月影の下でのレビュー・感想・評価
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30点
映画評価:30点
めちゃくちゃ面白そうな設定でした!
不可解な死に方をする大量殺人事件が勃発、
その影で蠢く青いフードの人物
そして主人公はその事件を人生賭けて追い求める
もう楽しそうですよね。
でも、期待はしないで下さい。
冒頭以外、ずーっと低空飛行が続きます。
個人的な意見ですけど、
主人公目線ではなく青いフード目線の方が、
面白くなったと思うんですよね。
というのも、色々真相が見えてきても
驚きもないし、ワクワクもしなかったんですよね。
「まぁ、そんな感じなんだろうなぁ(棒読み)」みたいなリアクションでした……
だから別に隠す必要性がないというか、
むしろ少しでも気付かれない様に、わざわざ肌の色を変えてくる辺りがイラっとくるというか。
所々に垣間見える稚拙さも微妙で、
値切って買ったブレスレットを使い回すとか
飛び飛びの内容で堀り方も浅いので、登場人物に全く感情移入が出来なかったり
色々勝負してないよなぁ、という印象。
設定は面白いのに、無難に作り過ぎて
何にも得られない時間食い虫みたいな作品になっていました。
う~ん。
違う作品に時間を使った方が良いと思います。
【2024.4.15観賞】
歴史は未来を変えるためにある。
出鱈目な話だった。
歴史と言うものは過去を変える為にある訳ではない。未来を変えるためにある。
『過去に戻って、911事件を無いことにする』と仮定したら、物凄く『それはそれで怖い話だ』と思わないか?
また、
歴史は個人の力だけで変えられる訳では無い。
例えば、フランス革命をなかった事にするとすれば、大変な調査と労力が必要となる。
日本の様に『本能寺の変』をなかった事にするから『どうする?』なんて言うわけには行かない。
また、世界で起こる戦いは『戦争』であり、日本ののように『変』とか『事変』で片付けられない。
『満洲事変』『上海事変』『真珠湾攻撃』では無い。『日中戦争開戦』であり、『太平洋戦争開戦』なのだ。
ロシアのウクライナ侵攻をロシアからは事変と言った扱いをしていると思う。でも、明らかなロシアウクライナ戦争なのだ。
そして、この問題を置き換えて考えると、宣戦布告なき開戦をする集団に鉄槌を加えているわけで、我が国日本の12月8日の事を指しているのもしれない。勿論、ロシアに対するアピールが第一義だろうが。
オカルトではなくSFミステリー
変死者の首筋の穿孔から吸血鬼物かと思ったけど内容はSFミステリー。
9年周期で現れる謎の女性と変死事件を追う主人公の話。
設定に「?」という部分はあるが、哀しく余韻のある終わり方は嫌いじゃない。
人種差別やそれが引き起こす怒りや争いが根底にあるのも現代風。
劇中では具体的に描かれてないが、物語の背景にあるのは、一市民の行動に始まり、その報復が更なる報復を呼び戦禍が広がっていく事実。それはアメリカの黒人弾圧によるデモや戦争の拡大も連想させ、今まさに世界各地で起こっている問題にも結びつく。話はよくあるSF映画だが、背景が違うと印象も変わる。
追ってはいけない者…
ラストは予想がつかなかった。。何て悲しい結末なんだ。タイムトラベルしながら未来から9年ごとに出現する連続殺人犯。犯人は若い黒人女性で相棒も殺され、何度も逃げられてしまう。娘もろくに育てず、義兄家族に預けっぱなし、事件を追い続ける中、刑事の職も追われ、身なりもぼろぼろ、周りからは精神を止んでると思われる。そこまでして、犯人を捕まえようとする執念、正義心が凄まじいが、実は孫娘だったなんて残酷過ぎる。しかも27年前に過去に自らの手で殺してしまってるなんて。人種差別問題も題材として扱っており、出演者は誰も知らず期待していなかっただけに衝撃的だった。
ありきたり
ありきたりのストーリーだったなー。
タイムトラベルものはいっぱいあるし優れた物も多いので
これくらいのアイデアで引っ張るには弱すぎるな。
もしくは単純であればアクションなどで盛り上げるとか。
ミステリーっチックに仕上がっているのでどんな秘密が明かされるのか
多くの人は期待するはず。その期待に応えられるネタではないし、
115分は長い。80分でいいのではないかと。
ところで、孫はトーマスに殺されると知った時点で
どう殺されるのかどうして聞かなかったのだろう?
聞けば回避できるのにね。
30年間事件を追う刑事の執念
9年に一度起こる殺人事件と、30年に及ぶ刑事の執念。
事件を追う刑事の執念と半生を描く演出はなかなか良いが、この9年に一度のイベントの種明かしが肩透かし。短編SFのような軽い後味。
延々と貯めておかれた期待感を上手く満足させるには、それなりの答えの見せ方というのが必要で、この演出のアイディアが不足したまま作ってしまった感じ。この部分が物凄く良ければ、まあまあの秀作になったかなと思う。
SF好きにはたまらない設定
2024年、フィラデルフィアが何かの攻撃を受けて炎に包まれているところから物語は始まる。
時は遡って1988年、コンサート中のピアニスト、バスの運転手、料理中のコックが次々と目と鼻から血を流しながら謎の死を遂げる。警官であるトーマスは、有力な容疑者を見つけ追いかけるが、取り逃した挙句、容疑者と思われるパーカーを着た黒人女性は地下鉄に轢かれて死んでしまう。この女性は死ぬ前に、「また会える」と意味深な言葉を残していて謎は深まる。
死んだ女性が9年後に現れるのだが、生きていた理由は、なるほどと思うくらいよくできたプロットで理論的に破綻していない。
1997、2006、2015と9年おきに現れる理由は、月と地球が最も近づく周期と関係があるらしい。引力によって時空の歪みが生じ、タイムワープが可能になる。タイムトラベル物は、制約があった方がドラマとしては深みが増すようだ。
ドラマ『Dark』と同じく特異点にしかタイムトラベルできないという設定が物語を面白くしているし、9年単位で変遷するパーカーの姿が事件に取り憑かれた男の狂気を雄弁に語ってくれる。
女性の謎もキレイに回収される結末で、なかなかの一本でした。
まさかの、執念、理解者がいれば
猟奇的殺人事件を追うミステリー刑事映画と思いきや、まさかのSF。
一人の刑事の執念にはあっぱれ。ただ、理解者が一人ぐらいいても良かったかなー、と思いました。客観的に見ても不可解なことが起きていることは一目瞭然だったので。
でも全体的に纏まっていて、面白い作品でした。
およそ30年に渡る捜査の追憶
1988年、謎の大量出血で死亡する事件が多発し犯人と思われる女性は犯行方法が不明なまま死亡する。それから9年後、事件は再び発生し…。
Netflix独占配信作。およそ30年に渡る1人の刑事の捜査を追ったSFミステリーで、ラストは衝撃よりも辛さが強く心が痛い良作でした。
配信後観たけど忘れてて…再び鑑賞。
荒廃した地球の映像から始まり…
何故、地球がこの様になってしまったのか…と言う所から始まるストーリー。
9年周期で起きる不可解な事件。
真実を追求することを止めないトーマスが行き着く先に待ってたものとは…。
本当にタイムリープとかが出来て、未来を変えることが出来るならば…そこに賭けるしかないと思うし、身内が命を懸けたソルジャーだと知ったら 一体どうするだろうか…。
地球の平和が守られるのは、案外 未来の誰かさんの任務によるものなのかも…。
設定は本編に練り込んで欲しかった!!
特に面白くはない洋ゲーのような印象です。殺人犯か特殊能力者ですが、特に象徴的に描かれている訳でもなく、全くインパクトがありませんでした。最後に一気にネタバレを語られても全く驚きが無く、設定は劇中に練り込んで欲しかったです。
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