劇場公開日 2021年5月28日

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HOKUSAIのレビュー・感想・評価

全127件中、121~127件目を表示

4.0北斎は変わりゆく世の中を見たかった。

2021年5月28日
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悲しい

難しい

浮世絵師 葛飾北斎。描きたい物をかく。という信念で一生涯描き続ける。見える物を描くのではなくて見えない目の奥に感じる物を書く。

自由に描くこと。自由に執筆することが難しい時代だった。北斎はいつか時代が変わっていくことを望んでいた。変わる世の中を見たかったのだ。
描いて世の中を変えることができると信じていたが変えることは出来なかった。

波の絵は独特で波が生きているかの様。
柳楽、田中の迫力のある演技が素晴らしい。
時代背景を重点に描いてる。絵師の絵の方ももう少し見たかった気もする。

北斎の絵は何故か惹き付けられる。

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しろくろぱんだ

3.0普通の映画。スジは単純なので良い。

2021年5月28日
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単純

知的

柳楽優弥と田中泯。既に文字変換がめんどくさい時点でこの2人マイナス評価。イラつく。

荒削りで粗暴な青年期と老年以降の葛飾北斎を描く。

90近くまで生きて途中脳卒中って・・所詮、後世の鑑定なんて当てにならない。脳卒中後に旅は無理というもの。
ゴースト絵師がいたんじゃないの???手が一度震えたら江戸時代じゃ無理だってば、平均寿命も50いかないんだろうから。

なんか作中、柳亭種彦と時系列が微妙に合わないし。むしろ芸術家の真骨頂見せたのは永山瑛太(この人一発変換で良い)演ずる武士で戯作者の柳亭種彦の死に際。なんか史実とは違うみたいだけども。

田中泯って、申し訳ないけど、微妙に老人にしては落ち着かないんだわ。もうちっと老成した役できる人が適任ではと私には映った。
あと、青い色の顔料。雨中で持って「芸術は爆発だ!by岡本太郎」みたいなのもなんだかなぁ。

発見として浮世絵って実は彫師と摺り師の合作だったのね。肉筆とは違うのねという発見があった。
遊郭の背景と相まって
版元蔦屋重三郎の阿部寛と喜多川歌麿の玉木宏はキャラクターが分かりやすくて非常に良い。好演。
なんかよくわかんない作家が・と思ったら滝沢馬琴だった。有料パンフで確認。
とにかく難しい展開はないからその意味では疲れなくて良い映画。北斎の長屋と、老成後の棲家が江戸時代リアルでよかった。ただ、旅の描写は物足りない。

そもそも、永谷園のお茶漬けのおまけ、安藤・・じゃなくて歌川広重の「東海道五十三次」と北斎の「富嶽三十六景」間違える人間の私には少し高尚すぎたかもしれないなぁ。結論としては可もなく不可もなしの無難な映画。字幕の多人数複雑映画と比べればかなりハードル低いと言える、とは言え。なんかもう少しインパクト欲しかった。
旅、放浪に北斎は活路を見出した点と柳亭種彦とのコンビ、その死の衝撃はよくわかる。表現の自由は厳密に言えば、第二次対戦後、進駐軍が撤収するまで時間がかかりすぎた。

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満塁本塁打

3.5歴史的な意義

2021年5月28日
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鑑賞方法:映画館

公開初日に観た。柳楽優弥は以前からどことなく惹かれる俳優さんで、今回も半ば狂気を感じる役作りでとても良かったと思う。あんな風に歌麿と写楽と北斎が同じ席で一緒に遊んでいるなんていかにも楽しそうだ。

阿部寛扮する版元って言うのは今の画廊なんだろうね。京橋で同級生が画廊をやっていて、プライマリーとして作家を抱えて育てているから良く理解出来るよ。北斎も壁に当たって旅に出て描いた作品を版元に素直に見せる場面もあったが、売ってくれる人をその気にさせるのが実力と言うものだろうな。

瀧本美織ファンとしては、健気な妻と言った役どころで良かったと思うが、出会いのシーンもなかったし、もっと出番を多くしてほしかったな。

後半は決して悪くはないけど、盛り上がった前半に比べて全く別の作品の様な感じだった。雨の中で北斎が藍色の絵の具を浴びるシーンの意味が分からなかったし。でも全体的には歴史的にも意義があって良い作品と思うよ。

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重

3.0大人になるな!子どもにもなるな!あなたになれ!

2021年5月28日
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鑑賞方法:映画館

生きたいように生きられる時代は幸せだ。知ったかぶりな大人、未熟な子どもではなく、あなたになって、あなたで生きるんだ。あなたで生きられるこの世はいい世の中だ!あなたは唯一無二。あなたになって、あなたで居るんだ!どんなときも。

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原健彦

3.5偉大なアーティストHOKUSAI

2021年5月28日
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花散里

2.5演技は素晴らしいが、、、。

2020年11月10日
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鑑賞方法:映画館

TIFF2020クロージング作品として鑑賞。
特に柳楽さん田中さん瑛太さんの熱演良かったです。

けど、申し訳ないですが、それだけでした。

あまり資料が無い中の物語作りは凄くご苦労されたとおもいますが、どうにも散漫な印象と、波をシンボル化し過ぎなんじゃないか?と。

正直、波の表現に至ったエピソードは
印象に残ってません。
また、画狂感が残念ながら弱い。

伝説の絵師を描くにあたり、
上手くまとめすぎたのでは?
北斎のセリフじゃないけど、
「指図されるようなことはしたくない」
な感じで、もっととんがった作品でも
良かったんじゃ?

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バリカタ

1.0ぼちぼちこの映画公開かな、と思って公式HPを見てびっくり。東京五輪...

2020年4月5日
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鑑賞方法:試写会

ぼちぼちこの映画公開かな、と思って公式HPを見てびっくり。東京五輪と歩調を合わせるかのように、来年に公開だって!
悪いけど、永遠に延期でいいんじゃないかな。
葛飾北斎という大芸術家をどう料理するのか。
老年になってからの北斎を田中泯が演じていて、本来なら鬼気迫るものがあってもよさそうなんだけど…。
そういうのがないんですよ。ただ、北斎の生涯をさらっと描いただけ。
どこに焦点を絞り、誰とどう絡ませるか…。それがすべて平板なんですよ。
企画・脚本の河原れんという女性、初めてこの映画で存在を知ったけど、ほぼすべて、それ(脚本、そして企画そのもの)が悪いわけ。
素人同然の作家には、北斎は荷が重すぎたでしょう。

今、Wikipediaで調べて知って、得心がいったんだけど…。
この河原れんは、製作元のスターダストプロモーションの創業者で会長・細野義朗の夫人なんだと…。
あ~あ、という感じである。
映画を作った人、出演した人、宣伝する人も「気の毒」だわ。

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町谷東光
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