劇場公開日 2020年2月14日

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「グレート小池で演劇しました。的な。」グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0グレート小池で演劇しました。的な。

2020年2月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

面白かった!

エンドロールの製作者クレジットは、キノフィルムと松竹(撮影所)のみ。協賛に、文化庁も新聞社も広告代理店もTV局も出てきません。つまりは、映画屋が独立性を保って作った映画な訳で。だから、派手な宣伝は有りませんし、サクラ絶賛無し、賞無し、映画際出展無しで、無い無い尽くめ。個人的には、この手の映画が安心してゆっくり見れるから好きだし、そこそこに収益を上げて頑張って欲しいです。

舞台演劇調の台詞回し、セットでしっかりと手抜き無しで撮った画の作り、プロの役者オンリーのキャスト、などなど。安心感はハンパ無いです。無駄無く、カチッとまとまった感が大好き。終戦直後にしちゃ、シナリオがおフランス的で笑えるし、小さなコントの連続がまた舞台的で良かった。

愛人が三人しか登場しなかった尺の問題は残念だけど。もっと出て来てドタバタジタバタして欲しかった!

余りに広告無さ過ぎて、盛り上がらずに終わりそうだけど、日本映画の灯を消したく無いと思われる方には、全力でお勧めしたい小品です。

新聞社・広告代理店・TV局に、「映画愛」ってあると思う?って言う話ですよ。稼げそうに無い題材は淘汰され。文芸風駄作がサクラ評論で「ココロかきむしる傑作」になる。そんなんが、これ以上、世に溢れたら、俺は生きて行けないw

水川ドクターに☆半分オマケ!
と、愛ちゃん、怖いw

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2/18 ミリオタホイホイウィークにつき、ミリオタ視点で追記。どーでも良い内容ですけどw

田島の勤めていた出版社の名前は「オベリスク」で、キヌ子が建てた墓の形も、頭部に方錐形を抱いた四角柱、すなわちオベリスクでした。明治時代、陸軍は軍人の墓の形を、先祖代々からの墓と区別化するために、階級により墓碑の形を統一し規格化しました。その形状が「オベリスク型」です。その後、海軍も追従します。ゆえに当時の軍人の墓は「先のとがった形」をしています。

あのオベリスク、実在するとしたら、どなたのお墓なんでしょう。何かの記念碑かな、って考えてしまいました。

bloodtrail
kossyさんのコメント
2020年2月21日

うーむ、深いですね~納得。

kossy
kossyさんのコメント
2020年2月21日

さすがbloodさん、お詳しい・・・
そんな所以のある形だとは思ってもみませんでした。
というか、いつも行く墓地にはないからわからなかったのか・・・

kossy
Bacchusさんのコメント
2020年2月18日

駅前シリーズ!
フランキー堺ですね。
私が産まれる前の作品で何作品かTVで視聴した気はしますがはっきりとは…w
時代背景もそうですけど、今作は内容的にも昭和テイストがありましたね。

手洗いうがいしっかりなさって下さいね。
私も都内の人混みや電車がちょっと恐いですw

Bacchus