8番目の男のレビュー・感想・評価
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韓国版、「12人の怒れる大人」 陪審員制は、ドラマのネタとして美味...
韓国版、「12人の怒れる大人」
陪審員制は、ドラマのネタとして美味しい。
日本の司法での、理念を守る健全性大丈夫?
刑事事件の公判では、有罪率が異常に高く、袴田さんの事件のような事例が山の様にあるのではないか?と訝っている、
最初から最後まで面白かった!
面白かった! 実話が元になっているという話だったので、重めなイメー...
社会性、ユーモアもある法廷ミステリー
以前、映画館で何となく観たら凄く面白いと感動しました。数年たって、Amazonプライムで改めて見直しましたが、やはり素晴らしい映画でした。
韓国で陪審員制度が導入されて最初の裁判という設定。裁判に参加することに慣れない8人の陪審員たち(普通の人々)が、殺人事件の有罪・無罪を判断することになり、戸惑いながら互いの意見、疑問、本音などをぶつけ合い、真実に近づいていく様を、事件当事者の置かれた社会的背景なども織り混ぜながら描いていく。
ストーリー展開も非常に上手いのだが、8人の陪審員たちが、最初はバラバラな人たちの集まりだったのが、映画の終盤には、見る者に一人一人の個性をクッキリとした印象で残していく。また裁判の場面では法の番人としての威厳と誇りを持つ裁判長が、陪審員たちの判定に耳を傾け、最後は裁判官としての原点に立ち返って判決を下す。
これらのストーリーを、硬すぎず、所々にユーモアも織り交ぜながら、緊張感を保ちつつ最後まで一瞬たりとも飽きることなく見せる展開、韓国映画の幅の広さを改めて思い知らされる一作だった。
バランス絶妙
娯楽フィクションと割り切れば
Amazonプライムでみた!日本と差が着いたね
初心忘れるべからず?
どんな界隈にいても、その世界に染まらないって難しいと思います。
法廷はそんなこと許されない場所であるべきだけど、それでも人の働く場所なんでそこの慣習などに染まるのでしょうね
だから、この映画の基になった陪審員裁判があったんだから。
裁判長の心の変化を表情で演技されてるところにグッときました。
シリアスな内容の映画なのに随所にコメディな雰囲気もあって楽しめました。
えぐい描写もあって見たあと考えさせられることもあるけれど、その後のご飯は全然美味しく食べられる、みたいな良い意味でずっしりくる映画でした。
ノンフィクションの重い?題材の映画ってそれだけで覚悟持って見た結果無論引きずるから、この映画もそうなるのかなって鑑賞中思ったけどそうもなりませんでした。
自戒を込めて
ある意味、斬新。
一言「面白かった!」。
◎よかった点◎
・裁判員ものといえば、数多くの名作もあるし。たいてい外さない。
閉ざされた密室での議論云々、まよくある話かなと思いきや。
途中から「ええ!」な、斜め上を行く展開に釘付け。
・最初は「よくわからないから」と「有罪か無罪か」を登場しない裁判員8番。
正直「はっきりせーよ」と思ったけど、8番の小さな疑問が他の裁判員にも派生して。
「これは、はっきりさせないと」と裁判員が動き出すところが。
驚きでもあり、でも納得でもある。
・裁判員それぞれのエピソードも挟みつつ、判事の心の動きも描いている。
また裁判の話と並行して、事件の真相を挟んでいくのもナイス。
判事(裁判長)にもスポットを当てるって、あまり見ないような。
この女優さんが、個人的にツボ。クールさがかっこいい。
△イマイチな点△
・フィクションだから仕方ないのですが。
裁判員は審議室で電話をかけていたり、報道フラッシュを浴びるのは。
お国柄なのかしら?。
たまにコミカルな点があるのに、最後涙が出たのに自分で驚きました。
機会があったらおすすめ。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「疑わしきは被告人の利益に」。
韓国の陪審員制では、陪審員の評決は参考意見に過ぎず、裁判官はそれに...
疑わしきは被告人の利益に
日本では2009年から始まった裁判員制度。2008年には韓国で国民参与裁判が始まった。韓国の場合は8人で日本は6人。それ以外にも違いはあるが、それはさておき、『十二人の怒れる男』にそっくりやろ!てな感じで、ちょっとしたことから疑問が生じ、ちょっとチャラ男的な8番目の男が有罪無罪を保留したことから全員が悩み始める。
6番目の男がいきなりの退廷、裁判官(ムン・ソリ)への金槌事件など、問題山積状態で裁判は進むのですが、自白を強要されたことや金槌に血痕がなかったことなど疑わしい点が続出する。被告人が母親のミスにより大やけどを負い、彼の人生においてもマイナスとなったことも大きかった。
10人の犯人を取り逃がすのと、1人の冤罪を作るのは・・・色々司法制度の問題点をえぐっているかのような社会派法廷劇でもあり、捜査の杜撰さや事なかれ主義的で「長い物には巻かれろ」といった矛盾をも感じる。11時から始まった裁判も、6時には帰れるかと思ったのに、現場検証までやっちゃうことになり、意見がまとまったのは朝の4時。初めての国民参与裁判がこんなに面白くなるとは!どこまで本当なんでしょ・・・
被告人の指がないところや、火傷の痕が痛々しくてたまらなかった。偏見を持たずに逆の可能性を常に考えることがいかに大切か痛感しました。
【"疑わしきは、被告人の利益に" 「12人の怒れる男」韓国コミカルバージョンであるが、見事な法廷劇でもある。】
-被告人、カンは母親をベランダから突き落とした尊属殺人犯として、韓国初の"国民参与裁判"に掛けられる。法曹界のトップを狙う男は"簡単に"処理し、自ら韓国の法曹界に民意を入れた事を手柄にしようとするが・・-
・ 2008年、韓国で初めての裁判員裁判が取り入れられたが、最初の裁判には様々な疑念があった。
・幼き頃、母親の瑕疵により顔面と手に大火傷を負ったカン。状況証拠も十分である。更に韓国の儒教思想から尊属殺人は死刑が妥当。だが、少し天然な"8番さん"は、ひょんな事から勾留中のカンと会った際に気付いた事に拘る。
-この辺りのコミカル的な見せ方が絶妙に上手い。何故なら制度上、裁判員と被告人が直接会う事は出来ない。-
・裁判員の"遺体清掃30年の6番さん"は被告人が金槌で母親を殴ったなら、血痕の付き方がオカシイと主張するが、退廷させられる。
-韓国、法曹界の従来の姿勢は変わっていない・・-
■ だが、被告人が書いた"家族解体理由書"の真偽に疑念が生じる所から流れが、変わる。早く終わらせたい裁判員達の心が、変化していく様、徐々に明らかになる事件の真実。そこには、被告人カンの母親の深い息子に赦しを求める想いがあった・・・。
〈白鳥事件をテキストに学生時代、嫌という程叩き込まれた"推定無罪"をテーマにした、実に面白い韓国法廷映画である。〉
意外と硬派で意外と感動的だった
陪審員裁判の映画というと思い浮かぶのが「12人の〜」で始まる2作品。どちらも好きな映画だ。
さて、本作は韓国の陪審員裁判を描いた映画。陪審員裁判を扱っただけであの2作品を連想してしまう。そりゃそうだ。本作は実際にあった事件・裁判を基にしている。そして陪審員の人数は8人。これがちょうどいい人数だった。あまり混乱せずに陪審員のキャラクターを理解することができた。
量刑ではなく有罪無罪を審判することになった陪審員たち。彼らの人間性と協議過程と明らかになっていく事実。法廷劇として完成度は高いと思った。
さらには感動もさせてくれるんだからなかなかお得な掘り出し物の映画。主演のパク・ヒョンシク目当ての客も多かったと思うが、幅広い客層に受け入れられる映画だ。
「十二人の怒れる男」のパクリですが
普通には面白いけど、、、
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