「アメリカ合衆国憲法を維持、保護、擁護します」エンド・オブ・ステイツ shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ合衆国憲法を維持、保護、擁護します
映画「エンド・オブ・ステイツ」(リック・ローマン・ウォー監督)から。
「トランブル大統領」、もう少し変わった名前に出来なかったものか、
そんなことを思いながらも、冒頭のドローン攻撃には驚いた。
ドローンで、詳細な撮影・偵察は出来ると考えていたが、
まさか、顔認証付きで襲撃までできるとなると、恐怖そのものである。
戦国時代に、鉄砲が戦い方を変えたように、ドローンも戦い方を変える。
今世界で起きている戦争さえも、これで済んでしまわないのか。(汗)
現在、まだ実用化はできないとしても、映像になるということは、
使い方のイメージとして、脳に焼きついたこととなるし、
怖い世界に一歩近づいたな、とメモをした。
ロボットとドローン使用で、誰も傷付かず戦争が繰り広げられる。
ゲームのような感覚で・・、それが一番怖い気がする。
さて、気になる一言は、大統領が就任で宣誓するフレーズ。
今回は訳あって、副大統領であるが・・
「アメリカ合衆国憲法を維持、保護、擁護します」
特に気になったのは「保護」と「擁護」の違い。
ネットで調べてみたら、いろいろな解説が見つかった。
「保護」とは「人そのもの」や「物それ自体」を守ること。
弱いものを傷つけないように守ること。
「擁護」とは、権利などが失われないように守ってあげること。
積極的にかばって守ること。
だから、人権は「保護」ではなく「擁護」なんだと理解した。
ただ、対義語を調べたら、もっとわかりやすかった。
「保護」の対義語は「迫害」、「擁護」の対義語は「侵害」
言い換えると「迫害」から守るのが「保護」
「侵害」から守るのが「擁護」なんだということだろう。
ストーリーから外れたピックアップで申し訳ないが、
「副大統領が真犯人」って、ちょっと使い古されていないかなぁ。(笑)