「映画監督になりたい気持ちになる」映画大好きポンポさん あさんの映画レビュー(感想・評価)
映画監督になりたい気持ちになる
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ネガティブ映画オタクの主人公が、超有能プロデューサー、ポンポさんの書いた脚本の監督を任せられる話です。
起承転結が超しっかりしてていい意味で教科書みたいな映画だなぁと感じました。何より上映時間が凄い。
ただ、主人公ジーンの過去が「作中では」あまり分からなかったです。家族と仲が悪いというのは数秒のシーンで伝わりましたが、学生時代どんな立ち位置で、どう過ごしてきたかは全く描かれません。が、劇場特典の漫画でそこら辺は触れていました。できればそこも映画内でやって欲しいと思いましたが、90分に収めるとなると難しかったってことなのでしょうか。
キャストに関しては、ジーン役の清水尋也さんは俳優なのですが、ずっと声優だと思ってたというレベルで上手かったです。ただジーン監督の映画内のヒロインであるナタリー役の大谷凜香さんは、他の評価にもある通り正直浮いてた感が否めないです。作中の映画のキャストは完璧だったのに……それ以外のキャラは声優さんなので文句なしです。
文句ばっかり言いましたが、見た後に「自分も映画作りたい!」と思わせるくらい面白い作品です。挿入歌も好きなアーティストでしたし、最後まで食いつくように見てました。
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