魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚
解説
WOWOWでは「ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚」のタイトルで放映。
2018年製作/99分/ロシア
原題または英題:Gogol. Viy
スタッフ・キャスト
- 監督
- イゴール・バラノフ
- 製作総指揮
- イワン・ゴロモフジュク
- 脚本
- アレクセイ・チュポフ
- ナタリア・メルクロワ
- アレクセイ・カラウロフ
- 撮影
- セルゲイ・トロフィモフ
- 音楽
- ライアン・オッター
WOWOWでは「ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚」のタイトルで放映。
2018年製作/99分/ロシア
原題または英題:Gogol. Viy
前回、無事に?魔界探偵ゴーゴリとなったゴーゴリはイマジナリーフレンドと口論をしたり女を求めて裸で川に入ったり、引き続き変態的な行為に勤しむのだった。
妄想の産物でしかなかったハーレム展開が現実味を帯びていき、気が付けば三角関係に。イマジナリー三角関係。そして修羅場。ゴーゴリも驚きの修羅場。おいゴーゴリ、人妻と幽霊はどちらもいばらの道だぞ。悪いことは言わん、ヤメテおけ。
しかしこの男は何故モテるのだ?コサックの村でロシア人はモテるらしいが、ゴーゴリは残念ながらウクライナ人だしな。もしかして顔が青白いからか?。ゴーゴリ以外にもやたらと青白い人が出てくるよね。多分、青白い人たちは闇の世界に関わりのある人だよね。闇の世界の人はモテるのかな。
しかし三角関係なぞにいつまでもかまけている場合でもないぞ。事件は次々に起こる。
次々に起こるが、それも無視してヴィー召喚。なぜだ!?
今はヴィー関係ねーだろ!これ以上イマジナリーフレンドを増やすな。後戻りできないほどのヤバい人になっちまうぞ。ただでさえ疑われてんのに。てか、どー考えてもゴーゴリが怪しいヤツだよ。ヤバいよ。
クライマックス、ヘタレゴーゴリは儀式の最中も大人しくしていられない。無駄に床板をギーコギコ。ゴーゴリ頑張れ!頑張ってじっとしていろ!
このままだとロシア映画史上最もヘタレなキャラクターに認定されちまうぞ。頑張れ!昇天するな!
と、まぁ、少々茶化したレビューになったけれど、かなり面白かった。
黒騎手のエピソードと、絡むのか絡まないのかわからない直接関係ないエピソードが畳み掛けるように展開するスリリングさは最高だったね。
相変わらずテレビドラマ的ではあるけれど、星5つでもいいくらい満足したし、予告編を観てもさっぱりわからない続編がすごく楽しみになった。
前作で星をサービスしたので今回は厳しめに星4つにする。
ゴーゴリに戦う未来はあるのか?
魔女を倒すエクソシストと共闘するシーン、足場板を踏み外して結界が破れたり閉じたりを繰り返す処はドリフコントを彷彿させるドタバタコメディ風。登場キャラが変人だらけで仰々しいホラーというよりコミカルさが目立った。
飲んだくれ医師と木こり(と娘)が加勢。
1週間前に観た前作の内容を思い出せないほど記憶力がない・・・困ったものだ。冒頭では醜いケロイド状の顔の羊飼いヒョードルを純愛で慕う少女ダリンカのエピソード。そのダリンカの姉も恋人がいるのに父親は金持ちと政略結婚させようとしていた。サンクトペテルブルクの小さな村の貧困さを物語っている。
1809年のゴーゴリの出生の秘密についても語られていて、6人の子供がいたのに最も病弱なゴーゴリしか生き残っていない悲しいエピソード。黒騎士の男が誰なのかという謎も、コーマ・ブルトという男の登場によって核心に迫ろうとするのだが、彼は神学者であり、悪魔を追い続けていたという。謎は3作目に持ち越しか?
一方、ゴーゴリは人妻のリザと愛し合っていたのだが、横恋慕する水の妖精オクサーナもまた事件を解決に導こうとするも、ゴーゴリの特殊能力を生んだというだけだったのか。池に沈めて彼の能力を高めていた。
終盤はヴィーの召喚がメインとなるのではあるが、なぜか全然解決に向かいそうにない。しかも全体的にグロさは減り、ファンタジーが中心。オクサーナの顔が怖いということだけが印象に残った。
魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち
2017年魔界探偵ゴーゴリIII 蘇りし者たちと最後の戦い
2018年魔界探偵ゴーゴリII 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚
2018年