劇場公開日 2021年5月28日

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HOKUSAIのレビュー・感想・評価

全122件中、61~80件目を表示

2.0北斎へのリスペクトがない 嘘で固めた映画

2021年6月6日
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鑑賞方法:映画館
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レモンブルー

3.5描きたい絵を思いのままに

2021年6月6日
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鑑賞方法:映画館

葛飾北斎の生涯を、ストーリーを4部構成に分けて1.2章の青年期から、3.4章の晩年期までを描いている。その青年期を柳楽優弥が、そして、晩年期を田中泯の2人が、W主演で演じている。

北斎に関しては、遅咲きの絵師と言われ、当時の浮世絵で名を成していた、喜多川歌麿や東洲斎写楽に遅れをとり、『富岳三十六景』が、世に出るまでの史実は、あまり残されてないと聞いている。そのため、若い頃の北斎は、謎に包まれてた絵師とも言われている。その分、本作では、蔦屋を介して、歌麿や写楽と共に、時代を歩んだ絵師として、都合よく自由には脚色もできたと思う。

1.2章では、名も無く、貧しい若い絵師・勝川春朗(後の葛飾北斎)の破天荒な生活から、絵師として開眼していく、サクセス・ストーリーが描かれている。その成功に導くのが、版元の蔦屋重三郎役の阿部寛。春朗の型にはまった絵師から、心の思いのままに描く本物の絵師へと、厳しさの中に温かみを持って導いていく。但し、阿部寛の顔がアップになる度に、浮世絵のそのもの絵の様に見えてきて笑った。(笑)

3.4章からの晩年は、弟子もたくさん抱える中、江戸の町人文化の一役を担う存在まで登り詰め、年老いても尚且つ、ギラギラした目で創作する意欲は劣ることなく、浮世絵に立ち向かう老翁の姿が描かれている。特に最後の『生首』と『波』を描くシーンは、田中泯にしかできない、ほとばしる情熱と絵師としての深みを観る者に訴えてくる。

自分も絵画は好きで、美術展にも出かけるが、その大半は印象派を中心とする西洋絵画が多い。改めて、本作を通して、浮世絵の繊細さ、一発勝負の筆入れ、明瞭な色彩、版画による増版等を目の当たりにし、ゴッホやモネの巨匠達も強く影響され、魅了された理由が、少し紐解けたように思った。

ストーリー展開という点では、やや盛り上がりに欠け、時間的にも長すぎたかな。俳優さんも中心人物以外の配役陣に、物足りに無さは感じた。

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bunmei21

0.5スターダスト社長の道楽映画で、歴史的に正しく無い北斎感

2021年6月6日
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難しい

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食コン

4.0柳楽優弥と阿部寛の掛け合いに泣いた

2021年6月5日
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なにも予備知識を入れず、葛飾北斎の伝記かぁ
柳楽優弥さんなら観たいな、
くらいの軽い気持ちで観ました。

素晴らしかったです!

特に前半の画商阿部寛さんと柳楽優弥さんの
掛け合いがゾクゾクしました。

特に波を描いた絵を渡すシーンは
何故か泣けました。。

後半の田中泯さんのシーンも
圧巻です。

大器晩成の権化、北斎に
勇気をもらえました。

そして、彼が描いた本物の絵をみにいこうと
いう気持ちになりました。

あと、河原れんさんというマルチな才能も
気になりました。

あ、、、富士山の見える海はどこか気になりました。
マリンコーディネーターという職業があるんですね。

公式パンフレットもとても
良かったです!

アートと熱い志とのひとときを
ありがとうございました

@品川

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ZUNKO

3.5期待していたけど

2021年6月5日
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鑑賞方法:映画館

単純

もう少し歌麿、蔦屋、写楽、作家との関わり合いを描かないと何が言いたいのか少しボケてしまったよう。この時代は太平と言いながら、幕府には最初焼き討ちにあるシーンを出して緊張感を出すのは良かったが、その先が単なる北斎の個人的な話になってしまい、残念。妻との話も画一的で薄っぺら。最後もなぜ2人が絵を描いているのかよくわからない。
時代劇は少ないだけに楽しみにしていたが、ちょっと残念。

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morick

3.5歴史好きにはたまらない。

2021年6月5日
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観たかった映画。2024年新1,000円札に決まった大波富士。ゴッホ、モネ、ティファニーなど海外から愛されてやまない葛飾北斎の初の物語。同時代に江戸町人を楽しませた喜多川歌麿、東洲斎写楽との切磋琢磨など歴史好きにはたまらない。富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』、『生首の図』の誕生秘話など興味深い逸話も満載。

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masayoshi/uchida

2.0浮世絵が繁栄した時代の物語

2021年6月5日
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ムービー好き

4.0キャスト

2021年6月5日
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はまってますねえ。主役の2人だけでなく、それぞれが良かったです。北斎&蔦屋&歌麿&写楽があんな風に接触があったなんて、ストーリーの最初のヤマが来てる感じでした。

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ごっとん

4.0Hokusai

2021年6月5日
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葛飾北斎のさられざる生涯を描く作品である。
90歳の生涯を人気絵師の奇想天外な世界観は驚かされる。
歌麿 写楽 北斎の人間関係も面白い場面ですね。

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石田 知久

3.0評価が2極化しそうな映画かも

2021年6月4日
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歴史に疎いです。だからこそ入り込みやすく、個人的には面白かったです。でも歴史好きな方には物足りないそんな映画なのかもしれません。

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かおり

5.0北斎をよく表している

2021年6月4日
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阿部ちゃんも、若い北斎も、英も、はまり役だったが
老年の北斎は、田中泯だからこそ出来た迫力であった。

敗戦時 日本の宝は、ただ同然で戦勝国に買いたたかれ 持って行かれた。
だが、自国の博物館にあるものを自慢したいものだ。

この北斎の海外の評価は、流出したからこその、数少ない利点とも思える。
困難でも、明日を信じて進もう。
そう教えてもらった。

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国立大学国際ビジネス研究會

4.0北斎が更に好きになった

2021年6月3日
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楽しい

知的

寝られる

葛飾北斎、不器用だったんだろうなぁと思える人柄が表現されていたと思う。
晩年の作品で注目された人生には、人生100年時代という今の私たちに、勇気を与えてくれる。

喜多川歌麿、東洲斎写楽を切手の世界で子供の頃から知っていたが、葛飾北斎は少し大人になって知った。今は、浮世絵の中では一番好きだ。

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かずじー

3.0撮り方が素晴らしい!

2021年6月3日
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このカメラワークはすごいですね!
撮り方を知っています!ひとつひとつのカットが素晴らしい!映像に見入ってしまいます。
ただ、それだけに、前半の柳楽優弥くんのパートと、後半の田中泯さんのパートの対比が際立ってしまいます。
前半はかなりの部分、創作だとは思いますが、キャスティングも素晴らしく、それなりのテンポでストーリーが展開していきます。
それに対し、後半はかなり間延び感があり、前半のテンポの良さがなくなってしまいます。
しかし、前半の柳楽優弥くんのパートで、いつの間にか夫婦になっていますが、あれは何だったんでしょうか?
自分が居眠りしてしまったかな?と思いましたが、それくらい何も描かれていません。そして、いつの間にか子を身ごもって、キスシーン?そして子が生まれる?
ん〜、どうなんでしょう…、後半の間延びの仕方を考えると、この夫婦になる部分を丁寧に描いて、後半を短くテンポよくいけば、なかなかいい作品になったんじゃないでしょうか。
ちょっと、チグハグな感じがありますね。
しかし、キャスティングが良くて、撮り方、演技もいいので、皆さんも、ぜひ劇場で観てみてください!
芋生悠さんの演技も良かったでありんす!

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caduceus

3.0なんというか

2021年6月3日
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トミジュン

3.0私は前半部分のほうが印象深い

2021年6月3日
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あお

3.0絵の感動が欲しかった

2021年6月2日
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単純

欲張り過ぎたんじゃないかな?
2時間で90年分は無理がある。どこか1ヵ所に焦点を合わせて脚本を書いて良かったんじゃないかなぁ。たとえば、自分の描きたい絵を見つけるまでとか。

全体的に雑だなぁ。

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ふわり

4.0やがてくる時代の波を描いて待つ

2021年6月2日
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マスゾー

4.0【見えないものを描く】

2021年6月2日
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本当は、見えないもの(も)描く、だと思う。

それが、北斎の真骨頂だ。

「第三の男」で、ハリーことオーソン・ウェルズがアドリブで話す名台詞中の名台詞セリフがある。

「イタリアは、ボルジア家圧政のわずか30年間でミケランジェロ、ダビンチ、ルネサンスを産んだ。スイスは500年もの平和と民主主義の時代に何を産んだ。鳩時計だ。」

この作品の中には、幕府が美人画など浮世絵を取り締まろうとする場面が多く出てくるが、この色っぽい美人画やデフォルメされた役者絵などの芸術は、江戸の町人の自由な雰囲気や気質がもたらしたものだ。

ルネサンスのボルジア家は、パトロンだったが、幕府は、この自由な芸術ともともと対立関係にあったわけではない。

それに、絵師や版元は、幕府の禁制に真っ向から対抗したのではなく、うま〜く切り抜けようとしていたところも江戸っ子の愛すべき姿勢だ。
イカ揚禁止令が出ると、揚ってるのはタコだ。凧揚げだと言い切るユーモアを江戸っ子は備えていたのだ。

幕府の取締りは、当初と異なり、寛政の改革で強化されることになるが、喜多川歌麿は、大首絵がダメと言われたら、三人の美人画を描いたり、茶化しながらイタチごっこをした挙句、結局は捕まってしまう。

これで歌麿は筆力が衰えたとする見方もあるのだが、ところがどっこい最晩年に最高傑作と言われる肉筆画「雪月花」(「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」)を残した。

長い前置きで申し訳ないが、このレビューには心ないものが結構あるように感じる。

僕の知識で恐縮だが、この作品は、北斎の、いくつかの肉筆画や浮世絵、北斎漫画などを取り上げながら、特にグレートウェーヴと称させる波の表現の変遷を通して、葛飾北斎の長い生涯を見せたかったのではないかと思う。

最初に蔦屋に認められた波の絵は、少し退屈に見えるかもしれない。
しかし、この作品があったからこそ、世界で最もよく知られた「神奈川沖浪裏」が、どんな意図を持った絵だったのか判ったのだ。
この「神奈川沖浪裏」の三艘の舟は実は一艘で、波の変化に翻弄される三つの場面の組み合わせだったのだ。
そして、視点の中心をどこに置くのか、構図は…、大小の円を組み合わせることによって生まれる大波のダイナミズムなど、観る側も波に飲み込まれるような感覚を覚えることになるのだ。
北斎にとって、波は一様ではないと云う点で、大きなテーマだったのだろう。

北斎は、こうした波を起こす風や、空気をも多く描いている気がする。

赤富士として知られる「凱風快晴」は、その名前の通り、凄まじい風が富士山の雲を振り払っているのだ。
黒富士でも稲光と強風が感じられる。
北斎は花を描くにしても、強風に揺られながら耐える様なども描いている。
「罌粟(けし)」という作品がそれだ。

北斎は青にも拘ったことが知られている。
「甲州鰍沢」は、後年、色鮮やかにされたが、もともとは、映画でも描かれる、北斎がお気に入りの藍色だけで表現された作品だ。

赤富士も元々はピンク富士で、北斎は色彩の微妙な虚ろいを表現したが、後に摺師が赤に変えてしまったのだ。
オリジナルは、大英博物館が保有している。

浮世絵が、絵師、彫師、摺師と如何に分業制になっていたのかと云うことだが、これも作品中で触れられている。

あれこれ書いたのは、実は、エンドロールで浮世絵協力として紹介されるアダチ版画研究所の刷った作品を所有しているからだ。

90年も生きて、亡くなる瞬間まで描き続けた人間の生涯だ。
それも、ずっと進化し続けたのだ。
特定の時期の個性に囚われずに生涯を描きたかったのだろう。
若い頃の作品は少し退屈だから、後半生にフォーカスしたらという意見もあるように思うが、前半生の蓄積が後半生の肥やしになるのだ。

まあ、そんなことを言うんだったら、北斎の画集を見るなり、ネットで検索するなり、すみだ北斎美術館や、太田記念美術館に行くなり、小布施に行くなりしてから、映画を観る方が印象深い気もする。

映画化もされた杉浦日向子さん原作の「百日紅」も面白いし、寛政の改革云々はあるが、江戸は自由で面白かったような気がする。

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ワンコ

3.0壮大さがそれ程見えてこない・・・・

2021年6月2日
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柳楽君と田中さんは頑張ってました
阿部さんも良い味出してました
何故、若いころの北斎にそれ程入れ込んだのかが分からなかったのが残念・・・・
写楽や歌麿の方が当時は人気があったのか?
そんな風に見て採れました
北斎の凄さは長寿?

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シネパラ

4.0北斎を映像表現

2021年6月2日
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鑑賞方法:映画館

 この映画を物語としてみようとしたら迷路に入ります。北斎という人物を予習しておき、イメージ映像の表現としてとらえれば、十分楽しめます。私も、最初は眠かったけど、だんだん伝わってくると引き込まれました。後半、田中泯さんが本当のHOKUSAIのように見えてきました。

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茶々丸