ザ・ピーナッツバター・ファルコンのレビュー・感想・評価
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不思議なロードムービー
こんな時を過ごしたい…
大人のスタンド・バイ・ミーのような、いつまでもこんな時間が続けば良いなぁと、羨ましく感じた。実際のダウン症であるザックが主役を演じる。旅をする途中、ザックを助けるつもりが彼のお蔭で実は人生をやり直すきっかけを与えてもらったシャイア、仕事のあり方を見つめ直すきっかけを与えてもらったダコタが好演。ストーリーはうまく行き過ぎの感も否めないが、音楽と風景がゆったりとした時間を感じさせ、まるで心地良い風を浴びてるような、優しい気持ちにさせてくれる。やっぱりソルトウォーターは一肌脱いでくれた。ラスト、ザックがレスラーを持ち上げ、リング外に投げ、ダンカンに当てるとまでは上手くいかなかったけど、ここまで来たらそれが見たかった。
ダウン症? それがなんだ
勉強にもなる映画
微笑ましさに胸打たれる
友達は自分で選べる家族だ
友達
よかったです。
楽しめた
カーチェイスならぬボートチェイスから始まるロードムービー。ロードムービーは、好きだなあ。
また、同じようにダウン症の人をめぐる映画としては 「チョコレートドーナツ」 がある。あちらを "リアル" としたら、こちらは "お伽話" かな。どちらも面白いので、お楽しみください。
運の悪い漁師であるタイラーが、ダウン症のザックを救う話の姿をしているが、その真なるところは、ザックがタイラーを救う話。
--- 注意:ここからネタバレあります。まだ観ていない方は、観てからまたお越しください ---
自分はこの映画に関して、忘れにくいセリフを列挙しておきたいので、この後は、各シーンのネタバレになっちゃいます。
ザック 「君は、善玉?悪玉?」
タイラー 「さあな。どう思う」
ザック 「君は、いいやつだ」
タイラー 「お前は善玉だ。それは変えられない。コーチはなんて言った?」
ザック 「『ウスノロだ』 と」
タイラー 「そいつのチームは、終わりだろう。人間だ、できないこともある。お前は強い。コーチは、クソ野郎だ」
タイラー 「問題は、仕事にどんなストーリーを残せるか、だ」、「名前を変えてみりゃいい。もうひとりの自分になるんだ」、 「いいやつも、捨てられるんだ」、「友達ってのは、自分で選べる家族だ」
タイラー 「俺の誕生日の願い事は、すべて君にあげる」
エレノア 「ダウン症の子を連れまわすなんて・・」
タイラー 「俺は、檻に閉じ込めてはいない。俺たちは、人生を楽しむ」
エレノア 「彼はいろんなことができないのに・・」
タイラー 「ウスノロ扱いはよせ。君は、呼ばないだけで、下に見た扱いをしている」
ああ、楽しめました。
幸せな気持ちになりました。
変わったタイトルで内容はロードムービーという点に興味を持ち観ました。
感想
やはりロードムービーは良いですね。目標に向かって同じ境遇の仲間がその地点に向けてひたすら突き進むその姿に憧れを持たせてくれます。
また、今作はザックとタイラーという二人のキャラを主に描いていたのでバディムービー調でもありました。少しありがちな話かなとも思いましたが、観終わった後には壮快感が残ったので満足しています。
役者さんの演技も自然で素晴らしかったです。特にダウン症のザック役の俳優さんの演技はリアルだなとも思いました。
不満点
ラスト、タイラーの罪がどうなったのかは気になってしまいました。
総評
気になった方には一見の価値ありの傑作。目標を持つ事は素晴らしい事ですね!
いやらしさのない一途さからの周りの人の反応
不穏なやさしい世界
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