「それでも抵抗するのだ」ワンダーウォール 劇場版 ふうさんの映画レビュー(感想・評価)
それでも抵抗するのだ
NHKドラマ「ここにある危機と僕の好感度について」がすごく面白くて、同じ脚本家のこの映画を知り見てみました。
大人の事情や経済合理性に潰される何か大切なものは、
今、社会でたくさん見ることができます。
自分も合理性の加害者になったり被害者になったりしながら、
この問題とは無縁ではいられません。
生きづらいけど大きな流れに逆らえない一個人。
でも流されてばかりでは本当に潰れてしまうから、
この寮生みたいに抵抗して声を上げることが大事なのでしょう。
負け続きでも行動した人には何かが残るのかもしれません。
そうじゃないとやってられない。
悲しさと希望とやるせなさとファイトと、
色んなものがごちゃ混ぜに押し寄せてくる秀作でした。
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