「マ・ドンソクだから観られる? 小粒なファンタジーサスペンス」ザ・ソウルメイト kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
マ・ドンソクだから観られる? 小粒なファンタジーサスペンス
WOWOWの放送で観賞。
懐かしいこの感じ。そう、かつて韓国映画にはこういうテイストの映画が多かったはず!
ディテールは突っ込みどころが満載で、家族愛と友情がベースのベタなハートウォーミング、そして自己犠牲の美学。
くだらない…と思いつつも、観て良かったと感じさせるのだ。
最近は高クオリティを誇る韓国映画において、人気のマ・ドンソクを主演に据えながらこんな映画を作るんだなぁと、変な話だが、なんだか安心した。
ベースになっているアイデアが面白い。
マ・ドンソクにだけ幽体が見える理由の説明はないが、ドンソクが他人を助けることを拒否する理由の説明はちゃんとあって、これが運命的というか、皮肉的というか、つまり韓国映画的だった。
全体的には低予算な作りで、悪役がまるで迫力に欠けている。
そんな中で柔道師範役のドンソクが肉弾戦を繰り広げるが、柔道技はほとんど見られない。
そして、幸せな雰囲気で幕を下ろす。
…そんな映画だった。
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