マーダー・ミー・モンスターのレビュー・感想・評価
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要素ごった煮映画
怖くはない
なんじゃ!?あのゲジマユ。
序盤からボカシ入れるくらいなら、隠すとかで良いんじゃない?
顔が個性的なのに妙にセクシーとかいらないし、誰が見たがるんだ。
死んだ後、不倫嫁もなんでパンツ穿いてないんだ?
幻聴聞こえてる旦那はそりゃ捨てられるだろうけど、あの不倫嫁は一般的なのか?あの特徴的な容姿はどういう意図があるのか?
始まって30分で?だらけ、まさにミステリー。
さらに主人公と目されるクルスの滑舌が超絶悪い、なんで壊れたスピーカーみたいに割れた声が出せるんだ?
浮気相手の旦那もバリバリ精神科患者だし、クエチアピンだのリスペリドンだの本物の精神薬じゃないか。
それにしても字幕の文言がクドイっていうか…この会話聞いて鑑賞継続するのがしんどい。
ドキュメンタリーみたいに妙に静かなシーンが多く、BGMがナチュラルな音声で緊迫感を感じないし、BGMが付いたシーンも荘厳さは感じないし…。
散々書いたけど、モンスターの形状は明らかに女性のに見えるし、最初の山の景色も寝そべって脚をMに開いてるようにしか見えなかった。
これはもしかして…エロスなのか?
画面の向こうに答えが見えないまま終わってしまった。
女性警官?が整った顔してて気になるがそれでこの作品見る人は居ないように思うし、怪物に手を咥えられるシーンは性的な倒錯を思わせる雰囲気で気持ち悪かった。
クルスのユラユラ踊りもしも太りのブルドッグ面も不快感だけが突出し、ラストの着ぐるみもどきが堂々と草原を歩く姿は何を伝えたかったのか?
なんちゅう監督か知らんけど、ワケわからんし解りたぁもないよ。( ̄~ ̄;)
美的センス爆発のホラーマニア監督
良質なモンスター・パニック映画の風貌をまとい、映画祭やら何やらに正式出展されたと聞くと、期待が止まらない。
冒頭、羊の群れの中に一頭だけ血のかかった羊が。それらをかき分けるように首を深く切られ、今にも事切れそうな女性が現れる。この美的なセンスにはやられた。どんなストーリーで、どんなモンスターで、どんな恐怖を味わうのか。
この時点でBlu-rayを購入しようかと思ったものだが、それは結局実現しなかった。
時折モーガン・フリーマンに見える主人公を含め、登場人物は皆演技は上手いだろうが、全員がカタツムリに思えるほどゆったりとした物語が展開されていく。車ですらゆっくりと進み、とにかく何を取っても「遅い」のだ。その中で見せる映像の美しさには魅了されるが、ストーリーも意味深なキーワードは出てくるものの、ハッキリとしない構成で疑問が多く残る。観客がそれぞれ考察する様な構成なのだろう。
結局、あのモンスターは何なのか。3つの「M」がそろう場所で首のない惨殺遺体が発見されるというミステリー要素がふんだんに使われるものの、それでなぜあのモンスターがいるのかが明記されないのである。モンスターの姿は、何か性器を想像させるものだが、人間の欲の一つである「性欲」を具現化したものだろう。というのも、主人公は、ある女性と不倫関係であり、劇中で「そんなの誰でもやっている事だ」と肯定ともとれる台詞がある。 この様な人間の持つ欲求により恨みや憎しみが生まれたりするものが物理的に人に危害を加えるバケモノとして登場したとも考えられる。また、主人公や警察署長が、モンスターと同じ緑色の唾液を出すシーンがあるが、これも多くを語られる事は無いため、疑問が残るのである。人間の心には怪物の様な一面があるということの表れか、ただ単に二人が殺しの犯人だともとれる訳だ。
色々と考えさせられる描写がいくつもあるのだが、次々と押し寄せる謎によって混乱するばかりである。期待とは違う作品だったが、監督はかなりの美的センスと、ホラー映画愛が溢れる監督なのだろう。
口臭ヤバそう
やる気出せ!シャキッとせえ!ハキハキ喋れ!貴様の情熱はそんなもんか!
開始10秒、メェメェと鳴く羊たちの中に佇む女とその只事ならぬ傷に大いに興奮した。
それがこの映画のクライマックスだった。
全編スローモーションで上映してんのか?と思うくらいに全員の動きが遅い。喋りも遅い。
ノロマでポエミーで曖昧で抽象的で、何がしたいのか、何を言ってるのかわからない。
解決に走るでも恐怖に溺れるでもない、中途半端すぎるストーリー。
とにもかくにもイライラが止まらない。
首が締まるような不穏や、聞いているだけで嘔吐感が込み上げてくる叫び声などは好き。
好きなんだけど、それを遥かに凌駕する苛つき。
ストレス耐久レースムービーなのかもしれない。
僅かに残った興味だけを頼りに、白目剥きつつなんとか観ていたけれど。
「エェム…エェム…エェム…」と言われるたびに「ファックファックファック!」とリズミカルな合いの手を心の中で入れてないとやってらんなかった。
モンスターのビジュアルを目にして、やっと少し気分が上昇。
あらやだぁ…すごく…性器です…。
なんで?なんなの?キモくて好きだけどなんでこのモチーフにしたの?
後ろ姿はさながらムーミン。ぽてぽて歩いてんじゃないよ!かわいこぶってんじゃないよ!性器のくせに!
この映画が意味することもストーリーもわからない。何も伝わってこない。
考察するのも想像するのも面倒くさい。
音楽が全く合ってないのも気になった。
エンドロールとかもうギャグなの?
不倫妻の眉毛がものすごく山なりで左右繋がっているので、序盤の左右対称の山風景のイメージシーンは彼女の眉毛を表しているのかなと思った。
最近の私はそんなに合わなかった作品でも「まあここは好きだし面白いよね」と思ってまあまあ楽しめる傾向にあったのだけど、自分でもびっくりするくらい「面白くないな」としか思えなかった。
ホラーテイストならなんでも好きなはずなのにね。悲しい。
これは作品自体に罪はないんだけど、ご丁寧なボカシの働きっぷりにも萎えてしまう。
別に私は股間が見たくてたまらないわけじゃない。いや見たいっちゃ見たいけど。
映画というものは画面に映るもの全てが表現だと思っていて、それを規定だかなんだか知らないが勝手に隠されてしまうことに不満を感じるのである。
他人の勝手な意向で、映画の中にあるもの全てをそのまま受け取れないストレスといったらもう。
途中からだんだん主人公クルスが嫌いになり彼自身を生理的に受け付けなくなってきて、股間は良いからクルスにボカシかけてくれ、などと酷いこと考えてしまった。
あとモンスターには全身ボカシかけるべきでしょ。いやそんなことされたら悲しくて泣いちゃうけど。
頻繁に人間の股間を映していたのもあのモンスターに繋げる意図があったのかもしれないのにな…。
最近仕事関係で鬱々としていて、それを忘れるためにも映画を観ているというのに、このような作品に貴重な睡眠時間を噛み取られたかと思うと情けなくなってしまった。
まあいいけど。楽しめなさすぎる映画を観られて良かったなあという気持ちでしかないよ。
秋の夜長をムーミンといっしょに
ネタバレあり
マーダー・ミー・モンスター
2019/11/16(評価 1)
どう評価したものかと考えさせられる映画
終始重苦しい雰囲気が続き、ヨーロッパの寒村で起こる殺人事件の謎に迫るのだが、ホラーとして恐怖を感じるシーンは無く、連続殺人の謎をスタイリッシュに解くわけでもない
最初から登場する不審者とMを頭文字とするキーワード、人間じゃないモンスターの存在を匂わせながら話しは続くも、最終的には謎ってなんなの?と言いたくなるくらいあっさりと人型のモンスターが出てくる
しかも刃物とか銃器で勝てそう
ホラーに精神面とか概念とかエロスを感じさせたいのかも知れないが、これを見た人は多分何も感じないと思う
監督が何を思って作ったか聞いてみたい作品
フォルムの話?
山間の小さな村で住人の女性の首無し死体がみつかり巻き起こって行く話。
怪しげな旦那が警察に疑われ連行されて行くところから始まり首が発見されたと思ったら、まだ何も状況が把握出来ない中でシーンがスキップしまくり誰だか良くわからない登場人物とその相関の紹介へ。いや~わかりにくい。
話がみえてきて、二人目でそれらしきものがチラッとみせられてからもストーリー的には、こいつがー、バイクがー、幻聴がー、MMMがー、と抑揚のないそれを暗い画面とモソッとした声と低いテンションで一辺倒にみせられる。
鑑識呼んでたし検死もしてたし、粘液とか牙とかあったよね?切断面みて特に何もって???
やっとこ正体を現したら、突然今までと違うことし始めちゃってw結局何がしたかったのか良くわからないし。
映画としても何を見せたかったのか、何を言いたかったのか、自分には理解不能だった。
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