劣な男が次々に登場し、次々に”美魔女”たちに釣られていく。
彼らのおマヌケな姿は、観ていて大変気持ちが良い。
だが、”時代の流れ”に、彼女たちも巻き込まれていく姿は少しシビアだ。
ラモーナ(ジェニファー・ロペス:あのスタイルには、ちょっとビックリである。姉さん、お幾つでしたっけ?。信じられない。あ、私も腐った発言をしている・・。)の計画及び友情が徐々に破綻していく過程・・・。
が、ラストシーンに少し救われた気持ちになる。
それにしても、あのラモーナのラストの台詞は実に辛辣である。
<愚かなる男(含む自分)は、どんなに足掻いても働く女性(含む主婦)には到底敵いっこないのだ、という事を改めて実感した作品。>
華の棘
美しい花には棘がある、でも棘にも色々あるんだよ。
みたいな感じの映画でした。
基本的には何が起こって何をしたかを見せられる流れです。
貧困から抜け出す為に夜の世界に飛び込むデスティニー
しかし、夜の世界に飛び込んだからと言って必ずうまく行くわけでもなく悩みます。重労働だしね。
しかしその店のNo.1?のラモーナと出会いが全てを変えていく。それも劇的に。
ラモーナは良い家に住んで良い服を着て、自分の子供にも良い教育を受けさせて。夜の世界で成功しています。
そんな彼女にデスティニーが憧れるのは当然の流れ。
そして、この二人がすぐに仲良くなるのも当然の流れ。
二人はコンビを組んで成績を伸ばしていきます。
デスティニーの生活はドンドン潤って行き、貧困から抜け出すことに成功。
ラモーナは信頼できる相棒を得て精神的にも良い生活に。
とは言ってもそれも長くは続きませんでした。
リーマンショック
この金融危機はウォール街で働くお金持ち達にはもちろんのこと、そのお金持ち達がお金を使う夜の世界でも大きなダメージとなりました。この映画では致命的とも言えますね。
うまく行っていたデスティニーとラモーナのコンビ。
手法を合法から違法に変えてなんとかやっていきますが、当然違法なのでね。
大まかに説明するとこんな感じ。
デスティニーとラモーナの関係を友情ととるか共犯ととるかで見方は変わるかも
夜の世界に偏見とか無い人なら楽しめると思います。
どんな手を使っても貧困から抜け出す!と言う強い意志なのか、所詮は犯罪ととるのか。
最後の「やっぱり母親は狂ってる」は自分にも言っていたんですかね?
個人的には面白い映画でした!
でも今後はお酒の中身が気になっちゃうかも?笑
ただの犯罪映画
有楽町朝日ホールにて試写会鑑賞。
率直な感想としては期待していたよりは大きく下回る作品だったかなという印象。ただのギャング映画といったところか。
事前の宣伝や予告通りストリップで働く女性がウォール街で働くサラリーマンたちを騙して金を巻き上げると言った話だ。ただそれ以上もそれ以下もなく淡々と巻き上げ描写が描かれ続けてるだけのため途中から気分が悪くなる。
序盤からウォール街で働く者たちから巻き上げる事は問題ない、奴らは悪なんだというわりに被害者のサラリーマン達になにかされたわけでもなく、彼らの具体的な悪描写がない。女性達もストリップで働くきっかけも自ら働いている訳であり、イマイチ彼女らの行動に理解が進まない。
序盤は子供のためだなんていってお金を稼いでいたが結局自分たちの派手な買い物、生活にお金を惜しみなく使うようになり最後は警察に捕まって終わるわけだ。
なにか緻密な計画や策略からサラリーマン達を騙すわけでもなく、お酒に薬を混ぜ彼らを昏睡状態にさせてクレジットカードから何十万も引き出すだけで、数年前まで日本でも問題になった歌舞伎町の飲み屋街の事件と根本は変わらないように感じた。
まぁこれを見てどう思うかは人それぞれだと思うが、個人的にはただただ夜遊びは良くない、自己防衛をさらに高めようと被害にあったサラリーマン達の目線程度しか楽しむことはできなかった。
あくまで個人的な感想にはなるが、見ていて終始気分は良くなかった。
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