ハスラーズのレビュー・感想・評価
全131件中、1~20件目を表示
時代に翻弄された市井のストリッパー
宣伝のイメージ通りの華やかさが楽しめると同時に、一連の出来事の派生元であるリーマン・ショックがいかに激震であったかに思いを馳せてしまう映画。
時代の転換点となりうる事象に身近に居合わせた時、果たして皆が皆、受ける影響を最小限にとどめて清く正しく生き抜けるだろうか。
彼女達のやった犯罪が断罪されるべきものであることは間違いない。しかし同時に、追い詰められた状況で悪事にすがる人の心の弱さを、彼女達の視点で考えさせられた。
とは言えちょいちょいコメディタッチも挟まれるし、何しろ迫力ボディのストリッパーが大勢出てきて絵面がゴージャスなので、あまり考え事をしなくても楽しめそう。ジェニファー・ロペスの肢体とポールダンスは、とても御歳50歳とは思えない。ステージシーンはとにかく圧倒される。
一瞬、モブの男性がボカシなしで見えてるところがあったような……気のせいかな。
派手なダンスと熱い友情が観どころ
派手なスカッと感を求めて鑑賞。
期待通り派手にそして華やかに決めてくれた。
アッシャー登場シーンでの皆のステージダンスやクリスマスパーティーシーンなんかは、観ていてロマンティックが止まらない。
そして、もちろんジェニファー・ロペスのド派手なポールダンスも圧巻だったが、個人的にはコンスタンス・ウーのハスラーな世界に身をおきながらもちょっと知的な存在が印象に残った。「クレイジー・リッチ!」の時ほどではないにしろ、本作でも懐っこい魅力ムンムンだ。
女性の友情の描き方も、男性とはひと味違った母性的なのが良い。
間違いなく楽しく観れる作品なのだが、何だかんだと全てが予想通りに進む展開には少々物足りなさを感じたかな。
良かった。
ディスティニーにラモーナが惚れ込むほどの魅力が感じられず、完全にJ...
ジェニファーいうたらローレンス
ジェニファー・ロペスのストリッパー成り上がり物語。
あと全然知らんアジア系女優が主演。
あらすじがクライムサスペンスものに見えたので
行ったけど
面白くなかった。
コロナ早よ終わってくれ。
40点
イオンシネマ草津 20200528
哀しいハグ
何も持たない彼女たちにとって、家族だけが生きるための動機。てっきりちょっとエッチな小悪魔たちの過激ないたずらを追いかけたコメディ映画と思いきや、リーマンショックでどん底に落ちた経済の、ある意味「被害者たち」のサバイバルを描いたヒューマンコメディだった。
華麗に、スタイリッシュに、ヒップに映像が行動を追いかけるようでいて、全編を通して乾いた笑いと優しさが包み込む。最後のハグは、泣いてしまった。
PG12のレイティングも気にならない。エロさよりもグロさのほうが味付け濃いめ。おっぱいとお尻は同性の目線で見ると武器にしか映らない。ストリッパーの楽屋は、男にとって夢の楽園どころか、戦場のかくれ要塞だ。
彼女たちが戦利品として身に着けるバッグや靴も、ほんのいっときの達成感を形にしただけのトロフィーに過ぎない。羽振りが悪くなれば金と一緒に消えていく。でもおばあちゃんとの愛情、娘に注ぐ情愛は尽きることがない。
女同士の奇妙な友情も、形を変え、時にぶち壊しながらお互いを認め合う。近ごろ声高に叫ばれる女性の地位向上も、教育機会や社会のひずみに飲み込まれた彼女たちからすれば、男の欲望をそそることでしかのし上がれない。5000ドルから時には10万ドルという、それほど効率のいい「シノギ」とは言えない犯罪行為でその日を過ごしていく刹那的な生き方だ。彼女たちは、10年後自分が誰からも振り向いてもらえないおばちゃんになることなど考えもしないのだろう。
対照的にパンツスーツのジャーナリストの女が冷ややかな目で彼女たちを見つめる。「いつも悪夢にうなされる」というデスティニーの告白にも眉をひそめるだけ。違う生き物のように価値観が相容れない様子が描かれている。
言葉を選ばずに言えば、性を売ることでしか金を得ることができない女たちがたくましく生きていく姿を鮮烈に描いた意欲作。それにしてもコンスタンス・ウーはどれだけ役柄の幅を広げられるのか。今後も要注目だ。
もうひと超え
美女とお金には要注意
欲張りすぎは・・・
ジェニファー・ロペスがいい
見たいものは見れたが
パーティーシーンの虚しさ
いい加減なヤツを仲間に入れちゃダメ
アジア系、ヒスパニック、アフリカ系、そして白人・・・少し極端。
犯罪に走ってしまった、ストリッパー二人の友情と再生を描く物語。
クライムサスペンスだと思っての鑑賞でしたが、人間ドラマでした。
金融危機の煽りを受けて困窮するストリッパー達が、グレーな客引きから、こん睡強盗へと変貌していきます。
無邪気に笑い、豪遊する彼女達。娘のため、祖母のために必死で働く彼女達。その相反するシーンが、物語に深みを持たせてくれました。
憧れ、友情、疑心暗鬼、仲違い・・・二人の関係の変化も見事に映し出され、それだけにラストの展開は秀逸に感じられました。
サスペンスを期待しての鑑賞だっただけに、戸惑いを強く感じましたが、映画としての完成度は高いと思います。
ジェニファーロペス凄い
全131件中、1~20件目を表示