ザ・ソウルメイトのレビュー・感想・評価
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バディ・ムービーとしては? 別名:Wonderful Ghostとも呼ばれています。
娘ドギョンの病気が心配で金策にも苦労している柔道場の館主ジャンスと恋人のヒョンジの事を気遣う優しい好青年の若き警官のテジンが、組織売春事件にまつわる裏のボスを突き止め町の平和に貢献するコメディ色の強いバディ映画に制作者はしようと試みているが.....
ある日、売春組織を追っていた警官のジャンㇲが駐車場で組織の連中が乗る車にひかれ、意識不明の重傷を負ってしまう。その時、たまたまジャンㇲが、テジンに駐車違反の事で文句を言おうと彼の後を捜しているときに後ろから殴られ、気が付けば病院送りとなっていた。2人は同じ病院で偶然に、1人は、自分の身体から幽体離脱~ッをして生霊としてさまよい、またもう1人は、その生霊と普通の人間のように接することのできる人となっていた。ワクワクするようなバディ映画の展開となっていくはずが、個人的には、2人の会話やシナリオの展開がどうしてもちぐはぐに感じられ、映画の波に乗れない自分がいたし、いくら人と人は、運命の出会いがあるとしてもここまでてんこ盛りの物語では、最後の感動を呼ぶ流れにもかかわらず、涙腺の蛇口が締めっぱなしとなって、しらけさしてしまってもいる。しかも所どころで、生きていますよ的な映像も流れ、生霊という設定の難しさが、散見している。
ただこの映画の陰の功労者は、ジャンㇲの娘ドギョンを演じたチェ・ユリさんで、彼女の演技が自然で、雄牛マ・ドンソクをも食ってしまうような笑顔や仕草が可愛らしくキュートそのもので、本当の親子ではないかと錯覚するほどの自然体演技でした。
EonTalk:主に韓国映画のレビューや情報を発信して、見たい映画や自分に適している映画を捜す手助けをするサイト。“Who am I to help others? I can’t even
protect my own family…” 2018.9.27の記事より
「2018年の9月は、韓国映画のシーンにおいて歴史大作が多い月の中で、韓国映画産業が必要とされる家族向け軽いノリの映画として”ザ・ソウルメイト”が公開されたのだが、変な話、主演の方が、メロドラマ的ロマンス映画”君の結婚式(2018)”でも主演をするという事が起こっている。自分としては、受け入れることのできるものだが、総体的に言ってありふれたつまらない映画となっている。」
生霊が事件を解決する映画として、頭に直ぐ浮かぶ映画は、何と言っても約30年前の映画「ゴースト/ニューヨークの幻(1990)」であったり、個人的なところは数年前に見る機会のあった2016年の韓国のシットコムドラマ「Bring it on, Ghost 」。このドラマ、シナリオもさることながら、テレビドラマとしてはCGの感じが嫌みがなく、また2011年 のテレビドラマ「太陽を抱く月」で意地悪なユン・ボギョンの娘時代を演じていたキム・ソヒョンさんのちょうど同じ年頃を演じ切り、前出のテレビドラマとは180度違うはじけた演技を見ることが出来た上に、ゴーストバスターとして2PMのメンバーのテギョンさんもそのセクシーさをいかんなく発揮していた。ハンサムぶりはグンバツでした。
映画配給会社の”ツイン”。5年ぐらい前の映画や有名人が出ていても通称:A box-office bombとなってしまった映画を安く買い叩いたのかもしれないが、営業妨害になるかもしれないが、YouTubeで画質にこだわらなければ、視聴することができる。その内閉鎖される運命であろうけれども.........知らんけど。
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