ハスラーズのレビュー・感想・評価
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えっ!アッシャー出るの??!!
ニューヨーク・マガジンの記者ジェシカ・プレスラーによる、ノンフィクション記事から着想を得た作品ではあるが、金融危機が物語の背景にあるというテイストはプロデューサーのアダム・マッケイの影響も強いだろう。
今作、ジェニファー・ロペス主演・製作であるが、メインとなるのは『クレイジー・リッチ!』のコンスタンス・ウーである。若手女優やアーティストが多数出演する中で主人公がアジア系女優であるというのは、画期的で時代を感じさせる。
コンスタンス・ウーが個人的に美人には思わないし、『フェアウェル』などで注目されるオークワフィナの人気の根源がよく分からない。『パラサイト 半地下の家族』の人気もあったり、ハリウッドがアジアンバブリーであることは、間違いない。
祖母に育てられた孤独なデスティニーが働くことになった、ストリップクラブでカリスマトップダンサーのラモーナと出会ったことでキラキラした毎日に変化していくというガールズ・ポップな入り口から、リーマンショック後の不況が民間にも押し寄せてくる現実によって、犯罪映画になるという2層構造の作品となっているが、全体的なバランスはあまり良くない。
客もお金を使わなくなり、店の経営自体も危うい、中には黙認で性的サービスをする者もいる。トップダンサーのラモーナも日中はファストショップでバイトをしている有様。
腐敗しきったストリップクラブが再生していくのには、犯罪に手を染めるしかなかったというのは皮肉満載ではあるが、犯罪映画にしたいのか、エンターテイメントにしたいのかが、終始見えにくい作品になっている。
しかし、ずっと底辺で生きていた人にとっては、不況になっても気持ち的なギャップはそこまでないのだが、キラキラしたゴージャスな毎日を経験してしまった人が転落したギャップというのは、どうしても諦めきれない。「不況になったのは、ウォール街のお金持ちのせい」と犯罪でも突き進むしかないと徹底的に開き直ったラモーナと、罪悪感に苦しむデスティニーとの両目線が交差してドロ沼化していく様子はスリリングである。
ジャネット・ジャクソンやブリトニー・スピアーズといった、2000年代前半の曲が効果的に使われているのだが、2000年代前半といえばジェニファー・ロペスも全盛期なのだ。何故、彼女の楽曲を使用しなかったのかが不思議である。
キャスト面としては、『リバーデイル』のベティ役でお馴染みのリリ・ラインハートがメインキャラクターとして劇場で観られるという喜びはあるが、ジェニファー・ロペスが50歳にしてダンスシーンがあることは、別に目新しくない。
先日もスーパーボールのハーフタイムショーでパフォーマンスを披露していたし、ジェニファー・ロペスは常にダンスミュージックの一線で活躍している印象が強いため、今更言うようなことでもないからだ。
それよりも第62回グラミー賞の最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞したリゾや『キャッツ』にも出演していたメッテ・トーリーなど若手スター達の姿を観るだけでも価値のある作品と言えるだろう。
本人役で登場するアッシャーのカメオ出演にも注目してもらいたい!!
アッシャーとジェニファー・ロペスの関係は複雑で2005年に発表されたジェニファー・ロペスの曲「Get Right」は、すでに発表されていたアッシャーの「Ride」を同じプロデューサーであるリック・ハリソンが本人に無断使用していた曲であることが判明し、物議を呼んだという過去がある。
アッシャーの出演は関係が修復されたという証拠なのだろうか...
J.Loキャリア最高の演技!
銀座でホステスをしているのでリーマンショック以降の店に閑古鳥が冷めた声で鳴いているシーンの空気感が痛いほど分かる。
あの後から銀座はずっと下降線…
その後、東日本大震災があり益々冷え込むばかり。
そのうえ増税で私が働くような、昔からある小さなお店は大打撃。
愚痴はこの辺で。
そんな時だからこの映画は染みた。
90年代後半、祖母を養うためにストリップの世界に飛び込んだデスティニーは、店の看板ダンサーラモーナと仲良くなる。景気も良くいい暮らしが出来ていたが、2008年にリーマンショックが起こり金づるのウォール街の男たちが店に来なくなりデスティニーやラモーナも店を離れ普通の仕事につくが生活は厳しい。
そんな時に疎遠になっていたラモーナと再会したデスティニーはリーマンショック以降も稼ぎ続けているウォール街の男たちから金をかすめ取る仕事をしようと持ちかけられる…
「マネー・ショート」や「バイス」のアダム・マッケイ制作。アダム・マッケイと言えば「アザー・ガイズ」でバカな警察官が本当に悪い奴らはウォール街の男たちだと逮捕する映画を作った過去がある。
この映画では制作に回り、監督をローレン・スカフェリエ、主演に「クレイジー・リッチ」で飛ぶ鳥を落とす勢いのアジア系の星コンスタンス・ウー、助演にキャリア最高の演技を見せたジェニファー・ロペスの座組みで、実在の犯罪をイケイケでブリンブリンなガールズムービーにして見せた。
彼女達のやった事は悪いけれど、私達の真面目に働いたお金をかすめとってるやつらはもっと悪い。
彼らはその富ゆえに捕まらない。
私たちが底辺から這い上がるにはどうしたらいいか…
この映画はそのジレンマをスカッと殴り倒してくれる。
J.Loがとにかくかっこいい。
それだけで見る価値がある!
今年50歳の姐さん、ほぼ紐でポールダンスしてます。
J.Loに声をかけられて出演しているカーディ・Bも最高!
ゴージャス感を楽しむ映画
「グッドフェローズ」かはたまたゴージャスなギラギラ感は「カジノ」なのか、と期待して鑑賞。
前半は叫びたいほど楽しくて爽快。だけど後半はクスリを使ってのカードフィッシング。新宿やミナミでよくあるぼったくりバーでの事件とさほど変わらないことにモヤっと。。もう少し豪快な手口でオトコを騙してほしかったけど実話ベースだからこうなっちゃうのか。
完璧なポールダンスを吹き替えなしで披露するジェニファー・ロペス御トシ50歳には圧倒されるばかり!彼女に目が釘付けでした。
音楽は最高。リアーナやブリトニーなど2000年代のヒット曲だけでなくいきなりセリフに「フランキー・ヴァリ」が出てきてフォーシーズンズも2曲かかって嬉しくなった!
グッドフェローズやカジノのようなスコセッシ感を期待すると肩透かしを食らうけど映像もスタイリッシュだしスカッと楽しめる一作であることは間違いないね。
ジェニファーロペスが全く年齢を感じさせない
パフォーマンスはこないだのスーパーボウル🏈のハーフタイムショーの方が上。
主役の人はガーディアンズオブギャラクシーのマンティスじゃないのか。
ポールダンス
リーマンショック前と後
どんどん雑になるデート強盗
MDMAとケタミン混合粉末
広い意味で同情するが結局犯罪
期待はずれでした
一線を超えたストリッパーズ
見る価値アリ!ロペス姐さんに惚れる。コンスタンも上手い。
アメリカンスピリットな女性犯罪劇
日本じゃまずありえないあまりにアメリカンな女性グループ美人局事件の話。
主人公のアジアンガール・デスティニーは売れっ子ストリッパー・ラモーナとタッグを組んでストリッパークラブのエース集団となる。リーマンショックも経て食い扶持の為に過激化していく話だが、とにかくクレイジー。ラモーナとのコントラスト的にデスティニーはまとも役に配置されてはいるが、毎回同じバーで白人、黒人、ラテン、アジアンな女性が姉妹ですと言ってガンガン飲ませて薬も飲ませてぶっ潰していたら即座に身動きとれなくなるはず。それを続けるのがアメリカン。それを受け入れられるくらい金持ちがい続けるのがニューヨークなんでしょうかね。とにかくアメリカンクレイジー美人局の勢いが痛快です。
50歳を迎えるらしいJ.Loは自慢のデカいヒップを惜しげもなくされしてちゃらんぽらんな姉御ストリッパーを熱演。素晴らしいです。スーパーボウルでも裸みたいな衣装でダンスしまくってたので再ブレーク中なんだと思われる笑
明るく、悲しく
リーマン・ショック後に、ウォール街の金持ちの金を「いただく」物語、ざっくり言ってしまえばまあ、そうなんですが。
ジャネット・ジャクソンの"Control"で幕を開ける物語。前髪ぱっつんでどことなく垢抜けないコンスタンス・ウー(37歳)が半端ねえ50歳(!)、ジェニファー・ロペスに魅了されるところが始まり。ジェニファー・ロペスさん、スタントなしでポールダンスこなしたそうです。マジか。
序盤はまだ、リーマン・ショック前の2007年。姉御肌で豪快なジェニファー・ロペスと、地味だが冷静沈着なコンスタンス・ウーはコンビを組んで荒稼ぎ。良き時代、という感じである。あんな札が舞うの見たことない。
この映画、基本的に「現実」を担うのがコンスタンス・ウーだ。リーマン・ショック後に出産し、母となり、男と別れ、行き詰まり、出戻る。このリアルさはやっぱりコンスタンス・ウーでないと(まあでも格好はゴージャスなんだが)。
そしてJLo。彼女は「現実」を「女」を使ってぶちのめす、輝ける姉さんであり母親である。そしてその「雑な強さ」が破綻へのきっかけともなる。
このふたりが、他の仲間と共に「擬似家族」を築き荒稼ぎするところがこの物語の頂点だ。ただただ間抜けな(役回りを担わされる)男どもと、ゴージャスに、明るく札束を振りまく女たち。JLoのリーダーシップとコンスタンス・ウーのマネジメント力。非常によく回る「犯罪ビジネス」。
しかし、まあ、栄枯盛衰、犯罪をビジネス的に広げたおかげで起こる擬似家族の摩擦。
何が目的なのか見えなくなったときに、「夢」は終わる。彼女たちの「夢」によって、「自業自得」だけとは言い切れない男たちが声を上げたとき。それに気づいてしまったとき。
共感出来るかといえば、正直しづらい。おそらく、私は取材する女性の側に立っちゃうのだ。だから、彼女たちの弱さや、絆を表面的にしか理解できないのかもしれない。
しかし、彼女たちもあっけらかんとしていただけでは、ない。罪悪感は確かにあった。しょちゅう吐く女の子とか。明るい色彩に、影のように悲しみが見え隠れする。激しい言葉の裏に優しさが隠れている。
燦然と輝くジェニファー・ロペスはまさにハマり役。ギラギラして、雑で、強くて、しかし優しい。圧倒的だね。
そしてガンガンのクラブ・ミュージックの合間を縫って流れるショパンよ...。あからさまな使い方ですけど、こういうのも、ありかな。
面白かったけどモヤモヤ…。
とにかくジェニファー・ロペスの美しさ
生活のためにストリッパーになったアジア系のデスティニーがお店の女王ラモーナと出会い、姉妹のようになっていく2人が軸のストーリー
騙されていく男の人たちの中には気の毒な人もいたけど、私が女だからか同情する気持ちにはならず
でも彼女たちに共感する事もできず
規模が大きくなれば統制が取れなくなり、枠からはみ出す人も出てきて破綻していくのも当然で
やった事は犯罪でも「私たちは姉妹、家族」と言ってた彼女たちの友情は本物だと信じたいと思います
観終わった後は、男たちからお金を巻き上げる爽快感を感じさせるような予告とは違いアメリカ経済の抱える社会問題について考えさせられてスッキリ感は全くなかったです
でも軽快な音楽が気持ち良く好きな曲がいっぱいで重さはありません
それより何よりジェニファー・ロペスの美しさに圧倒されました
にしおかすみこだよ〜♬
ただの犯罪映画という酷評も有りましたが、この映画はアメリカのウォール街で、2008年に起こったリーマンショックに放浪される投資家とその投資家に群がるハイエナのようなストリップ嬢達の友情とそれぞれの家族の人間模様をストップ嬢側から描いた映画と捉えれば、そんなに酷い映画ではなく、アメリカではこういう生き方も有りなんだと気づかせてくれる映画です。
W主演のジェニファー・ロペス嬢のゴージャスボディとポールダンステクニックに感心し、もう一人の主演のコンスタンス・ウー嬢の社会情報によって変貌していく演技に感心出来ます。
ただコンスタンス・ウー嬢の容貌が、日本のお笑いライブで「にしおかすみこだよー」のセリフで一世風靡したにしおかすみこ嬢と酷似していたので、ストーリーがしっかり入ってきませんでした。
見事に気分が悪くなる
3.5
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