ワンダーウォール 劇場版

劇場公開日:2020年4月10日

解説・あらすじ

2018年にNHK BSプレミアムなどで放送され、単発ドラマながら写真集発売など異例の広がりをみせた「京都発地域ドラマ ワンダーウォール」に未公開カットなどを追加した劇場版。京都の片隅にある学生寮・近衛寮。その寮は一見無秩序のようでありながら、そこに暮らす「変人」たちによる磨きぬかれた秩序が存在する場所だった。100年以上の歴史を持つこの寮に、老朽化による建て替えの議論が巻き起こる。新しく建て替えを希望する大学側と、補修しながら現在の建物を残したい寮側の意見は平行線をたどり、両者の間に壁が立ってしまう。そんな大学と寮を分ける壁の前に、1人の美しい女性が現れる。脚本は「ジョゼと虎と魚たち」やドラマ「その街のこども」「カーネーション」の渡辺あや。監督は学生時代に自主製作映画を手がけ、「京都発地域ドラマ ワンダーウォール」がNHK入局後の初演出作となった前田悠希。

2020年製作/68分/G/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2020年4月10日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0 今の時代に観て欲しい一本

2020年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

近年の分断を題材とした作品で最も優れた作品の一本ではないか。大学の自治寮の存続を巡って学生側と大学が対立、議論を続けてきたものの、ある日学生課に物理的な壁ができて以降、学生と大学のコミュニケーションは成り立たなくなる。経済合理性を追求して廃寮を強引に進める大学をなんとか止めようと学生側も連日学生課に詰めかけるも、話を聞くものはいなくなってしまう。やがて学生側は何と戦えばいいのかわからなくなり、学生側の中にも分断が生まれていく。
民主的な自治で寮を運営してきた学生たちが、全く民主的でない態度の大学側に窮地に追い込まれる。話し合いは時間の無駄で経済的に合理的でない、スピードばかりが重視され、学生の声を無視して計画を進めた方が世の中の競争には勝ちやすいのだ。
学問も何もかも、あらゆるものが合理性に吸収されていく世の中を、一枚の壁をモチーフに見事に描いている。渡辺あやの脚本は本当に素晴らしい。

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杉本穂高

2.0 特徴あるカメラワーク

2026年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

学生寮の存続を主張する学生たちと、
建て替えようとする学校側の交渉が舞台。

壁の向こう側に、交渉の中心人物の姉が
立った事でドキュメンタリーにはない
人間味が出てドラマらしくはなった。
それ以外は、青臭い学生運動で
あまり評価できない。

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ビン棒

1.0 散らかし放題

2025年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

5.0 当時、似たような寮に住んでいました

2023年8月15日
PCから投稿

私はこの作品を観る度にこれは自分の物語だと思える。
寮内でも賛否両論あったし、自分たちが住んでいた寮とは少し違うなと感じる部分もあるけど、それはこの作品で訴えたいことの核心ではないし、多くの制約があるなかで役者やスタッフの方々は自治寮が置かれた状況を、自分たちにできるやり方で少しでも多くの人々に伝えられるよう頑張ってくださったと感じています。
この作品に携わってくれた皆さんに本当に感謝してる。

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