エンド・オブ・ステイツのレビュー・感想・評価
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【シリーズ3作目。そう来たか。相変わらず楽しめます。】
・2019年公開のアメリカのアクション映画。
・映画[エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年)]→映画[エンド・オブ・キングダム(2016年)]の続編。
・主人公はアメリカ合衆国のシークレットサービスの一員マイク・バニング。大統領を警護する任務でこれまで2度大統領をテロから救ったマイク。今回は休暇中の大統領が狙われて昏睡状態になり、その事件の犯人としてマイクが疑われてしまう。その疑いを晴らすためにFBIや警察からも逃げながら犯人を捜していく、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・単純に愉しめるアトラクション映画
・シリーズものだからこそ安心して愉しめる作品
・前作までの流れと異なる物語構成がGood
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[物語]
・これまでは「ホワイトハウス」や「ロンドン」など「場所が堕ちる」というテーマでタイトルも物語も展開されていました。今回は、場所ではなく「ステイツ」(現代ではAngel)。まず、現代のAngelという意味は大統領を守る守護天使(ガーディアン・エンジェル)が「堕ちる」というものらしいです。一方邦題では「ステイツ」が「堕ちる」と。これはもしかしたらアメリカの象徴である「大統領が堕ちる」という意味でしょうかね。確かに、冒頭で大統領は襲われて意識不明に陥ります。とまあ、タイトルの付け方は置いておいて、今回は「マイク」と「大統領」が冒頭から外的な痛手を負う、という構成で物語が進みます。これは、今までの流れとはちょっと方向性を変えることでワンパターン化を防いでいて、シリーズものとしては面白かったです。ただ、一方で、前作までの「場所が堕ちる」を期待して観た感じも否めないので、ちょっと悩ましいところではあります。「逃げる」が主な物語なので、これまでのような大規模なドンチャカはありません(注:多少のドンチャカはもちろんあります)。
・物語でマイクの父親が登場します。失礼ですが、これが非常に可愛らしい。笑 この親父さんの可愛らしさがドラマ感を盛り上げてくれて、これまでとは違った楽しみができる一作になっています。ここは特に好きな部分です。
[演出]
・アトラクション映画としっかりと思わせてくれるように脚本をもとに演出されていて、特にナナメな演出も加えないので安心して物語を最後まで愉しめるようになっています。特にエンドロール序盤のシーンとか、親父さんというキャラに対する愛着が伝わってきて好きでした。
[映像]
・ドローンの強襲シーンや親父さんの爆破シーンは圧巻です。美しさすら感じます。個人的にはB級とA級の狭間の映画ととらえていているのですが、そんな作品でここまでしっかりとした映像が観れるのは、シリーズのどの作品を観ても素晴らしいなぁと思います。
[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・ジェラルド・バトラーさんかっこよいですね。安定感抜群です。シリーズの最初はB級映画の主人公としか見えていませんでしたが、今ではA級映画のごとく、厚みのあるキャラクターにしか見えません。モーガン・フリーマンさんはどうしても「せっかくの名優がB級作品に使われた」という感じに見えてしまいます。笑 ただ、彼を起用することで映画に締まりは出ますよね。
・副大統領のティム・ブレイク・ネルソンさんは映画監督でもあるそうですね。彼を全然知りませんでしたが、副大統領のキャラ的に丁度良い、と思いました。マイクのお父さん役のニック・ノルティさん、最高でした。キャラクターがとにかく素敵。息子や家族に過去酷いことをした人の設定ですが、お茶目で憎めないキャラ。それを見事に演じられています。
[全体]
・これまでの作品に続き、やはり安定して観れるA級とB級の狭間映画。否、もはや私の中ではA級に近くなっています。ここまでクオリティを保ってシリーズを続けてくれると、登場人物たちへの信頼感や愛着がわき、説明不要で物語に没頭できてしまうので、この映画一本で楽しいひと時を過ごすことができます。あり得なすぎる設定も、もはやどうでもよくなります。単純にアトラクション映画として楽しめます。皆様もご覧になる際は、1作目から順に愉しんでみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.5 #演出3.7 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.7 #音楽3.5
ドローン攻撃が圧巻
次回作に期待!
安定のジェットコースター、B級と言うなかれ。
バトラー主演・制作の【エンド・オブ〜】シリーズの第三作目。今回も米大統領は"ピーチ姫"を超える狙われ方。
冒頭の新型兵器、実用化されていそうなレベル。軽く恐怖を覚える危機感がこの映画の持ち味。何となく起こり得そうな得なそうな感じに映像化。あえて黒幕と背景は分かり過ぎる位にしていて、そこに絡んでくる動機付けも良い。
展開は相変わらずで、そこを評価対象にすると、映画として観せたい部分も全て批判的に。全体を踏まえた上で少しずつ展開していく物語を、突っ込まず状況を打破していく過程を楽しむ作品。
最後は因縁に片を付け、死なないバニングを堪能。本作で流石に老いを感じさせる顔のシワだが、爆破、銃撃、カーチェイス、敵との読み合いなど、まだまだジェラルド・バトラー健在。
エンドロール途中に後日譚あるが、ほのぼの。バニングには落ち着かずの続編を期待したい。
ジジイ率の高い映画
理想の上司
いつの間に第三弾。
一言「これ、劇場で見たかったやつやー!」(地元館で上映がなかった?)。
◎よかった点◎
・「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズ第三弾。
ですが、過去作を知らなくても(私のように忘れてても)全然OKな、わかりやすい展開。
なかなかシリーズものって、途中から手が出ないし。
・割と早い段階で「悪い奴」と「一番悪い奴」が、ほぼわかるので。
内容的には、マイクがいかにして追っ手から逃げるのか(「逃亡者」風)
そしてどう戦っていくのかが見もの。
相変わらずド派手なガンファイト等アクションも健在。
・傷ついた途中に、マイクが立ち寄った先が父。ここ今回新しい視点。
その父、最初誰かわからなかったけど。
あのしわがれ声は絶対・・・。ニック・ノルティ登場って反則だわ笑。
・ずっと警護してきたマイクと大統領だからこそ。
その太い信頼関係がジーンときました。
△いまいちな点△
「ジャン!」って終わった後に、おまけ映像があったけど。意味不明・・・。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「時には諦めることも大切。
自分に嘘をついて、愛するものを傷つけないために」
粗を探しては・・・3rd
テロにより瀕死の重傷を負った大統領。そのテロの容疑者となった主人公が、真犯人を求めて闘う物語。
前作、前々作と同様に、「粗を探してはいけない」作品です。ただ、前作と違い「不愉快」になる設定が少ない分、素直に楽しめるアクション映画となりました。
アクションは流石の一言。ドローンの大群のアイデアや、クライマックスのビル内等の銃撃戦は迫力十分です。
設定、ストーリーは有り勝ちで、良く言えばシンプルイズベスト。やや驚きに欠ける印象ですが、難しく考えることなくアクションを楽しめました。
冒頭で「粗を探してはいけない」と書きましたが、それでも粗がこれだけあると、最高評価は難しいところ。
あと、細かいところですが、PTSDを患った人に、「逃げた」となじるのはどうかとも思いました。
評点としては、少し甘めですが4を付点します。
バニング無双は楽しめるが…
もちろん戦闘シーンの迫力もすごいですけど。
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