ザ・ピーナッツバター・ファルコンのレビュー・感想・評価
全86件中、61~80件目を表示
性善説を信じたくなる
舟旅してみたくなるね
☆☆☆☆ 「僕は善玉?それとも悪玉?」 まさか!まさかのプロレス礼...
☆☆☆☆
「僕は善玉?それとも悪玉?」
まさか!まさかのプロレス礼賛映画が地上へと降臨した。
あの、あの、あの〜!ジェイク〝ザ ・スネーク〟ロパーツが出て来るんですよ〜
♪───O(≧∇≦)O────♪
彼の試合は。日米レスリングサミットの東京ドームで、生で見たんですよね〜٩( ᐛ )و
間違いなくプロレスの歴史上では最高のD D Tの使い手なんですよ〜!
…は?ついつい興奮してしまった。移管…じゃなくて、いかん!いかん!レビュー、レビュー!っと。
映画は2人の逃亡者が登場します。
ザックははダウン症の為に保護観察が必要。
一方のタイラーは、過去に起こした自分の過ちから。心の中に一生をかけても償い切れない程の、後悔の想いを持ち。それによって、村八分に近い扱いを受けている。
そんな2人が過去に別れを告げて、新たな人生を歩もうとする。そこで目指すのが、先ずはザックが憧れていたレジェンドレスラーの経営するプロレス学校への入学なんですよね〜(´ω`)
ザック役の男の子は、障害者を支援する活動を行なっていて、本作品が俳優デビューとの事ですが。見るからに本当の障害者に見えるのだから凄い!
一方のタイラー役には、シャイヤ君…って。もう君付けで呼んでは失礼にあたるくらいに、俳優としての成長が著しい。
更に、更に。ダコタ・ファニングは相変わらず可愛いしね〜(#^.^#)
でも、幾ら車の鍵が…とは言っても。急に心変わりをしてしまうのには、彼女の立場からして今ひとつ納得しかねましたけどねΣ(-᷅_-᷄๑)
まあ、可愛いから許す( ˘ω˘ )
そして、そして、ブルース・ダーンですよ〜!
マジでこのジジイ最高〜!
とにかく、その息の長い活躍には素直に脱帽です。
元レジェンドプロレスラーとゆう役柄自体を考えると、肉体的には程遠いと言わざるを得ないのですが。プロレスラーとして、1番大事なところ…それは何と言っても登場シーンなんですよ〜!
映画の中で、再登場するその場面!
「いよ〜つ!カッコイイぞ、このクソジジイ〜!」
兎にも角にも、まさかまさかのプロレス愛が溢れた映画の登場で。何も知らずに観ていたこちらのテンションは上がりに上がってしまいました〜(´ω`)
2020年2月11日 イオンシネマ板橋/スクリーン10
ただただ優しい映画。
久々のじわり作品☺️
心が和むロードムービー
179席シアターを独占鑑賞。運に見放された漁師と施設を抜け出した青年が織りなす冒険が実に面白くて興味深い。二人の凸凹コンビが実に愉快で応援したくなり心が和んでくるロードムービー。友達ってのは自分で選べる家族だ。
2020-24
ザック・タイム
ジョージア州サバンナの高齢者施設から脱走した22歳ダウン症のザックと、放火をして追われるタイラーが出会い、プロレスラーの養成所があるエイデンを目指すロードムービー。
憧れのソルトウォーター・レッドネックというプロレスラーが運営する養成所に入る為に、施設をパンイチで抜けだしたザックが隠れたボートは、他人のカニ籠を盗んでボコられ籠に火をつけて逃げようとする男のものだった。
という出会いから、フロリダを目指すタイラーが、ザックを道中のエイデンまで連れて行くことになるストーリー。
最初はダウン症と気づいていたのか判らないし、やさぐれ男のタイラーだけど、特にザックを色メガネでみることはなく、彼なりに普通に接して行く。
ザックの夢を聞きダウン症のことを聞いても尚、ベタベタ過剰に甘やかすことも、冷たくすることもなし。
とはいえ、ちゃんと最低限気付かっているのはみてとれるし、エレノアと合流してからの件なんかホントその通りだよなと感心させられる程。
残念なところからの上昇展開はみているこっちもワクワクドキドキ、見事に作中に引き込まれて、ベタではあるけど優しさと明るさと強さに感動&ほっこりさせられた。
海が恋しくなる
ダウン症という事情
#ザ・ピーナッツバター・ファルコン
エキセントリックな人達の真っ直ぐな生き様が眩しいロードムービー
身寄りがなく養護施設で暮らすダウン症のザックは大のプロレス好き。憧れのプロレスラー、ソルトウォーターが主催するレスリングスクールに入学することを夢見てパンツ一丁で脱走、ボロい漁港で漁師のタイラーと出会う。色々あって漁港にいられなくなったタイラーはザックと意気投合、着の身着のままでレスリングスクールを目指すがそこには様々な試練が待ち受けていた。
徒歩とイカダで夢を追うロードムービー。疎まれるか手厚い世話を受けるかしか経験のないザックが、自分を一人の男として接してくれるタイラーと旅を続ける中でどんどん逞しくなっていく様を優しく見つめる映像がとにかく眩しい。ザックを追う看護士エレノアを演じるダコタ・ジョンソンの清楚な美しさも微笑ましい物語の中でキラキラ輝いています。ザックとタイラーが行く先々で出会うエキセントリックな人達が醸す個性の切り立った言動が淡々としたドラマに抑揚をつけていて後味スッキリ、清々しい小品でした。
いい気分に浸れるロードムービーの秀作
火事場の馬鹿力、ボディースラム
同年代の友達が欲しいという感覚。ダウン症の青年が老人養護施設に入れられているだけで可哀そうだった。だけど、脱走を手伝ってくれたりする粋な爺ちゃん、旅の途中で知り合った盲目の爺ちゃんが素敵だ。いきなり銃を撃つところは『ブルース・ブラザース』のレイ・チャールズを思い出しちまった。
とにかく、自由を追い求める22歳のザックが微笑ましい。大好きなプロレスラーにレスラー養成学校で教えてもらうことが夢なのだ。そんなザックに親身になってくれるタイラー。彼もまた兄を亡くしたショックから立ち直れず、カニ漁の獲物を盗んだり、腹いせに放火してしまったりと、精神を病みそうな状況だったのだ。
ザックを演ずるのは映画スターになりたいと夢をみるザック・ゴッツァーゲン。共同監督の二人が彼と出会ったことで映画も作られたのだ。タイラーは二人の監督をそのまま投影した存在だったに違いない。ダウン症の子は素直で周りの人間関係をも良好にしてくれる。タイラーとエレノアが家族のような連帯感を醸し出したのもザックのおかげなのだろう。
そんな中でもっとも優しいキャラだったのがクリントasソルトウォーター・レッドネックのトーマス・ヘイデン・チャーチ。覆面レスラーではないけど、タイガーマスクを思い出してしまいました。VHSのビデオテープが擦り切れるまで見て憧れたのもよくわかる。ザックは人間の本質をも見抜いていたのかもしれませんね。
ロードムービーとしては、あまり変わり映えのしない風景ばかりだったので、その辺りが残念だったでしょうか・・・
冒険その2 、岐路
この映画は切ないけど、楽しい。
そして、なんか勇気をくれる。
レビューのタイトルを、冒険その2としたのは、昨日観た「37セカンズ」も冒険の物語だと思ったからだ。
ザック、タイラー、エレノアは、それぞれ障害や、過去の苦悩を背負いながら、本当はプロレス道場までの予定が、これからもずっと旅を続けそうな感じだ。
余計なレビューより、観て楽しんで、胸が熱くなる感じを如何ですか。
そして…、
ここ2日ほど映画を観て、僕が思ったのは、物事を2つに分けて、そう、二元論的に考える思考が、世の中で少し変わってきてるのかなと…。
障害者と健常者
過保護なのか世の中から遠ざけようとしてるのか分からなない社会システムと、受け入れようとする人々
この映画では、善玉と悪玉
もう一つ昨日観た「ロニートとエスティ」では、二者(天使と獣)択一が選択の自由ではなくて、ベースは多様性にあるのではないかということが示される。
昔悪役だったレスラーだって、会ってみたら、実際は親切で優しい。
分断か否か、みたいな危機を煽るニュースは未だに事欠かない。
でも、僕達は、今、大きくそれを引き戻そうとする力も感じてるのではないか。
一見、小さくて、決して強そうには見えないザックが、大男の元レスラーを高々と抱え上げたように。
実は、この大男レスラーは、よく観察してザックの力を見抜いていたのではないか。
観察は大切だ。
そして、トレーニングしたり、よく思考を巡らせれば、人は変われるのではないか。
そんな岐路に、実は今、僕達は立とうとしているのではないか。
様々な問題を抱える世界に、明るい希望を与えるようなストーリーだった。
確かにハートウォーミングな一作
全86件中、61~80件目を表示