「疾走感が薄まった」エンド・オブ・ステイツ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
疾走感が薄まった
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さすがに3作目となるとネタ切れなのだろう、前置きも少なくテンポの良いハード・アクション、疾走感が持ち味だったが今回は家庭人の側面や体の衰えなど弱気なところも見せるのでちょっとがっかり。戦友の裏切りや黒幕も早くからバレバレなのでサスペンス感は薄い。見せ場は雲蚊のようなドローン爆弾とREDのマルコビッチのような爆弾親父だろう、ただ暗殺手段としては手が込み過ぎだし、爺さんに至っては唐突過ぎて漫画チックに思えた。随分手柄を立てたヒーローなのに大統領以外に仲間内でかばう人も無く戦友にまで疎まれる人物像は歪めすぎだろう。
ラストのモーガン・フリーマンの「随分古臭い手を使ったな」のセリフは単純過ぎるプロットへの作り手の自虐ネタ、エクスキューズにも思えて可笑しかった、まあ娯楽作品としてみればそこそこ楽しめました。
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