「ぼちぼちこの映画公開かな、と思って公式HPを見てびっくり。東京五輪...」HOKUSAI トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
ぼちぼちこの映画公開かな、と思って公式HPを見てびっくり。東京五輪...
ぼちぼちこの映画公開かな、と思って公式HPを見てびっくり。東京五輪と歩調を合わせるかのように、来年に公開だって!
悪いけど、永遠に延期でいいんじゃないかな。
葛飾北斎という大芸術家をどう料理するのか。
老年になってからの北斎を田中泯が演じていて、本来なら鬼気迫るものがあってもよさそうなんだけど…。
そういうのがないんですよ。ただ、北斎の生涯をさらっと描いただけ。
どこに焦点を絞り、誰とどう絡ませるか…。それがすべて平板なんですよ。
企画・脚本の河原れんという女性、初めてこの映画で存在を知ったけど、ほぼすべて、それ(脚本、そして企画そのもの)が悪いわけ。
素人同然の作家には、北斎は荷が重すぎたでしょう。
今、Wikipediaで調べて知って、得心がいったんだけど…。
この河原れんは、製作元のスターダストプロモーションの創業者で会長・細野義朗の夫人なんだと…。
あ~あ、という感じである。
映画を作った人、出演した人、宣伝する人も「気の毒」だわ。
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2021年5月31日
このレヴューを読まなければ、観てしまうところでした。こう云う類の映画、役者さんには申し訳ありませんが、苦手で嫌な気持ちになります。事前に気づかせていただき、ありがとうございました。
バリカタさんのコメント
2020年11月10日
TIFF2020クロージングで鑑賞しました。激しく同意です。最後の制作体制については特に!!!企画した方、出演もしてますね、娘役で。柳楽さんもスターダスト。素晴らしい役者さんですが、こういう事務所臭がすると引いてしまいます。