魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚のレビュー・感想・評価
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ついに黒騎士の正体が
わからんのかーい!!
一緒に捜査に行った腕利きの秘密警察先輩が黒騎士にやられてしまい、何故か自分が捜査を引き継ぐと言い出すゴーゴリ。
正直「えぇ……お前が?ろくに自分の夢分析もできないのに……?」という気持ちになる。
マジで推理力もなければ武力もないのに、なんで?というのが感想。
地元捜査官も「君が?(˘・_・˘)」と言われていて、そらな。
実際、捜査官を振り回して冤罪作るわ、黒騎士は関係ないと言いながら掌返しするわで、お前黙ってた方がよくない?というくらい余計なことしかしない。
魔女を追いかけ、妖怪ヴィーを倒しに来たハンターに手助けを求められるも、土壇場でまたなんかのヴィジョンを視て中に入らないし、絶対に足元の板を踏んで板が浮き上がっているのに気がつくはずなのに気が付かず結界が破れてハンターが犠牲になる。
その最中に黒騎士の術中にはまり、標的と目される女性たちを一箇所に集めてまとめて生贄にされているしで、こいつ余計なことしかしない……。
あと、せっかく水の精霊?のオクサーナが助けてくれて警告までしているのに、礼も言わず、利用するだけで気持ちには応えずで、マジでこいつ……、となる。
もう、尺的にオムニバス的なドラマにした方がいいような惰性。
そして「つづく」の文字。
続くのか……。
切りたいが、一応黒騎士の正体は気になるから観るが、続くのか……。
4部作とかだったら切ろうと思いwikiったら3部作なので次で終わる模様。
きれいに終わってほしい。
電気ショック療法は平賀源内だけではない
魔女を倒すエクソシストと共闘するシーン、足場板を踏み外して結界が破れたり閉じたりを繰り返す処はドリフコントを彷彿させるドタバタコメディ風。登場キャラが変人だらけで仰々しいホラーというよりコミカルさが目立った。
飲んだくれ医師と木こり(と娘)が加勢。
Giftとは?
ロシア製トリロジー・ダークファンタジー映画の第2作目となる本作。前回の「魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち(2017)」では、調査官のグローが、黒騎士との一騎打ちの途中で戦っていた家ごと火の海に消えてしまっていたためか、この第2作目では本編では登場せずにエンドロール前に後ろ姿だけ出てくるだけで本人かどうかは、確認できてない。(3作目の予告編が本編の最後に出てきています)そしてこの映画が、”妖怪ヴィーの召喚”という題名や実在の小説家であるニコライ・ゴーゴリを主人公にしている点からもわかるように彼が書いたホラー短編小説「ミルゴロド(1835)」の第1巻に記されている小説「Viy 」をオマージュしていると思われ、また同名の映画を彷彿とさせるラストのシーンが登場する。日本では、「妖婆 死棺の呪い(1967公開1985)」という題名で公開されている。その映画のラストにも現れるロシアの伝説的怪物"Viy " その姿を見ただけで一瞬にして人は命が奪われるとされる得体のしれないもの。
ゴーゴリのことをいつも気にかけているアクサナの言葉が、ゴーゴリの出生に秘密があることをほのめかし、しかもゴーゴリの両親が鼻の周りに包帯を巻いている変態的男と何か契約を結んだように連想させる。
Your gift is innate.
It accompanies you as fate.
You were not simply born, you were chosen.
The answer is in your past-your childhood.
1967年の映画に出てくる神学生の名前が、ホマ。またそれに呼応するかのようにこの映画の最後に床に結界を張るエクソシストである同じ名前の人。その呪文........ラテン語の
Sumito dolis ongis metromini vins
冒険活劇としては、第2作目の本作のほうがCGIを含めて美術的に向上しているのではないかと思える部分もあるし、特にゴーゴリが大きな池に飛び込むシーンは、精神的に病んでいるととても異様な代物であるけれど、それとは逆にシナリオ自体は進み具合が遅く感じるが、それなりにサクッと観ることができた。ラストは多少ショボく見える"Viy "であるけれども、それも御愛嬌というところか?
余談として、1967年の映画に関しては、当たり前のことなのだけれどもCGiなんてものは、存在してはいなかった時代だが、怪奇映画としては、歴史に残るといってもよいと思うぐらい気持ちの悪い映画(ある意味誉め言葉です)で、決して他人には薦めようとはしないものとなっている。
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