HOKUSAIのレビュー・感想・評価
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歴史的な意義
公開初日に観た。柳楽優弥は以前からどことなく惹かれる俳優さんで、今回も半ば狂気を感じる役作りでとても良かったと思う。あんな風に歌麿と写楽と北斎が同じ席で一緒に遊んでいるなんていかにも楽しそうだ。
阿部寛扮する版元って言うのは今の画廊なんだろうね。京橋で同級生が画廊をやっていて、プライマリーとして作家を抱えて育てているから良く理解出来るよ。北斎も壁に当たって旅に出て描いた作品を版元に素直に見せる場面もあったが、売ってくれる人をその気にさせるのが実力と言うものだろうな。
瀧本美織ファンとしては、健気な妻と言った役どころで良かったと思うが、出会いのシーンもなかったし、もっと出番を多くしてほしかったな。
後半は決して悪くはないけど、盛り上がった前半に比べて全く別の作品の様な感じだった。雨の中で北斎が藍色の絵の具を浴びるシーンの意味が分からなかったし。でも全体的には歴史的にも意義があって良い作品と思うよ。
大人になるな!子どもにもなるな!あなたになれ!
生きたいように生きられる時代は幸せだ。知ったかぶりな大人、未熟な子どもではなく、あなたになって、あなたで生きるんだ。あなたで生きられるこの世はいい世の中だ!あなたは唯一無二。あなたになって、あなたで居るんだ!どんなときも。
偉大なアーティストHOKUSAI
田中泯さんと柳楽優弥さんのダブル主演ということでとても楽しみにした映画。
昨秋、東京国際映画祭で鑑賞しました。
何年か前に仕事で富嶽三十六景を調べたのですが北斎という世界的アーティストに興味がわきました。
北斎を映画化すること自体がなかなか難しいと思うし、調べれば調べるほど史実を大切に思うので伝記仕立てになってしまうのかもしれませんね。
私は田中泯さんのファンです。
オドリも観に行くのですが本作の中でアーティスト北斎として生きる泯さんを堪能させていただきました。
制作裏事情を知らずに観ればもっと楽しめたのかもしれません。
河原れんさんの舞台挨拶を聴いてしまったことにちょっと後悔したのですが彼女の熱い想いは伝わりました。
役者の皆さんと波や富士の迫力は良かったです。
もう一回観て来ますね!
演技は素晴らしいが、、、。
ぼちぼちこの映画公開かな、と思って公式HPを見てびっくり。東京五輪...
ぼちぼちこの映画公開かな、と思って公式HPを見てびっくり。東京五輪と歩調を合わせるかのように、来年に公開だって!
悪いけど、永遠に延期でいいんじゃないかな。
葛飾北斎という大芸術家をどう料理するのか。
老年になってからの北斎を田中泯が演じていて、本来なら鬼気迫るものがあってもよさそうなんだけど…。
そういうのがないんですよ。ただ、北斎の生涯をさらっと描いただけ。
どこに焦点を絞り、誰とどう絡ませるか…。それがすべて平板なんですよ。
企画・脚本の河原れんという女性、初めてこの映画で存在を知ったけど、ほぼすべて、それ(脚本、そして企画そのもの)が悪いわけ。
素人同然の作家には、北斎は荷が重すぎたでしょう。
今、Wikipediaで調べて知って、得心がいったんだけど…。
この河原れんは、製作元のスターダストプロモーションの創業者で会長・細野義朗の夫人なんだと…。
あ~あ、という感じである。
映画を作った人、出演した人、宣伝する人も「気の毒」だわ。
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