スケアリーストーリーズ 怖い本のレビュー・感想・評価
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オールドスタイルのホラー童話
主人公のいじめられっ子3人組。
ハロウィンの夜に仕返しするのはいいけど、その方法は絶対次の日からさらにいじめられるでしょ?!
やり返すならコテンパンにやらないとねぇ。
そして、逃げるのにお化け屋敷って…。
しかも危険な部屋見つけちゃうし、本持って帰って来ちゃうし、そら普通にヤバいでしょ!
最終的に、友達を助ける為に頑張るっていうのはわかるけど、トミーは助けてあげないんだ&警察官とばっちりで殺されてるやん!ていう、悶々ポイントが。
怖くはない。うん。
道筋がちゃんとしている
個人的にホラーものを観るとき、「死に方」がおかしいとちょっと冷めてしまう。
例えば、ゴースト(=透けてる)なら、工事現場のハンマーが落ちたり、車道と歩道の信号を操作して事故を起こしたりして死ぬような「間接的な殺し方」はOKだが、ゴーストがナイフ持って追いかけてブスッと殺すと冷めてしまう。
今回は、本に「書かれたことが本当になる」ということで、殺害方法は「案山子が動いて農具で刺し殺す」や、「蜘蛛が頬っぺたからあふれ出る」など、ゴーストが受肉のような形で現代に降りてきて、「直接的に殺す」方法となっている。
映画「ミスター・ガラス」の人格のように、人は、「思い込みや想像」で精神だけでなく、見た目そのもの、能力値や体つきすら変えることができる。…と言われている。
地下に監禁されてたサラは、ゴーストになってなお、家族への怒りのエネルギーが収まらず、地下室の部屋に入ってきたものへその怒りを向け、物語を書き続けることを止めない。
サラは、ゴーストであるが「強い怒りと殺意=強い想像力となり「物語」を生んでいる=強すぎるイマジネーションは“存在=案山子や蜘蛛や指を無くした奴など”を作り出す」…ことで、現世の人間に攻撃できている。
直接的な方法にみえて、実は、イマジネーションで殺している。物語、起承転結が描ける時点で、殺意だけがあるわけじゃないので、ラストシーンでステラとの会話が成り立つのがわかる。
とても観やすいホラー映画。
本には力がある
誰にだって子供の頃、何度も読んだ好きな本がある。
ギレルモ・デル・トロの場合、これ。全米各地の伝承や都市伝説を基にした児童書シリーズ『誰かが墓地からやってくる』。
自らのプロデュース/原案で映画化。
物語の始まりは、1968年のハロウィン。とある田舎町…。
ホラー作家を目指すステラと幼馴染みのオギーとチャックは、あまり町で見掛けないラモンと知り合う。
いじめっこの不良から逃げる傍ら、町の恐怖スポットの廃屋敷に忍び込む。
曰く付きの屋敷、昔住んでいた曰く付きの少女、その少女が書いたという曰く付きの恐ろしい本の数々…。
ステラが出来心で一冊の本を持ち出した時から、町で身近な人々が失踪。
それらは全て、本に“新しい物語”として書かれ、それが現実に…。
全米ではあまりの恐ろしい内容や挿絵から学校図書館に置く事を禁じられたという。
なので、とんでもなく怖いホラーと思っていたのだが、勿論薄気味悪さや不気味さやそれなりに怖い描写はあるが、メッチャ怖いホラーとまではビビらず。
所謂、ティーン・ホラーの類い。
かと言って、決して期待外れなどではなく、『IT/イット』などのジュブナイル・ホラー好きやデル・トロ印は必見、“物語”も悪くなかった。
デル・トロにとっては自身のビジュアルの原点。登場するクリーチャーの挿絵原画を所有するほどだという。確かに、後の自身の作品に通じる。
カカシのハロルド、青白い顔の太った長い黒髪の女性(←個人的にこれ、強烈!)、そして“「ミィタイ ドウティ ウォカァ」”…。
これら原作の挿絵を忠実に再現したらしく、なるほど、子供たちにはトラウマ必至。
デル・トロらしく、極力CGは使わず、特殊メイクで創造。
1960年代、子供だったあの頃。
ハロウィンという時期。
それらが恐ろしい物語の中で、何処かノスタルジックな雰囲気を醸し出す。
ホラーおたく。冴えない仲良し友達。
これらもデル・トロ“自身”なのかもしれない。
ただ理解し難い恐怖が襲い来るだけじゃなく、身近なイジメや警察圧力、ベトナム戦争などの世の情勢など、不条理な“恐怖”もそれとなく溶け込ませている。
デル・トロに抜擢された気鋭ホラー監督の恐怖センス。
こちらを見る老婆、カカシに変化、シチューの中の足指、ニキビからクモ…インパクトある描写やグロい描写もなかなか。
でもやはり、書かれた恐ろしい物語が現実に起こる。
普通は人が本を読み、感動し、時には心を癒すのだが…、
本が人を物語り、恐怖させ、傷付ける。
が、どんな物語にも必ず隠された秘密や真実が…。
ステラたちはこの呪いの本を調べ始める。
著者の少女、サラ。
魔女のように忌まわしい存在と思われていたが、実は…。
恐ろしさの裏の哀しさというのは、古今東西ホラーの鉄板。
サラの無念と怒り。
ステラは大切な友達の命を奪ったサラを許せない。でも、助けたい。
サラの過去は余りにも悲惨。
サラはこの本を通じて、助けを求めていたのかもしれない。
そしてサラはこの本を通じて、読み伝えてくれる人物を待っていたのかもしれない。
本を粗末に扱ったり、盗んだりしたら、必ず罰が下る。
が、世の中、“怖い本”じゃなく“素晴らしい本”の方が圧倒的。
誰かの心に残る。
誰かの原点になる。
誰かの希望になる。
本には力がある。
家族が
家族がなんでサラに拷問して吐かせようとしていたのか、よくわからなかった。
あとでネットで調べてそう言うことね、っと理解したけどそれでもそんなシチュエーションあったかな?
って思うくらいだった。
何故今まで本を見つけなかったの?
ハロウィンの夜に幽霊屋敷で見つけた本を巡ってモンスターたちとすったもんだする話
幽霊屋敷があるの知ってるんだからすでに本見つかっててもいいと思うんだけど、まあホラーにはありがちなツッコミどころ満載な代表作になった
ウェルメイドなティーンズホラー。
白いむくむくオンナとバラバラ男が可愛かったー!
移民やら公害やら隠蔽やら、しれっと入ってきてほんのり社会派。
オギーとチャックも戻ってくるといいねえ。
良心的なホラー
シンプルに怖いだけの話だった。
小学生の頃、夏休みになるとなぜか巷を賑わす、心霊写真特集や怖い話全集などを思い出す。
単体のエピソードに裏付けや説明などはなく、直感的にや、単純に怖い話が展開されていく。主人公達の見た目が若いのも手伝って、ノリ的に林間学校の夜に突如始まる怖い話合戦のような空気感だ。
つまりは、その時だけ「ゾクリ」と怖くて後を引かない。せいぜい夜中にトイレに1人で行くのが怖くなる程度で、次の日には忘れてしまえる。そう思えば良心的で良質なホラーでもあった。
各エピソードの詳細は避けるが「赤い部屋」の話が怖かったわー。
物語の構成も技有りな感じで、クリーチャーがこれまた不気味。この一節には「恐怖の種」っていう漫画のテイストを感じてた。
結局のところ、サラに何故そんな力があったのかは語られず、人の怨念が起因だったようだ。
構成的にも質的にも幾らでも続編が出来そうであるし、ちょっと楽しみでもあったのだけど、サラが浄化されたようなラストに舌打ち。
サラ自体の設定は重いなりにも、エピソード自体はライトな感じで共有できる部分も多く、その外堀である映像表現や編集、SEなどしっかりと作り込んである良作なホラーであった。
良質の良ホラー
舞台が昔なのはスマホはじめ数々の科学的な武器で対応できない理由となって良いものです。
ホラー特有でよくあるのは被害者の叫び顔がドアップになるシーンですが、個人的にはこれがあまり好きではありません。
もっと化け物がどれだけ怖いかを描写してほしいのです。
どれだけ怖いかの描写に「ほら、被害者がこんなにこわがっているの!」以外の表現手段があっても良いと思います。
それぞれのクリーチャーも充分に怖い。
充分に怖いけど、ただただ単発で出てきて役割をはたしたらもう出てこないので何だったのだろうと思う。
ハロルドのようにしっかり描写されていれば物語としてすとんと話がついたかもしれない。
でも、ホラーモノに限ってはストーリーに落としどころとか複線回収とかいらない。
ただただ怖ければそれでいいのです。そういう意味でホラーシーンが秀逸な良い映画でした。
でもお化けとカーチェイスとかいりますかね。物理攻撃で対処できてしまうのはどうなんだろう……。
というのは和ホラーが好きだからこその感覚なのかもしれません。
ところでどうしてアメリカ映画はいじめっこがこんなにギャングっぽいんでしょうかね。
やはり警察機能がロクに稼働していなかった時期だからなんでしょうか。
霊柩車が通ったら笑ってはいけない!
大好物の青春ホラー🎵
作品ポスターが更に恐怖への期待を膨らませてくれた!
・・68年の設定にも女子がリーダーで・・いじめっ子が居て・・な「あるある」冒頭から期待値はMAXでした!
「あるある」を楽しみながら「もっと怖がらせてぇ~💦」
でしたが・・スノーマンとガンバレルーヤのよしこちゃん(ごめんなさい🙏)を足した様なお化けちゃんに笑いのツボがハマってしまい
笑でヒーヒーしてしまったぁ😅
原作は児童書だとの事・・
「怖さや恐怖」の感性が枯れた大人になっちまったのかと・・哀しい💧💧
お化けキャラはともかく
ストーリーは子供達と共に逃げている様な引き込まれ感にワクワクは止まらず!
充分に青春ホラーを楽しませていただけました!(そこんとこのお子ちゃま感性は衰えず・・?)
ステラの今後やラモン、オギーの消息・・
まだまだ「続く」完璧なハッピーエンド
ストーリーを期待します!
なかなかcleverでsolidなホラー
①ギレルモ・デル・トロ制作だけあって安心して観ていられるし、ゴシックなホラーとしては御本人が監督した「クリムゾン・ピーク」より良く出来ているくらい。②映画のクライマックス兼呪いの解明の件で時間軸が交差する点は日本の「呪怨」や「犬鳴村」を連想させるが、あちらは生前それほど酷い目にあっている訳でもないのに怨霊になる不自然さがあったが、こちらはサラが死後怨霊になるのも当たり前だわ、という点で納得のいくものとなっている。③トミーは自業自得ではあるが、口や傷口から枯草が生えだしてカカシになるシーン、ルーシーの頬の腫れ物から蜘蛛がうじゃうじゃ出てくるところはなかなかグロい。③保安官役の役者が誰かに似てるな、と思ったら何と「アリーMy Love」のビリーではないか!こんなところに出てくるとは!
怖さとしては物足りない
ストーリー構成は、これまで何度も見てきた。要は子供たちが持ち帰ってきてはいけないものを持ち帰ったことにより悲劇が巻き起こるケースである。物語が人主体でなく、物質(本)主体で作られていくという構成は新鮮であった。一方で、「怖さ」という観点では全体を通しては非常に中途半端な映画で、グロさにも偏っておらず、心理的な怖さにも偏っていない(沈黙を長く活用するというパターンはあったが一部のみ)。また、途中から変な霊?がでてきたり、いやいやマツコかよということを内心思ってみていたり、???となる映画であった。
監督やってよー
ギイェルモが監督やってれば、でっかい音で驚かすだけのドカドカ演出や怪物たちの絶望的に稚拙な造形はあり得なかったでしょう。
あとステラがこっそり「物語を語って」って言っちゃって本持って帰ってきたくせに「私が悪いの」って言ったの一回こっきりでしたね。しかも後半はずっと主語が「私たち」。なんだこの女と唖然。最初から屋敷に入りたがらなかったり早く帰りたがってた友だちが先にいなくなってるのに、ずっと漂う全体責任感が不愉快でした。そして一番の違和感は最後までトミーには言及なしなことね。悪いやつだから死んでもいいと言わんばかりの扱い。敵対国の司令官を暗殺して「テロへの勝利」とか言ってるトランプさんと同じ考え方ってことですかね。何はともあれ面白くなかった!
パンズ・ラビリンスみたいのまた見たいわー。
けっこうよかった
どれだけ怖いかと思ったらけっこうジワジワくる怖さで、声を出しそうになったのは2回くらい。主人公がメガネっ子でかわいい。お化けの謎を解くミステリーの展開もいい。クライマックスは二つの時代を同時並行で描いているのが面白い。
だけどもうちょっと面白くなりそうなところで、そこまでいかない寸止めな感じがあり、物足りない感じもする。主人公の女の子のお母さんの問題など、とってつけた感があり、深掘りもしない。
オールドスタイルのホラーですな。
先月から個人的にホラー作品強化月間に入ってましてw、気になるホラー作品をちょこちょこ鑑賞してましたが、今作も以前から気になっていた作品なので鑑賞してました。
で、感想は言うと、うん、まぁまぁw
普通に怖いのは怖いです。
でも、典型的なオールドスタイルのホラー作品で、「リング」と「トワイライトゾーン」と言った所でしょうかw
仲間が次々と消えていくけど、何処か青春映画っぽいし、なんとなく「グーニーズ」な感じもする。
原案・プロデューサーがギレルモ・デル・トロなら、邦画のリングも鑑賞済みかと思いますので、「その辺りのテイストを取り入れているよね。絶対!」と思うくらいにリングテイストな感じが盛り沢山w
呪いの元凶となるサラの生い立ちや悲劇的な死により、強烈な呪いを残す描写やステラ達が呪いの原因を調べるのなんて、リングのストーリーに似てるし、ラストの走り行く車を俯瞰で見るシーンはリングそっくりで完全に終わりではないと言うのもリングっぽい。
また、仲間がいろんな怪物に襲われるのもデル・トロっぽい。怪物のデザインもデル・トロが好きそうな感じだしw
監督のアンドレ・ウーヴレダルは2012年の怪作「トロール・ハンター」の監督ですが、それだけでなんかソソられますw
ホラーとしては普通に面白いのは面白いです。
最近では珍しいくらいのベタな感じのホラーで、いろんなフラグを立てるしw
ハロウィンの夜に逃げた先が曰く付きの封鎖された幽霊屋敷と言うのも定番でベタ。
気になったとは言え、勝手に曰く付きの本を持ち出す時点で天罰てきめんですよw
呪われても仕方ないでしょう!と言うくらいにベタですよね。
クライマックスでステラが再び幽霊屋敷に乗り込む際の幽霊屋敷の描写が「機動警察パトレイバー THE MOVIE」のラストの夜の「方舟」の描写に似てるのは気のせいかな?
最初は1968年から始まって、その恐怖は現代でも続いている…かなぁと思っていたら、1968年で完結してたw
なんでアメリカが激動的に揺れ動く1968年なの?と言うのは多分原作がそうなのでとかそれなりの理由があると思うんですが、まぁ弱いと言えば弱い。
でも嫌いじゃないw この辺りの時代設定もオールドホラーテイストなんですよね。
ツッコミどころはまぁそれなりにありますよねw
・近所と言えどトランシーバーって、そんなに電波飛んだっけとか
・ラモンを追い回す怪物って物理的攻撃効くの?とか
・ステラとラモンを留置場に入れた警察官のターナーって完全にとばっちりやんとか
・ステラとかを追いかけ回したトミーが最初の犠牲者になったけど、あとのスタジャンブラザーズは?とか
・チャックの姉のルースが最後は正気に戻っているのはちょっとどうなの?とか
・サラが拷問される様子の録音された筒が残ってるのはどうして?あんなヤバい物を記録物として残しているのってどうなん?とか
チャック役のオースティン・ザユルは主人公でないけど古い感じの主人公っぽい。
また、チャックが追い回された怪物が一番怖い。
あんなのに追い詰められたらもうアカンって感じw
あの真っ白でだるんだるんwとは思わなかった。
オバQのオバサン版リアルって感じw
もう、すんごい怖いです。
ラモンを追い回した怪物はなんかちょっとギャグになってるw
定番系な感じのホラーで鑑賞前の怖い本のイメージからはちょっとかけ離れた感じはあります。
怖い本と言うよりかは自働書記の予言書みたいな感じで呪いではなく、怪物に殺される(連れ去られる)。元は児童書なので、こうなのかなぁと言う感じ。
また、呪いの大元となるは貞子の様になかなか悲劇な運命の女の子なんですが、どうもラストまでの活躍が薄いかな。
といろんなツッコミをしながら、肩透かしはありますが、まぁまぁオッケー。
あんまり期待せずにハードルを上げずに観るとそれなりに楽しめますw
ベタではありますが、何処か懐かしい、定番のホラー作品として如何でしょうか?
完全解決!全員解散!
いや、もう続かなくて良いから、シリーズ化なんか要らないから、って事で。
でも、探すんでしょ。あの2人。で、探してるうちに、本に新しい物語が書かれ始めたりするんでしょ。20年後とかに。次もデル・トロ監修なら観に行きますけどw
いずれにしても。やっぱり入門篇ですよね、これ。個人的にはゾーイ・コレッティに、眼鏡っ子萌えしてしまったので満足してます。と言うか、俺、マジでビビリ卒業宣言します。ちょっと怖かったけど、登場するバケモンさん達には、一々ツッコミ入れながら、軽くクスクスする程度の余裕は出て来た。
リアルに言うと、ベトナム戦争もヤバいでしょ?
って思うんだす。
ニクソン、お前も悪夢だよ。って事で。
病院の女の人が、誰かに似てるけど思い出せなくって、ストレス!
前日見たミッドサマーとは違い、正統派の Students' Horror で、高感度は高かったです。少なくとも、笑いどころは無かったから。と言うか、引きずってるな、俺w
ほのかな恐怖
死亡フラグビンビン立てた状態で死んでいく登場人物に対して少しイラっとしてしまうのは目が肥えてしまったのでしょうか。
ホラー映画は基本的に苦手で、観にいくときはビクビクしながら観にいきます。でも今作は優しいホラーだったので一安心です。
突然の物音で驚かすのは分かっていても、ビックリしてしまいます。やっぱり慣れない…
幽霊の造形がとても奇怪で、ずっと見てると酔ってしまうような感覚に襲われます(笑)
オチからして続編を作る気満々ですが、そこんとこはどうだろう…
映画.comの評価が4〜2に落ち着いてるのは不思議な現象。
Sarah Bellows, tell me a story. 見せ方が上手。
ギレルモ・デル・トロのクリーチャー愛が相変わらず爆発していました。児童文学が原作だけあって、グロいシーンもなく子供でも見易いホラーに仕上がっています。出てくる化け物が何処と無くユーモラスな見た目で、そんなに怖くないのでホラー苦手な人でも安心。っと言っても容赦なく殺しにくるのですが。
基本的に子供が頑張るジュブナイル物って好きなんですよね。場面の見せ方とかもスゴく良かったと思います。本に内容が書かれて行くシーンなんか好きです。
確かにレビュワーの皆さんがおっしゃる通り子供のホラーデビューにはうってつけでしょう。私も観てる途中に私に負けず劣らずビビりな甥っ子をこれでホラーデビューさせてやろうかな?なんて思いました。
一番の恐怖は冒頭の袋
1968年ミルバレーでハロウィンに浮かれる十代半ばの子供たちが幽霊屋敷と呼ばれる空き屋に忍び込み不思議な本と出会って巻き起こる話。
赤い文字で書かれたその本の怪談エピソードが現実に。
から勝手に物語が書き足されて又現実に。
えっ?マンガじゃないけどトト神(ボインゴ)か?と思ったらデスノート?いや、それを遥かに超えちゃって何でも出来る究極の本という展開。
子供がストーリーテーラーであり主人公だからか、ファンタジーっぽさのあるホラーで、怖そうな描写はあっても悍ましさやグロさは無いつくり。
主人公と同年代ぐらいをターゲットにしたマイルドなホラー作品という感じかな。
全23件中、1~20件目を表示