「予想を超越したプロパガンダ」レッド・ホークス よしさんの映画レビュー(感想・評価)
予想を超越したプロパガンダ
墜落した戦闘機のパイロットを救うため、テロ組織支配地域に乗り込む特殊部隊の活躍を描く物語。
プロパガンダ映画です。
ほぼ戦時下のトルコ映画ですから、ある程度織り込んではいました。それでもアクション映画としては楽しめるだろう・・・と。
でも、私の想定や常識を超越する、恥も外聞もない内容で驚き呆れてしまいました。
助けられた女性が「トルコ軍ありがとう」と言い、兵士が「トルコ軍人は正義の為に・・・」と叫ぶ様子を、トルコの人たちは拍手喝采で鑑賞しているのでしょうか?
戦前に日本映画ってこんな感じだったのだろうか・・・と、考えこんでしまいました。
映画としても、面白くありません。
ギリギリのタイミングでトルコ兵士が到着して人を救う、と言うシーンが乱発されています。
ラストの闘いに挑む動機も、とても現実的には思えません。実話を基に書かれているようですが、トルコ軍はこんな無茶な戦いを繰り返すのでしょうか?
久しぶりに最低点を付けた、観る価値のない映画でした。
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