劇場公開日 2019年11月29日

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「下ネタとバカアクション多めの愛すべきB級映画」シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション イバラニカさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5下ネタとバカアクション多めの愛すべきB級映画

2019年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

当方もシティーハンター世代なので、見る前は若干の不安はあったものの、
いやこの作品はすばらしいですね。
原作のリョウが、女性相手に襲いかかろうとするようなシーンてのは、今となってはやや時代錯誤、セクハラまがいになりかねないのですが、
この映画では惚れ薬をリョウが嗅いでしまうことで、依頼人のハゲで小太りの中年オヤジに惚れてしまうことで、女性へのボディータッチなどのセクハラ描写をうまく回避していて、
なるほどこうきたか!と納得。
もちろん、冴子やモブの女性相手の胸や太ももに目を奪われるシーンくらいはあるのですが…そこは見てのお楽しみ。
下ネタはなかなかエグイノリなので、合う合わないはあるでしょうが、観客はおおむね笑っていましたね。
敵地での派手なガンアクションも見どころなのですが、割合としてはバカバカしい映像でのアクションシーンがメインで、かっこよいところもあるんだけど笑いがこみあげてしまうシーンばかり。
原作ファンがニヤリとするようなおなじみのシーンも多数あって、現代版の実写化としては理想的な作品になってますね
コメディリリーフのジルベールとパンチョもいい味を出しています。ジルベール、非常に小市民的というか普通にゲスな中年男性なのですが、それゆえにひどい目にあうギャグ要員になっても胸が傷まないので必要なキャラですねコレ

イバラニカ