「普通の映画。スジは単純なので良い。」HOKUSAI 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
普通の映画。スジは単純なので良い。
柳楽優弥と田中泯。既に文字変換がめんどくさい時点でこの2人マイナス評価。イラつく。
荒削りで粗暴な青年期と老年以降の葛飾北斎を描く。
90近くまで生きて途中脳卒中って・・所詮、後世の鑑定なんて当てにならない。脳卒中後に旅は無理というもの。
ゴースト絵師がいたんじゃないの???手が一度震えたら江戸時代じゃ無理だってば、平均寿命も50いかないんだろうから。
なんか作中、柳亭種彦と時系列が微妙に合わないし。むしろ芸術家の真骨頂見せたのは永山瑛太(この人一発変換で良い)演ずる武士で戯作者の柳亭種彦の死に際。なんか史実とは違うみたいだけども。
田中泯って、申し訳ないけど、微妙に老人にしては落ち着かないんだわ。もうちっと老成した役できる人が適任ではと私には映った。
あと、青い色の顔料。雨中で持って「芸術は爆発だ!by岡本太郎」みたいなのもなんだかなぁ。
発見として浮世絵って実は彫師と摺り師の合作だったのね。肉筆とは違うのねという発見があった。
遊郭の背景と相まって
版元蔦屋重三郎の阿部寛と喜多川歌麿の玉木宏はキャラクターが分かりやすくて非常に良い。好演。
なんかよくわかんない作家が・と思ったら滝沢馬琴だった。有料パンフで確認。
とにかく難しい展開はないからその意味では疲れなくて良い映画。北斎の長屋と、老成後の棲家が江戸時代リアルでよかった。ただ、旅の描写は物足りない。
そもそも、永谷園のお茶漬けのおまけ、安藤・・じゃなくて歌川広重の「東海道五十三次」と北斎の「富嶽三十六景」間違える人間の私には少し高尚すぎたかもしれないなぁ。結論としては可もなく不可もなしの無難な映画。字幕の多人数複雑映画と比べればかなりハードル低いと言える、とは言え。なんかもう少しインパクト欲しかった。
旅、放浪に北斎は活路を見出した点と柳亭種彦とのコンビ、その死の衝撃はよくわかる。表現の自由は厳密に言えば、第二次対戦後、進駐軍が撤収するまで時間がかかりすぎた。
それから民間でもそれによって利益を得る人間は必ずいるわけです。当然ながら。ワルは民間にたくさんいるわけです。弟子とか篤志家でもですね。どの時代にも。とにかく考えの押し付けは勘弁してください。貴方の意見はそれはそれで良い。ただ人の領域に踏み込まないでくださいね。お願いします。
あのですねぇ。否定してるわけじゃないんですよ。ちょっと石頭もええ加減にしてください。歴史の考証は難しいということを言ってるわけ。ええ加減にしてくださいよ。100%はないわけ、ねちっこい、納豆みたいにしつこい人だなぁ。人がどう思おうと勝手。とにかく青臭くてしつこい人だなぁ。歴史は想像の部分が殆どな訳、昔は通信社もない、幕府に関係ないことは公式な記録もない。勿論、各種資料から正しい可能性もあるし、実は間違ってる可能性もあるわけ。確率論な訳。あのさあ貴殿は戦後日本の政府とか警察発表が今まで全部正しいと思われてわけですか。もう貴方にはついていけません。申し訳ありませんが、ここは人を否定する場ではありません。お引き取りください。今後一切コメントは要りませんので、よろしくお願い致します。
仰る事は分かりますが、歴史を書き換える(恣意的)必要がある(あった)のは 時の為政者など、権力や名誉が関係してる場合が多いのではないですか?
たとえ、今の時代でも、その人の写真や功績だけ知ったとしても、ご本人のほんとの人間性とかは分かりませんよね?書いた物や話した事や 周りの方々の証言が一番確実なのでは?
北斎は 絵師であって、政治に影響を与えた人物ではありませんし、北斎には沢山の弟子も居て、その周りの者達が遺した言葉や北斎自身が書いた言葉などから北斎の人物像などを探った結果や、生涯に三万点もの作品を遺した事も 作品群の多様さや残された記録などからみても、北斎の言われている生涯は真実に近いと思います。北斎の史実を変えて 持ち上げて得をする方はいますか?
事実とは思いますよ。確かに。しかし江戸時代以前はアナログ以下の粗末な紙記録。為政者や有力者の恣意やいたずらでどうにでもなります。日本の歴史も大日本史や日本三大続記を元に明治時代に、東京帝大が確立しましたが、出典が恣意的、いたずら的に記述されていたらどうにもならない。戦前日本の偏向した出版統制はその一例です。明治以降は写真の世紀ですが、江戸以前は何にもない。ちなみに立花隆の分厚いノンフィクション「天皇と東大」参考にしています。北斎も可能性が高いというだけで、絶対100%ととは言い切れないと思いますよ。科学的視点からですね。
北斎が68歳で脳卒中を患い、奇跡的に回復させて その前後に取り組んでいた「富嶽三十六景」を73歳で完成させたのは 紛れもない事実です。その二十年後 小布施までの250まkmを旅したのもの 事実です。小布施にしっかりと証拠が残ってます。映画のラストには描かれた小布施の祭り屋台の天井図や 岩松院という寺の天井画です。江戸の時代の平均寿命は産まれても3歳までに亡くなる事が多かった為に 平均寿命が短いそうです。それでも、北斎は長生きした方でしょうが。北斎は110歳まで生きる希望まで持っていました。