「母は強し・・・」テイクバック odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
母は強し・・・
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一人息子を誘拐された母親、普通なら警察絡みの事件だが元軍人の母親は単身、奪還に乗り出すのでした。本物の格闘家出身ジーナ・カラーノのタフさを誇示するかのようなカナダの雪山アクション映画。
強いヒロイン像を描くために子供を救う母親の設定、母は強しは典型ですからね、敵役も屈強な男たちばかりでは手加減が難しいと考えたのか、狂った老人を頭とするならず者一家、元アスリートのサイデル・ノエルと崖の上での一騎打ちとか、敵ながら同情するようなピュアな青年とか工夫が見えます。ただ、敵役の老人のキャラだけは理解不能。
車でクラッシュしたり断崖や滝から落ちても不死身の主人公は化け物級、途中、何度も狼に遭遇するが何故か彼女にだけは襲ってこない、原題がDaughter of the Wolfだし、その野性味に狼も一目置いたということでしょうか。
ほぼ凍てつく雪山シーン、只管、息子を取り戻すだけというシンプルなプロットに徹していて単純明解、テンションの張り方が上手いので見入ってしまいました。
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