「おまえさぁ、本当になんで結婚したの?」Red shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
おまえさぁ、本当になんで結婚したの?
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映画「Red」(三島有紀子監督)から。
誰もがうらやむ生活を捨てて、愛を求める物語、
現実的には、その後の生活が気になることが多い。(汗)
古くは、ダスティ・ホフマン主演の「卒業」から始まり、
今までに、何度も何度も目にしてきたが、
毎回、エンドロールで余韻を噛み締めながらも、
どうして、こんな幸せを手放してまで「愛」に走るのか、
「ラブストーリー好き」の私でも、ちょっと理解できない。
「ハッピーエンド」も好きなだけに、ますます混乱する。
だからこそ、小説・映画のネタになる、と言えばそうだけど。
気になったのは、出張先の大雪で、自宅へ戻れない状態となり、
その旨を電話で伝えようとした時の夫婦の会話。
「とにかく塔子はすぐ帰ってきて。母親だろ」
「母親って、あなただって父親でしょ?」
「えっ、俺、ちゃんと仕事してるよね?、何か不自由させてる?
塔子の1番大切な仕事って母親だろ?」
「みどり(翠)の親は、あなたと私の2人でしょ?」・・
結局、問題解決できず、どんな方法でも帰ることになり、
その悔しさを、同僚の男性にぶつける。
「男の人は100年たっても男じゃないですか!」
そんな叫びを受けながら、男性がさらっと言い返す。
「おまえさぁ、本当になんで結婚したの?」
結婚の意味をあまり深く考えず、自分の思った通りにならなかったら、
前の上司と不倫に走る。だから、その後の生活が気になる。
家族を捨てて、不倫に走った後の結末が。
う~ん、ラストシーンは、辛かったなぁ。
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