劇場公開日 2021年5月28日

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HOKUSAIのレビュー・感想・評価

全125件中、61~80件目を表示

4.0こんな日だから絵を描く

2021年6月7日
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鑑賞方法:映画館

絵師・北斎の人生を柳楽優弥と田中泯が演じた映画。全4章構成で、前半2章を柳楽が、後半2章を田中泯が演じている。
第一章では歌麿・写楽・北斎の三者三様が、第二章では馬琴との才能の才能のぶつかり合いが、第四章では戯作者柳亭種彦の死に絡んで老境に至った北斎の魂の有り様が、それぞれ描かれているが、第三章の、特にいわゆる北斎ブルーとも呼ばれる藍との出会いのシーンなど、もはや顔芸かと言っても過言ではない強烈な表情をいくつも重ね、いかにその出会いが画期的であったかを描いていて、流石に代表作と目される「富嶽三十六景」誕生のシーンだけに、画も演技も熱が籠もっていた。
ただ、たしかに良くできた映画だとは思うのだが、相手が北斎というメジャークラスな人物であるだけに、色々工夫はあってもやや通り一遍なストーリー展開と描写に留まったきらいはある。北斎の奇天烈さに負けないくらい奇想天外破天荒なストーリーが見たかったというのは贅沢にすぎるだろうか。
ただ、作中で2度語られる「こんな日だから絵を描くのだ」という北斎の台詞は、心に留めておきたい良い言葉だった。なんとなくではあるが、北斎ならたしかにそんなことを言いそうではある。

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よしえ

3.5精神性を強調し過ぎで、脇役が目立つ

2021年6月6日
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若い頃見た「北斎漫画」は、あのタコの絵にインスパイアされたクセのある映画だったが、こちらは逆に北斎の精神性を余りに強調しすぎているような気がした。「北斎漫画」だってフィクションだろうけど、これは買い被りすぎというか、こんなに求道のストーリーにしていいのかと。だから後半の田中泯はインパクトがあるのだが、前半の柳楽優弥は手練れの脇役たちに食われている気がした。それは柳楽優弥のせいではなく、脚本からそうなるのだと思う。あの波の絵にまで無理につなげている環境映画みたいになってしまっている。絵自体はキレイで、お代の価値はあると思う。
この映画のメッセージは、御禁制もなく自由に絵を描きたいということのはずで、だったら、もっと破茶滅茶でもよかったのではないかと思う。

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Boncompagno da Tacaoca

3.5波‥☆

2021年6月6日
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鑑賞方法:映画館

前評価がそれほどではなかったので、あまり期待せずに行ったがなかなか面白かった。
やはり、役者が揃っていて なかでも期待通り田中泯。

青年期のエピソードは創作が多く場面がくるくると変わりわかりにくさもあるが、それでも
蔦屋や歌麿、写楽等の関わりが描かれ、後半になると北斎と種彦を中心にして一気に
加速していく。

他のレビューにもあるように、やはり北斎への知識があると数倍は楽しめるのではないかと
思う。
北斎が病後、放浪の末 富嶽三十六景を描き始めるが 北斎好きの知人はもっと
彼が描いた肉筆画が見たかったと言っていた。
しかし、波と富士があまりに有名なためこの選択は仕方がないかも・・。

場面の色彩も豊かで、吉原のシーン(天井や襖絵など)も豪華で見応えがあった。
ラストシーンの波、小布施に行ってみたい。

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☆ムーミン

2.0北斎へのリスペクトがない 嘘で固めた映画

2021年6月6日
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レモンブルー

3.5描きたい絵を思いのままに

2021年6月6日
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鑑賞方法:映画館

葛飾北斎の生涯を、ストーリーを4部構成に分けて1.2章の青年期から、3.4章の晩年期までを描いている。その青年期を柳楽優弥が、そして、晩年期を田中泯の2人が、W主演で演じている。

北斎に関しては、遅咲きの絵師と言われ、当時の浮世絵で名を成していた、喜多川歌麿や東洲斎写楽に遅れをとり、『富岳三十六景』が、世に出るまでの史実は、あまり残されてないと聞いている。そのため、若い頃の北斎は、謎に包まれてた絵師とも言われている。その分、本作では、蔦屋を介して、歌麿や写楽と共に、時代を歩んだ絵師として、都合よく自由には脚色もできたと思う。

1.2章では、名も無く、貧しい若い絵師・勝川春朗(後の葛飾北斎)の破天荒な生活から、絵師として開眼していく、サクセス・ストーリーが描かれている。その成功に導くのが、版元の蔦屋重三郎役の阿部寛。春朗の型にはまった絵師から、心の思いのままに描く本物の絵師へと、厳しさの中に温かみを持って導いていく。但し、阿部寛の顔がアップになる度に、浮世絵のそのもの絵の様に見えてきて笑った。(笑)

3.4章からの晩年は、弟子もたくさん抱える中、江戸の町人文化の一役を担う存在まで登り詰め、年老いても尚且つ、ギラギラした目で創作する意欲は劣ることなく、浮世絵に立ち向かう老翁の姿が描かれている。特に最後の『生首』と『波』を描くシーンは、田中泯にしかできない、ほとばしる情熱と絵師としての深みを観る者に訴えてくる。

自分も絵画は好きで、美術展にも出かけるが、その大半は印象派を中心とする西洋絵画が多い。改めて、本作を通して、浮世絵の繊細さ、一発勝負の筆入れ、明瞭な色彩、版画による増版等を目の当たりにし、ゴッホやモネの巨匠達も強く影響され、魅了された理由が、少し紐解けたように思った。

ストーリー展開という点では、やや盛り上がりに欠け、時間的にも長すぎたかな。俳優さんも中心人物以外の配役陣に、物足りに無さは感じた。

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bunmei21

0.5スターダスト社長の道楽映画で、歴史的に正しく無い北斎感

2021年6月6日
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難しい

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食コン

4.0柳楽優弥と阿部寛の掛け合いに泣いた

2021年6月5日
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なにも予備知識を入れず、葛飾北斎の伝記かぁ
柳楽優弥さんなら観たいな、
くらいの軽い気持ちで観ました。

素晴らしかったです!

特に前半の画商阿部寛さんと柳楽優弥さんの
掛け合いがゾクゾクしました。

特に波を描いた絵を渡すシーンは
何故か泣けました。。

後半の田中泯さんのシーンも
圧巻です。

大器晩成の権化、北斎に
勇気をもらえました。

そして、彼が描いた本物の絵をみにいこうと
いう気持ちになりました。

あと、河原れんさんというマルチな才能も
気になりました。

あ、、、富士山の見える海はどこか気になりました。
マリンコーディネーターという職業があるんですね。

公式パンフレットもとても
良かったです!

アートと熱い志とのひとときを
ありがとうございました

@品川

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ZUNKO

3.5期待していたけど

2021年6月5日
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鑑賞方法:映画館

単純

もう少し歌麿、蔦屋、写楽、作家との関わり合いを描かないと何が言いたいのか少しボケてしまったよう。この時代は太平と言いながら、幕府には最初焼き討ちにあるシーンを出して緊張感を出すのは良かったが、その先が単なる北斎の個人的な話になってしまい、残念。妻との話も画一的で薄っぺら。最後もなぜ2人が絵を描いているのかよくわからない。
時代劇は少ないだけに楽しみにしていたが、ちょっと残念。

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morick

3.5歴史好きにはたまらない。

2021年6月5日
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鑑賞方法:映画館

観たかった映画。2024年新1,000円札に決まった大波富士。ゴッホ、モネ、ティファニーなど海外から愛されてやまない葛飾北斎の初の物語。同時代に江戸町人を楽しませた喜多川歌麿、東洲斎写楽との切磋琢磨など歴史好きにはたまらない。富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』、『生首の図』の誕生秘話など興味深い逸話も満載。

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masayoshi/uchida

2.0浮世絵が繁栄した時代の物語

2021年6月5日
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ムービー好き

4.0キャスト

2021年6月5日
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はまってますねえ。主役の2人だけでなく、それぞれが良かったです。北斎&蔦屋&歌麿&写楽があんな風に接触があったなんて、ストーリーの最初のヤマが来てる感じでした。

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ごっとん

4.0Hokusai

2021年6月5日
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葛飾北斎のさられざる生涯を描く作品である。
90歳の生涯を人気絵師の奇想天外な世界観は驚かされる。
歌麿 写楽 北斎の人間関係も面白い場面ですね。

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石田 知久

3.0評価が2極化しそうな映画かも

2021年6月4日
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歴史に疎いです。だからこそ入り込みやすく、個人的には面白かったです。でも歴史好きな方には物足りないそんな映画なのかもしれません。

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かおり

5.0北斎をよく表している

2021年6月4日
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阿部ちゃんも、若い北斎も、英も、はまり役だったが
老年の北斎は、田中泯だからこそ出来た迫力であった。

敗戦時 日本の宝は、ただ同然で戦勝国に買いたたかれ 持って行かれた。
だが、自国の博物館にあるものを自慢したいものだ。

この北斎の海外の評価は、流出したからこその、数少ない利点とも思える。
困難でも、明日を信じて進もう。
そう教えてもらった。

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国立大学国際ビジネス研究會

4.0北斎が更に好きになった

2021年6月3日
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楽しい

知的

葛飾北斎、不器用だったんだろうなぁと思える人柄が表現されていたと思う。
晩年の作品で注目された人生には、人生100年時代という今の私たちに、勇気を与えてくれる。

喜多川歌麿、東洲斎写楽を切手の世界で子供の頃から知っていたが、葛飾北斎は少し大人になって知った。今は、浮世絵の中では一番好きだ。

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かずじー

3.0撮り方が素晴らしい!

2021年6月3日
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このカメラワークはすごいですね!
撮り方を知っています!ひとつひとつのカットが素晴らしい!映像に見入ってしまいます。
ただ、それだけに、前半の柳楽優弥くんのパートと、後半の田中泯さんのパートの対比が際立ってしまいます。
前半はかなりの部分、創作だとは思いますが、キャスティングも素晴らしく、それなりのテンポでストーリーが展開していきます。
それに対し、後半はかなり間延び感があり、前半のテンポの良さがなくなってしまいます。
しかし、前半の柳楽優弥くんのパートで、いつの間にか夫婦になっていますが、あれは何だったんでしょうか?
自分が居眠りしてしまったかな?と思いましたが、それくらい何も描かれていません。そして、いつの間にか子を身ごもって、キスシーン?そして子が生まれる?
ん〜、どうなんでしょう…、後半の間延びの仕方を考えると、この夫婦になる部分を丁寧に描いて、後半を短くテンポよくいけば、なかなかいい作品になったんじゃないでしょうか。
ちょっと、チグハグな感じがありますね。
しかし、キャスティングが良くて、撮り方、演技もいいので、皆さんも、ぜひ劇場で観てみてください!
芋生悠さんの演技も良かったでありんす!

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caduceus

3.0なんというか

2021年6月3日
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トミジュン

3.0私は前半部分のほうが印象深い

2021年6月3日
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あお

3.0絵の感動が欲しかった

2021年6月2日
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単純

欲張り過ぎたんじゃないかな?
2時間で90年分は無理がある。どこか1ヵ所に焦点を合わせて脚本を書いて良かったんじゃないかなぁ。たとえば、自分の描きたい絵を見つけるまでとか。

全体的に雑だなぁ。

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ふわり

4.0やがてくる時代の波を描いて待つ

2021年6月2日
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マスゾー
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