みをつくし料理帖のレビュー・感想・評価
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【”面白い・・と小松原様は言われた・・。” 幼き頃、雲外蒼天と占われた上方娘が江戸に来て、”天性の舌”により想いを遂げる様を描いた人情時代劇。】
■原作10巻既読
ー主たるストーリーを天性の舌を持つ”下がり眉”の澪の創意を凝らした料理を華とした掌編で紡いだ人情物語。5年間ほど、新刊が出るのを楽しみに読んでいた。ー
あのボリュームを、どのように2時間に纏めたのかなあ、と期待をしつつ映画館へ。
TVドラマは見なかったので、料理の見栄えも楽しみに・・。
◆結論
・”とろとろ茶わん蒸し”から“牡蠣の宝船””そして”鼈甲珠”などを劇中、上手く取り入れながら、2時間にキッチリまとめてあり、面白く鑑賞した。
・特に、又次を演じた中村獅童さんと、ご寮さんを演じた若村真由美さん、小松原を演じた窪塚洋介さんが良かったなあ。
松本穂香さんも、町娘の恰好が良く似合っていた。
・登龍楼を営む采女宗馬を演じた鹿賀丈史さんは、”悪役顔”に磨きがかかりとても良かったが、出番が少なかったのが、ちょっと残念。
<全体的に”上方風薄味感”は否めなかったが、上手く纏めており、中々面白かった作品。
ネタはマダマダ沢山あるし、続編はあるのかな?角川春樹さん・・>
料理が繋いだ奇跡
澪の料理が繋いだ幼馴染みとの再会の奇跡の物語。
すごく感動的とか泣けるとかという映画ではありませんが、じわじわといい話です。
いくつもの困難を乗り越える澪の明るさと強さに勇気づけられます。
そして澪のまわりにいい人がたくさんいて良かった(悪い人も少しいましたが)。
ごちそうさまでした。
幼馴染への思いと料理とがうまくマッチする映画
澪と野江の気持ちに入り、観ることが出来ました。
ストーリーはシンプルながら、その時々の人の愛情、心などがよく描かれています。
特にポイントで出てきた清右衛門役の藤井隆の演技がいいですね、ポイントになっていました。
あとの俳優陣はそれぞれの役を演じていて、観ていて気持ちがいいものでした。
こころが暖かくなり、また澪を野江のその後も観てみたいと思わせた映画でした。
薄味
某大混雑映画は混んでるのが嫌なので
後回しにして気になってた空いてそうなのを
ということで観賞
「復活の日」「セーラー服と機関銃」など
時にはハリウッドに負けんぞと感じる情熱で
一世を風靡した角川映画
奇人変人と言われながらヒットメーカーだった
角川春樹の監督としては最後の作品(らしい)
このシリーズは作品が初見ですが
感想としては
(角川に)世話になった俳優大集合の豪華さ
表現力に富む主演女優陣
料理が添え物になりがちな展開
役者ごとにテンション違いすぎ
演出が冗長でダレる面も
といった感じでした
上方で仲良しだった澪と野江は大洪水に運命を変えられ
それぞれ行方もわからないまま江戸で料理を通じて
再び成長した姿で会う二人…
映画は幼少期から始まりますが
ほぼいきなり江戸に飛んでしまうので
澪がどうやって料理の才能を見出したのか
といった部分がかなり端折られていました
ドラマでは一回ごとに料理を軸に話が進む
パターンが合っている感じでしたが映画になると
あからさまにダイジェスト感が強くなる感じ
予算もかかっているのかかかってないのか
あんまりわからん感じで
つる屋のセットは非常に作り込んでありましたが
それ以外は同じような橋付近や
吉原は特にあさひ太夫の部屋周辺だけばかり
だったような
雰囲気はなかなか良かったですが
起こってる事よりいちいち演出が長ったるく
観ていてだんだんダレてきてしまったのは残念でした
うーん
ドラマも原作も未鑑賞。
なんの予備知識もなく観に行きました。
物語の軸が非常にわかりにくい。
幼なじみの旭太夫も描写が少なすぎてそれほど主人公との絆を感じませんでしたし、料理も苦労してる印象も受けず、店が燃えたと思えば旭太夫が光の速さでお金を送り大繁盛。
名前も忘れてしまいましたが、中村獅童さんの役が旭太夫に命を救われた描写も説明不足。
スポットを当てたい箇所はなんとなくわかるのですが、印象が弱すぎていざ伏線を回収するときになかなか思い出せません。(藤井隆と賭けをする場面など)
全体的に「料理」の印象が弱いです。なんで料理が好きなの?なんで茶碗蒸しなの?と思ってしまいました。
長編の原作と聞きましたので、かなり無理をして映画化したのでしょうか。
俳優さん達の演技にはなんの不満もありません。
原作やドラマを観た方は物語の主軸がわかるので入り込みやすいのでしょうが、私にとっては非常に長く感じた時間でした。
ドラマは素晴らしいとの声をよく聞きますので、そっちを観てみたいです。
旭日昇天とは一体!?
せっかくの初上映週なのに【鬼滅の刃】の圧迫を受けて話題もスクリーンも取られて可哀想と思っていたけど、あんまり人が入ってなくて映画館の判断は正しかったんだと思ってしまった。
ストーリー展開は過剰に盛り上げることはせず、じっくりと見せる方向だ。
関西の味付けと東京の味付けのカルチャーショックは自分も味わったので澪の戸惑いには共感。
それにしても、野江は旭日昇天の運を持っていると言いながら、澪より運が悪いんじゃ?
角川監督がインタビューで主演女優を成功させることを保証するとか言っていたけど、無理じゃない?
優しさと思いやりに溢れている
「みをつくし料理帖」と言えば有名な原作で、過去に2回テレビドラマになっているからタイトルに馴染みがある。料理が主体の作品だ。グルメ系の番組が溢れかえっている現在日本のテレビ事情からして、料理を扱った映画は日本人に親しみやすく、本作品もある程度のヒットは約束されている。
松本穂香はテレビドラマ版の「この世界の片隅に」で、すずさんという大役を好演していたから、本作品でどのような澪を演じるのか、かなり期待していた。
その期待に違わず、とてもよかったと思う。過去のテレビドラマでは北川景子、黒木華と、それぞれの澪が演じられたが、本作品の松本穂香も、彼女なりのどこかホンワカして悲壮感に陥ることのない明るい澪を表現できていた。
静かに物語が進む作品で、作品の世界観そのものが何かこちらの琴線に触れるところがあり、何気ない場面にも落涙を禁じ得なかった。その世界観の中心にあるのは多分、思いやりだと思う。
スープのある担々麺を考案した四川料理の陳建民は「料理は愛情」と表現し、本作品のごりょんさんは「料理は料理人の器量次第」と啖呵を切る。いずれも食べる人のことを思いやる気持ちのことだ。当方の知り合いの料理人は「面倒臭いと思ったら料理人は終わりだ」と言っていた。
北川景子も黒木華も撮影前にそうしたように、松本穂香も料理を猛練習したのだろう、料理の手付きが非常に手際よく美しかった。こういう努力はそれぞれの女優さんたちの「器量」なのだと思う。
和食では出汁を引くのに昆布(グルタミン酸)と鰹節(イノシン酸)を合わせるのは今や常識だが、それを考案した天才料理人がいたことに思いを馳せる。
料理には特許も著作権もない。それでも料理人たちは創意工夫を重ねて、より美味しいものを食べてもらおうとする。聞かれたら食材も作り方も全部教える。自宅でも美味しいものを食べてほしい。競合店に真似されても構わない。もっと美味しい料理を作ればいいだけだ。それが料理人の矜持である。
澪が作る料理のひとつひとつが美味しそうで、観ている最中から俄然空腹になった。鑑賞後に食事に行くことをおすすめする。美味しいものを食べながら観たばかりの映画を振り返るのも映画ファンの醍醐味だと思う。
手嶌葵が歌う、松任谷由実作詞作曲の主題歌は、本作品に相応しく静かで透明感がある。タイトルでもある「散りてなお」の歌詞は聴き馴染みのあるメロディで歌われ、初めて聴いた曲という気がしない。名曲の予感だ。
主題歌をバックのエンドロールでは作品中の料理や場面が一緒に流れ、感動がぶり返して再びハンカチの出番となる。優しさと思いやりに溢れた素晴らしい作品だと思う。
悪くはないけど、ますます映画は、日本では、取り残されます。
上質な演技でした。色彩も豊か。しかし、もともと、単純なストーリーを高めていくだけの、理念やら脚色が不足。しかし!封切りの日、田舎のレイトショウでの鑑客は、私1人だけだった❗️本当です!劇場前で、並んでいたのは、「鬼滅の刃」の人々。漫画を読んでましたので、「鬼滅の刃」の漫画は、時代考証は欠損してましたが、もともと、漫画は荒唐無稽が楽しいのであり、かなり良い作品だと思いましたが、、しかし、アニメを観るために、レイトショウに、これだけの人々が、集まることは驚きでした。映画芸術は、いま、日本では、無意味になってますね。現実を肯定して、ただ「パンと見せ物」に集うだけですか、、
#84 言葉がなくても通じ合う
澪と小松原様の掛け合いにキュンとした。
恋心よりも好きな人の進むべき道を指南してくれる小松原様。現代でもこんな男子いないよ〜。
そんなことよりこの映画の本題はお料理。
江戸時代から牡蠣の昆布焼きとか贅沢な物を庶民が食べていたとしたら、凄いな。
さらに我が富山県民激愛のとろろ昆布のおにぎりがこんな昔からあったなんて、しかも元は上方の食べ物やったなんて、、、😹
こぼれ梅とか、他にも知らない食べ物が沢山出てきてグルメな人にも時代劇好きにもオススメ。
大人なら『鬼◯の刃』より絶対こっちでしょう。
ほんわかふんわかほんわかほいっ♪
個人的にはハズレが多いなという印象の松本穂香。
今回もそこまで期待はせずに鑑賞。
中村獅童や窪塚洋介が出演しているので2人を見に行くような気持ちで。
なかなかいい作品じゃないですか。
上品でゆったりとした作品。
これをダラダラしてると言っちゃえばそれで終わりなんですが、そのゆったりとした雰囲気と美味しそうな料理がマッチしている。まぁ、料理で慌ただしかったらどうしようも無いんですけどね笑
仲のいい幼馴染の澪(松本穂香)と野江(奈緒)は、大洪水で両親をなくし数年後お互い離れ離れになってしまう。
映像が本当に美しい
暖かく店や部屋を照らす太陽の光が観客をこの世界に引き込んで、穏やかな気持ちにさせる。
最後の空はあまりにもCG過ぎましたけどね
料理で2時間どう持たせるんだろうかと思っていたが、野江ちゃんと料理を通しての繋がりや江戸で名高い料理屋とのぶつかり合い、思いを寄せる澪など単純だけど良いストーリーだった。
松本穂香は良く着物が似合うこと。これからこんな役が多くなるんじゃない?今まで見てきた主演作品の中でもダントツで適役だった気がする。
中村獅童や窪塚洋介などの男性諸軍はやはりカッコよかったですねぇ。
ただ物足りなさはある。
笑えず、泣けずという感じで惜しいなと。
間延びしている部分があったので、もうちょっと時間を長くするか恋愛要素をなくして内容を深めて欲しかった。
料理を作っているシーンが意外と無い。
この世界の片隅にやきのう何食べた?みたいに、料理を作る際に解説があったりしたら良かったな。
美味しそうと思わせる間もなくすぐ次のシーンにいっちゃうんだもん。
まぁ、こういう映画もアリということで。
最近、シリアスな映画ばかり見ていたからこのホンワカ具合がちょうど良かった。
タイトルすいません笑 九州の人しか分からないネタです。他県の人も聞いたことあるのかな?
NHKの続きかと思ったら違った
調べずに見た自分が悪いのですが、NHKドラマの続きと思って鑑賞したら別スタッフによる作品でした。
悪い作品ではなかったかと思いますが、肩透かし感があり映画を集中して見れませんでした。
この映画はだいたい物語の中盤、最終目標が明確になる辺りまでの話ですが、その先を期待していたので。
映画は映画
NHK版の黒木華が良かったからこの作品には期待していない・・・という記述が目立つけど、それはヤボというもの。
映画版では澪の母親代わり芳のセリフの中にしか登場しない、芳の夫で天満一丁庵の主・故嘉平衛や種市が、澪の才能を見抜き当時としては珍しかった女性を料理人として抜擢したのと同様、角川春樹自身が薬師丸ひろ子や原田知世を抜擢し、そして原作者の髙田郁の才能に惚れ込み彼女とこの作品を世に送り出したことを考えれば、たとえどんなに良くても評価の定まっている黒木華で撮ることは、野村宏伸演ずる鶴屋の常連客のセリフではないが、はなっから「ありえねぇ」話なのだ。映画はあくまでも映画。テレビドラマとは違うのだ。
そしてその角川の期待に見事に応えたのが松本穂香であり、出演が決まった頃はほぼ無名であった奈緒で、また作品の世界同様、ベテラン俳優陣がシッカリと彼女たちを支え切った。
私も原作やドラマ版が大好きでこの作品に期待して観たのだが、セリフも説明の部分も少なく、最初の試写会ではこの作品の良さが良くわからなかった。でも二度目を観て、役者の目の表情にセリフ以上の意味が込められており、この作品の奥深さを感じた。是非二度以上を観ていただきたい作品だ。
ヤキが回った角川春樹の老残映画。
23歳の松本穂香ですが、10代なかばの純真さと一途さを演じていて、表情がクルクルと変わる愛らしさ多彩さは見事なものでしたが、このお話は松本穂香のファン以外にはキツい、というか痛すぎる話でした。
この出来ばえでは、角川春樹のおそらく最後の作品になるしかないのだろうと思いますが、一言で言って、ユルユルでガバガバな酷い話です。
下手くそさを誤魔化すために「お笑い」に走る、一群の下手くそ芸人の集団が日本には存在しますが、本作に登場する藤井隆などもその典型。
彼一人で、この映画を「よしもと新喜劇」の出来損ないみたいなドタバタに貶めており、こういう演技しかできない人間をキャスティングした角川春樹の眼力の衰えには驚きを隠せません。
たとえキャスティングしていても、彼の演技力を見て、登場画面をオールカットするぐらいの蛮勇を、かつての角川監督ならば揮えたはずですが、そういうことができないのなら、監督もヤキが回ったとしか言えないと思います。
江戸時代の日本料理の設定なのに、なんで幕末に日本に入ってきたはずの西洋ニンジンを、和ニンジンの代わりに使うかなぁー。
しかも大阪出身の料理人という設定なのになぁー。
時代考証もさることながら、そもそもあの画面では、オレンジ色のニンジンではなく、真っ赤な和ニンジンでないと活きないでしょ、と、細かな点、美的センスの欠如まで、ほんとに残念な限りでした。
収穫は、松任谷由実の作曲になるテーマ曲の美しさ。
これだけは映画を離れても十二分に美しい作品で、この映画の功績は、松任谷由実のテーマ曲を産んだことが唯一の功績になるのではないかと思った次第です。
“旭日昇天”と“雲外蒼天”で泣かされるのはお約束。
「みをつくし料理帖」。
角川春樹監督78歳、通算8作目の最新作。「笑う警官」(2009)から11年ぶり、前作で冗談のような目標(動員150万人)を掲げて引退宣言をしたはずのリベンジか、“今回こそ”の集大成か。
監督として比較していいかどうかは別として、クリント・イーストウッド(90歳)や、山田太一(86歳)の現役巨匠から見れば、まだまだ若い。
90年代以降は目立った活動が少ないので、もはや名前すら知らない人がいても不思議はないが、角川春樹は名プロデューサーとして、功罪ともに話題に事欠かなかった。
ビジネスとして定着した映画化原作本やノベライズの流れの礎を作った。新人をオーディション主役抜擢して主題歌をミリオンセラーさせたり、映画のライバルだったテレビの活用、大量のCM投下と企業タイアップによる前売チケット販売も先駆けだ。マイナーなSF小説やホラー・ミステリーに光を当ててくれた。これも功績である。
さて、本作の髙田郁による原作シリーズは“ハルキ文庫”の大ヒット作であり、その評価から、すでにテレビ朝日が北川景子主演でスペシャルドラマ化(2012/2014)し、さらにNHKでも黒木華主演で連続ドラマ化されている(2017/2019)。自社原作を角川春樹が映画化しなくて、誰がやる?である。
享和二年、幼馴染の“澪(みお)”と“野江(のえ)”が暮らす大坂を大洪水が襲う。それから数年後、ともに両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまった澪は、蕎麦処“つる家”の店主・種市(石坂浩二)に助けられ、天性の才能を見い出されて、江戸で評判の女料理人となっていた。
そんなある日、吉原・翁屋の又次(中村獅童)がつる家にやってきた。又次は、吉原で頂点を極める“あさひ太夫”のために、澪の料理を作ってほしいと依頼してきた。やがて、その“あさひ太夫”こそ、生き別れた“野江”であることが判明するが、その立場ゆえに対面することが許されない。想い出の素材や味の料理でお互いを励まし、支え合う。
意外なほどオーソドックスな演出で、いい意味で角川春樹の主張がないのがいい。原作のエピソードを整理して、2時間という尺に収めつつ、見事な感動作に仕上げている。序盤の回想シーンへの転換部分(フィルムへの個人的ノスタルジー?)だけ嫌いだが、“旭日昇天”と“雲外蒼天”で泣かされるのはお約束。
なんといっても主人公の“澪(みお)”を松本穂香にしたのは正解だ。NHK版に黒木華を使われてしまっているので、これはベストアンサーだろう。
そして“映画人生の集大成か”と思わせるくらい、角川春樹コネクションが大活躍。
音楽は松任谷正隆。主題歌「散りてなお」の作詞・作曲は松任谷由実。「時をかける少女」や「守ってあげたい」(「ねらわれた学園」)などのかつての名曲がアタマをよぎる。
種市役には石坂浩二。「犬神家の一族」をはじめとする横溝正史シリーズは東宝配給だったけれど、原作にスポットを当て、製作したのは角川春樹。ほかにも薬師丸ひろ子(お百役)はもちろん、久々に渡辺典子(お満役)を見た。どうせなら、原田知世も……と思うが、代わりに「あなたの番です」の奈緒(野江役)にいったか。
トップ花魁(おいらん)である“あさひ太夫”の身請け代4,000両。現代で4〜5億円か。江戸(東京)のNo.1レストランを経営できれば不可能ではないかも、とマジメに考えてしまった。
(2020/10/16/ユナイテッドシネマ豊洲 Screen9/シネスコ)
酸いも甘いも見繕って
元のドラマ版は未視聴で鑑賞。田舎の映画館といえど180席の座席が4席しか埋まっていなかったのは残念です。
劇中に出てくる料理がどれも美味しそうでお腹がすごい空きました。ところてんを黒蜜で和えたものは食べたことはないのでいずれ食べてみたいなと思います。
ただ悪サイドの描き方が陳腐というかなんと言うか…あまり出す必要性は無かったんじゃないかなとも思います。店に放火したり、チンピラで客除けをしたりするくらいの邪魔しかしてないので物語が少しだけ停滞した感じです。あと一部役者陣のオーバーすぎる演技が合わなかったです。ギャーギャー騒ぐような場面じゃないのに騒いでいるので、鬱陶しかったです。
それでも松本穂香さんや中村獅童さんの演技力に見事に引っ張られて物語から美味しさが伝わってきて良かったです。映画としてやるのが難しかっただけで、ドラマ形式の方が活きた作品だなと思いました。お粗末。
とてもよく出来た映画です
最近の邦画界は、出来がとても良いと思います。糸、ミツドナイトスワン、浅田家、今回の、みをつくは一番だと私は思います。配役、物語、音楽すべて高いレベルに仕上がってると思います。代金に見合うだけの映画です。
ドラマの方が⭕か
運命に翻弄される幼馴染みの強い絆もいいが、
料理帖と言うからには、
ストーリー自体を変える必要はないが
評判になった茶碗蒸しや牡蠣料理の作り方を
簡単に公開しながら進めて欲しかった。
ドラマの方が、
1話ごとに料理が変わるし、最後は一品
レシピ紹介もあって
そんな感じの方が向いていると思うのですが?
わざわざ映画にしなくてもよかったんじゃ
ないかと?
映画とドラマの再放送だったら迷わず
再放送を観ます。
昭和演出満載だけど観やすいけど
たまには時代劇もいいものです。
好きな俳優陣がいるので鑑賞しました。
松本穂香、奈緒、良かったです。
でも1番良かったのは窪塚洋介。本当に才能のある俳優さんです。私生活は少し独特ですが、スクリーノ中の存在感はさすが。
時代劇と言っても、平民の、それも料理と恋愛?メインの話なので、誰でも楽しめると思います。
ただ、、、演出が昭和。映画と言うより、、国営放送ドラマみたいな。
浅野温子があぶない刑事みたいで、変にコメディで、昭和コント風。
何より、、、1番いいシーンが予告動画に含まれてるってどうなんでしょうね。
演者は良かったけど、、演出が、、ちょっと残念。
全94件中、61~80件目を表示