ハスラーズのレビュー・感想・評価
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見る価値アリ!ロペス姐さんに惚れる。コンスタンも上手い。
アメリカンスピリットな女性犯罪劇
日本じゃまずありえないあまりにアメリカンな女性グループ美人局事件の話。
主人公のアジアンガール・デスティニーは売れっ子ストリッパー・ラモーナとタッグを組んでストリッパークラブのエース集団となる。リーマンショックも経て食い扶持の為に過激化していく話だが、とにかくクレイジー。ラモーナとのコントラスト的にデスティニーはまとも役に配置されてはいるが、毎回同じバーで白人、黒人、ラテン、アジアンな女性が姉妹ですと言ってガンガン飲ませて薬も飲ませてぶっ潰していたら即座に身動きとれなくなるはず。それを続けるのがアメリカン。それを受け入れられるくらい金持ちがい続けるのがニューヨークなんでしょうかね。とにかくアメリカンクレイジー美人局の勢いが痛快です。
50歳を迎えるらしいJ.Loは自慢のデカいヒップを惜しげもなくされしてちゃらんぽらんな姉御ストリッパーを熱演。素晴らしいです。スーパーボウルでも裸みたいな衣装でダンスしまくってたので再ブレーク中なんだと思われる笑
明るく、悲しく
リーマン・ショック後に、ウォール街の金持ちの金を「いただく」物語、ざっくり言ってしまえばまあ、そうなんですが。
ジャネット・ジャクソンの"Control"で幕を開ける物語。前髪ぱっつんでどことなく垢抜けないコンスタンス・ウー(37歳)が半端ねえ50歳(!)、ジェニファー・ロペスに魅了されるところが始まり。ジェニファー・ロペスさん、スタントなしでポールダンスこなしたそうです。マジか。
序盤はまだ、リーマン・ショック前の2007年。姉御肌で豪快なジェニファー・ロペスと、地味だが冷静沈着なコンスタンス・ウーはコンビを組んで荒稼ぎ。良き時代、という感じである。あんな札が舞うの見たことない。
この映画、基本的に「現実」を担うのがコンスタンス・ウーだ。リーマン・ショック後に出産し、母となり、男と別れ、行き詰まり、出戻る。このリアルさはやっぱりコンスタンス・ウーでないと(まあでも格好はゴージャスなんだが)。
そしてJLo。彼女は「現実」を「女」を使ってぶちのめす、輝ける姉さんであり母親である。そしてその「雑な強さ」が破綻へのきっかけともなる。
このふたりが、他の仲間と共に「擬似家族」を築き荒稼ぎするところがこの物語の頂点だ。ただただ間抜けな(役回りを担わされる)男どもと、ゴージャスに、明るく札束を振りまく女たち。JLoのリーダーシップとコンスタンス・ウーのマネジメント力。非常によく回る「犯罪ビジネス」。
しかし、まあ、栄枯盛衰、犯罪をビジネス的に広げたおかげで起こる擬似家族の摩擦。
何が目的なのか見えなくなったときに、「夢」は終わる。彼女たちの「夢」によって、「自業自得」だけとは言い切れない男たちが声を上げたとき。それに気づいてしまったとき。
共感出来るかといえば、正直しづらい。おそらく、私は取材する女性の側に立っちゃうのだ。だから、彼女たちの弱さや、絆を表面的にしか理解できないのかもしれない。
しかし、彼女たちもあっけらかんとしていただけでは、ない。罪悪感は確かにあった。しょちゅう吐く女の子とか。明るい色彩に、影のように悲しみが見え隠れする。激しい言葉の裏に優しさが隠れている。
燦然と輝くジェニファー・ロペスはまさにハマり役。ギラギラして、雑で、強くて、しかし優しい。圧倒的だね。
そしてガンガンのクラブ・ミュージックの合間を縫って流れるショパンよ...。あからさまな使い方ですけど、こういうのも、ありかな。
面白かったけどモヤモヤ…。
とにかくジェニファー・ロペスの美しさ
生活のためにストリッパーになったアジア系のデスティニーがお店の女王ラモーナと出会い、姉妹のようになっていく2人が軸のストーリー
騙されていく男の人たちの中には気の毒な人もいたけど、私が女だからか同情する気持ちにはならず
でも彼女たちに共感する事もできず
規模が大きくなれば統制が取れなくなり、枠からはみ出す人も出てきて破綻していくのも当然で
やった事は犯罪でも「私たちは姉妹、家族」と言ってた彼女たちの友情は本物だと信じたいと思います
観終わった後は、男たちからお金を巻き上げる爽快感を感じさせるような予告とは違いアメリカ経済の抱える社会問題について考えさせられてスッキリ感は全くなかったです
でも軽快な音楽が気持ち良く好きな曲がいっぱいで重さはありません
それより何よりジェニファー・ロペスの美しさに圧倒されました
にしおかすみこだよ〜♬
ただの犯罪映画という酷評も有りましたが、この映画はアメリカのウォール街で、2008年に起こったリーマンショックに放浪される投資家とその投資家に群がるハイエナのようなストリップ嬢達の友情とそれぞれの家族の人間模様をストップ嬢側から描いた映画と捉えれば、そんなに酷い映画ではなく、アメリカではこういう生き方も有りなんだと気づかせてくれる映画です。
W主演のジェニファー・ロペス嬢のゴージャスボディとポールダンステクニックに感心し、もう一人の主演のコンスタンス・ウー嬢の社会情報によって変貌していく演技に感心出来ます。
ただコンスタンス・ウー嬢の容貌が、日本のお笑いライブで「にしおかすみこだよー」のセリフで一世風靡したにしおかすみこ嬢と酷似していたので、ストーリーがしっかり入ってきませんでした。
見事に気分が悪くなる
3.5
ジェニファー姉さん!
そこまで見る予定はなかったがアト6でのプッシュを聞き鑑賞。
中々面白かった。
ジェニファーロペスがプロデューサーを兼任して、出演自体はノーギャラで請け負っているという気合いの伝わってくる熱演が印象的。冒頭のポールダンスシーンは特に力が入っており、登場と同時に映画を支配していた。
ストリッパーという若干センシティブな業界を題材にする以上、そのリアリティが嘘くさくなると途端に話全体に甘えが生じてしまいかねないが、ジェニファーロペスが冒頭のダンスシーンで話のトーン全体にぐっと背骨を通している。
とにかく先ずはジェニファーロペス。
これに尽きる。
主演のコンスタンスウーの佇まいも良かったが、そのほか脇役ストリッパー達もいい味を出している。特にカーディBとリゾはやはり印象的。役者として演技が達者なのかどうかはわからないが短い出演時間でとてつもない爪痕を残している。
アト6でのジェーンスーの解説の通り、この映画は単純なフェミニズム的メッセージを押し出す映画ではないが、やはり出演する女性陣の団結は強く感じる。
ストリッパーの話でありながら主要キャスト誰もトップレスになるシーンがなかったのは突っ込みどころではあるが、この話はストリッパーを通して 性的な何か を浮かび上がらせたいわけではないので、足りない という印象はない。
話の枠組みはいわゆる グットフェローズ型 とでもいうべき内容。ある時代の中を生きた人々の栄光と没落を大河ドラマのように駆け抜けていくストーリー。
Jloの役はスコセッシ作品のデニーロをイメージして脚本を書いたとの話なので意識的なのだろう。
この映画は 事実を基にしている とのこと(本当かは知らん。ファーゴ方式で嘘かも)だが、話の根幹にあるのは リーマンショックをめぐる持つものと持たざるものの話だったと要約できなくもない。金融危機をめぐる問題意識の目線は制作に名を連ねているアダムマッケイ(マネーショート監督)の役割が大きいのかな。
派手な印象の強い映画だが、女性の息苦しさやウォール街への不信感、貧富の差(最近本当にこれ多い)など切実な問題提起がふんだんに盛り込まれているいたって真面目な映画である。
グッドフェローズ型の話としては尺は若干タイトな110分という上映時間だが尺としては うーん 若干間延びしている感がなくもない。
金儲かったぜ! イェーイ! からのがーん↓
のくだりを2回入れる必要はあったのだろうか。。
リーマンのbefore after をきちんと見せるためには2回必要だったのかも知れないが、単に山と谷が2回来た以上の意味を持たせられていればより話としての出来が上がった気はする。
まあイチャモンレベルの不満だが・・・
賞レースから今作はほぼ完全に無視されているようだが、全然引っかかって来ても不思議でない作品。
おすすめに従ってきちんと見て良かった。
※ウィルフェレルは制作でどんな役割を果たしたんだろう・・・
俺たち~シリーズのつながりで参加しのだろうか笑
越えてはいけない一線はあるよね。
ウォール街とストリッパー達のハナシ
観終わった後、なんだかとても考えさせられた。
20歳の頃、初めての海外旅行がNY。まだWTCも健在の頃。
ウォール街で働く知人の知人に、WTCの100階近くに連れて行かれ、こんなビルを1970年頃に建てた!?
なんてアメリカはすごいんだ!と、感動した後、社会勉強だということでなんと、ストリップクラブへ。
まるで映画の中にいるような光景に興奮しっぱなしだったことを、昨日のことのように鮮明に思い出した。
実際、好景気にわくウォール街のビジネスマンはよく足を運んでいたんだと思う。
この作品は、リーマンショック前のストリップクラブの話しとその後はまるで別世界。
貧しさから脱するため、犯罪に手を染める人たちの話しはよくあるが、いつも不思議に思うことがある。
貧しいから仕方なく始めた、と。なら、普通の生活が出来る程度のお金が出来た時点で何故辞めない??
今回もそう。
善人かもしれない人まで地獄に落とし、ペントハウスに住み、高級品を買い漁り、どんどんエスカレートしていく行為に、ちょっと冷め気味になったところもあった。
そうなると益々その心理が知りたいと思った。その答えはなかったと思う。
今でも、モヤモヤしたままでこのレビューを書いてます。
あ、あと皆さん触れてますが、ジェニファーロペスのポールダンスは凄い。超人的。ポールダンスの難しさは観ている以上と競技者が以前テレビで語っていた。
それだけでも観る価値あるかもです。
損得勘定の先にあるもの
本作はリーマンショックで食い詰めたストリッパー達が、その原因をつくったウォール街の金持ち達をカモに金を巻き上げていく痛快復讐劇だ。
同時に血縁のない者達が身を寄せ合い、生計を一にする擬似家族映画でもある。
ただし、アジア映画系のしっとりした感じではなく、カラッと明るいノリで見せてくれる。
リーマンショックで損をさせられたら相手から逆に金を巻き上げるという一見「損得」の話であるように見せかけて、損得勘定を超えた彼女たちの友情、愛情に心が温かくなる。
薬を盛って不正に金を引き出させるという手口から、本作をただの犯罪映画だと断じることは容易だ。
しかし、必死に暮らしていても生活がままならず、法は何故かそんな状況をつくったウォール街の金持ちを守るという、彼女達からすれば矛盾した状況において、法を守らない彼女達を断罪することにどれ程の意味があるだろうか。
法による裁きは、法により下される。
それ以上の非難は、彼女達への温かい眼差しに替わってもいいのではないか。
あと、ジェニファーロペスの腕がすごい。
女性陣には爽快極まりないキラキラした豪華Movie
ウォール街への逆恨み?
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