ザ・ピーナッツバター・ファルコンのレビュー・感想・評価
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こんな時を過ごしたい…
大人のスタンド・バイ・ミーのような、いつまでもこんな時間が続けば良いなぁと、羨ましく感じた。実際のダウン症であるザックが主役を演じる。旅をする途中、ザックを助けるつもりが彼のお蔭で実は人生をやり直すきっかけを与えてもらったシャイア、仕事のあり方を見つめ直すきっかけを与えてもらったダコタが好演。ストーリーはうまく行き過ぎの感も否めないが、音楽と風景がゆったりとした時間を感じさせ、まるで心地良い風を浴びてるような、優しい気持ちにさせてくれる。やっぱりソルトウォーターは一肌脱いでくれた。ラスト、ザックがレスラーを持ち上げ、リング外に投げ、ダンカンに当てるとまでは上手くいかなかったけど、ここまで来たらそれが見たかった。
ダウン症? それがなんだ
大好きな映画、「最強のふたり」を思い出しました 社会的弱者とされる人たちに 「だからなんだ?君は君だ。楽しもうぜ」 っていう強いメッセージがあるのが好き 「最強のふたり」とこの映画では その相手は身体障害者、ダウン症だったけど、 このメッセージは、コンプレックスを持つすべての人にも響く気がします 頭が悪い、背が低い、美人じゃないイケメンじゃない、貧乏、自信が無い‥ 「それがなんだ?いいとこだってあるじゃん。人生楽しめよ」って 私たちもシャイア・ラブーフに軽く言ってもらいたいのかもしれませんね
勉強にもなる映画
ダウン症の俳優が出演している。 正直、障害者の実態に興味がなかったので障害者と呼ばれる人はみんな意思の疎通がはかれないような人たちかと思っていた。 映画内では自分はダウン症だから、と客観的な自分を理解してるし、健常者と変わらないようなコミュニケーションができるんだなと勉強になった。 ただ違うのは真っ直ぐさで、よこしまな考えや遠慮がない。嬉しいことはうれしい、悲しいことはかなしい、好きなものは好き。そんな感受性欲しいなーと羨ましくなったくらいでした。
微笑ましさに胸打たれる
施設を脱走したダウン症のザックは放火の罪で追われる漁師のタイラーと出会い…。 前を向き続ける青年と大切なものを失った漁師の逃避行を描いたロードムービー。微笑ましい2人のやり取りの中にそれぞれの苦悩が描かれており胸を打たれる作品でした。
友達は自分で選べる家族だ
ダウン症の青年が高齢者施設から脱出するとこから始まるこの物語は、人に縛られず自分のやりたいように自由に生きることの素晴らしさが伝わってきました。ダウン症という障害を持っていても彼はみんなと同じ1人の人間で夢もあれば感情だってあります、そんな人が施設という檻の中で一生を暮らすというのはあまりに悲しすぎる。そんな彼の人生を大きく変えたのは後に最高の家族となる、タイラーでした。彼との出会いで、自由に生きることの楽しさを知り素晴らしさを知った、そして夢をも叶えることができた。この作品を通して、青年からは本当に勇気を貰いました。なにより自分は、「友達は自分で選べる家族」という言葉がとても大好きです
友達
温かいお話だった。 「友達は選べる家族」というセリフが印象的で心に突き刺さった。 シャイアラブーフがやはり素晴らしかった。 特にザックと善玉悪玉の話をしている時。 彼の芝居、セリフはいつもまっすぐこちらに届く気がする。
よかったです。
■好きなところ こころがつながるシーン 女優さんのお色気 怪我や、争いの展開が丁度よい。やり過ぎていない。 ■嫌いなところ ダウン症が駄目な人という偏見を前提とした展開。 そこからのダウン症でもひとりの人間です、みたいな展開。
楽しめた
カーチェイスならぬボートチェイスから始まるロードムービー。ロードムービーは、好きだなあ。 また、同じようにダウン症の人をめぐる映画としては 「チョコレートドーナツ」 がある。あちらを "リアル" としたら、こちらは "お伽話" かな。どちらも面白いので、お楽しみください。 運の悪い漁師であるタイラーが、ダウン症のザックを救う話の姿をしているが、その真なるところは、ザックがタイラーを救う話。 --- 注意:ここからネタバレあります。まだ観ていない方は、観てからまたお越しください --- 自分はこの映画に関して、忘れにくいセリフを列挙しておきたいので、この後は、各シーンのネタバレになっちゃいます。 ザック 「君は、善玉?悪玉?」 タイラー 「さあな。どう思う」 ザック 「君は、いいやつだ」 タイラー 「お前は善玉だ。それは変えられない。コーチはなんて言った?」 ザック 「『ウスノロだ』 と」 タイラー 「そいつのチームは、終わりだろう。人間だ、できないこともある。お前は強い。コーチは、クソ野郎だ」 タイラー 「問題は、仕事にどんなストーリーを残せるか、だ」、「名前を変えてみりゃいい。もうひとりの自分になるんだ」、 「いいやつも、捨てられるんだ」、「友達ってのは、自分で選べる家族だ」 タイラー 「俺の誕生日の願い事は、すべて君にあげる」 エレノア 「ダウン症の子を連れまわすなんて・・」 タイラー 「俺は、檻に閉じ込めてはいない。俺たちは、人生を楽しむ」 エレノア 「彼はいろんなことができないのに・・」 タイラー 「ウスノロ扱いはよせ。君は、呼ばないだけで、下に見た扱いをしている」 ああ、楽しめました。
幸せな気持ちになりました。
変わったタイトルで内容はロードムービーという点に興味を持ち観ました。 感想 やはりロードムービーは良いですね。目標に向かって同じ境遇の仲間がその地点に向けてひたすら突き進むその姿に憧れを持たせてくれます。 また、今作はザックとタイラーという二人のキャラを主に描いていたのでバディムービー調でもありました。少しありがちな話かなとも思いましたが、観終わった後には壮快感が残ったので満足しています。 役者さんの演技も自然で素晴らしかったです。特にダウン症のザック役の俳優さんの演技はリアルだなとも思いました。 不満点 ラスト、タイラーの罪がどうなったのかは気になってしまいました。 総評 気になった方には一見の価値ありの傑作。目標を持つ事は素晴らしい事ですね!
いやらしさのない一途さからの周りの人の反応
ダコタジョンソン目的で、名画座鑑賞。 日本映画だと、ザックの一途なところを強調するが、本作は、自然に周りが反応していくところが受け入れやすい。 また、優しい映画にこころをいやされた。 エレノアについて、もう少し掘り下げてくれたら、ラストシーンの感動が大きかったかも。 それにしても、ダコタジョンソンはかわいい。
不穏なやさしい世界
何から何まで全部すき。すごく優しい気持ちになれるロードムービー。 王道ストーリーでありながら随所にスパイスを効かせているところとか、 現実にありそうかも、と思わせるファンタジーの塩梅とか、 人物描写にしてもちょっとした演出にしても、生きているってことを強く感じさせられて ままならない世界だけども皆なんとか生きてんだよな、と。 『LIFE!』や『チョコレートドーナツ』が好きな人にはお勧めしたい。
優しさを思い出せ
店内をなんとなくぶらついていて 「ロードムービー」と「ピーナッツ」に目が止まった ここ数年「ロードムービー」がお気に入りということが薄ぼんやりとわかってきたんですよ 本当に何も考えずに見る映画を決めてきたから「好きなジャンルは?」とか聞かれるとかなり困るんです 私もひと所に長居するのはあまり好まないので、と言っても飲んでる時は最初の居酒屋さんでずっとそこに居たいかな まーそんな事でロードムービーが気になってさ、旅先で出会う人々とのエピソードもいいもんね 『イージーライダー」もロードムービーってことになるのか… それと「ピーナッツ」 てっきりスヌーピー好きな人が出てくるのかな?と思いましたって、スヌーピー好きなんですよ ルーシーの人生相談とかね それくらいのノリで借りたら見事にヒット! この作品、好きです。 社会的にはとても重くて重要な課題だと思います 差別、いじめ、虐待 自然淘汰と言う言葉は手付かずの自然にこそ当たり前ですが、人として生まれ人として生きるのなら今の世に必要なものは淘汰する事ではなく共存なのだと思いますよよ私は まだ今のうちはね
素晴らしかった。
最高でした。 ロードムービー好き、シャイアラブーフ好きの僕としては たまらない一本でした。 100分というサイズも丁度良い。 シャイアラブーフは、こういう言い方は失礼かもしれないけど、枯れてからの今の方が好き。 肩肘張ってないというか、自然体だけど期待を抱かずには いられない。とても魅力的な男になったと思います。 男同士の馬鹿で無敵なノリも良かった。 めちゃくちゃだけど、俺たちはどうにかなるでしょ? って感じは男の子には共感しかない。 怪力と言うフリも効いてたし、 ラストまで飽きる事のない完璧なロードムービーだった。 ロードムービーの何が好きって、 一歩踏み出してしまえば、もう負ける事はない。 そこには自由しかないってところ。 踏み出すか踏み出さないか。 旅が始まっちゃえば何があろうとも勝ちなんだ。 ってところが大好きです。 そして、今作も勝ちました。 また明日一歩踏み出してみようと思える素敵な一本。
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