「ただの犯罪映画」ハスラーズ KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
ただの犯罪映画
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有楽町朝日ホールにて試写会鑑賞。
率直な感想としては期待していたよりは大きく下回る作品だったかなという印象。ただのギャング映画といったところか。
事前の宣伝や予告通りストリップで働く女性がウォール街で働くサラリーマンたちを騙して金を巻き上げると言った話だ。ただそれ以上もそれ以下もなく淡々と巻き上げ描写が描かれ続けてるだけのため途中から気分が悪くなる。
序盤からウォール街で働く者たちから巻き上げる事は問題ない、奴らは悪なんだというわりに被害者のサラリーマン達になにかされたわけでもなく、彼らの具体的な悪描写がない。女性達もストリップで働くきっかけも自ら働いている訳であり、イマイチ彼女らの行動に理解が進まない。
序盤は子供のためだなんていってお金を稼いでいたが結局自分たちの派手な買い物、生活にお金を惜しみなく使うようになり最後は警察に捕まって終わるわけだ。
なにか緻密な計画や策略からサラリーマン達を騙すわけでもなく、お酒に薬を混ぜ彼らを昏睡状態にさせてクレジットカードから何十万も引き出すだけで、数年前まで日本でも問題になった歌舞伎町の飲み屋街の事件と根本は変わらないように感じた。
まぁこれを見てどう思うかは人それぞれだと思うが、個人的にはただただ夜遊びは良くない、自己防衛をさらに高めようと被害にあったサラリーマン達の目線程度しか楽しむことはできなかった。
あくまで個人的な感想にはなるが、見ていて終始気分は良くなかった。
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