「アジア系、ヒスパニック、アフリカ系、そして白人・・・少し極端。」ハスラーズ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
アジア系、ヒスパニック、アフリカ系、そして白人・・・少し極端。
犯罪に走ってしまった、ストリッパー二人の友情と再生を描く物語。
クライムサスペンスだと思っての鑑賞でしたが、人間ドラマでした。
金融危機の煽りを受けて困窮するストリッパー達が、グレーな客引きから、こん睡強盗へと変貌していきます。
無邪気に笑い、豪遊する彼女達。娘のため、祖母のために必死で働く彼女達。その相反するシーンが、物語に深みを持たせてくれました。
憧れ、友情、疑心暗鬼、仲違い・・・二人の関係の変化も見事に映し出され、それだけにラストの展開は秀逸に感じられました。
サスペンスを期待しての鑑賞だっただけに、戸惑いを強く感じましたが、映画としての完成度は高いと思います。
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