ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
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男の子の友情、そして恋心と戦争
ピュアネスの詰まったチャーミングでハートウォーミングな大冒険に出よ...
ピュアネスの詰まったチャーミングでハートウォーミングな大冒険に出よう! そしてボクたちは踊るんだ! 天才タイカ・ワイティティがまたも彼特有の温かな眼差しでやってくれた。彼の紡ぎ出す世界観はいつもながら本当に素晴らしいし心掴まれ気持ちが高揚する。クスりゲラゲラと笑っている内に愛しきキャラクター達に感情移入し揺さぶられ最後は光の射す方へ、こんなの最高だろ。『マリッジストーリー』とのオスカーWノミネートも納得の母親(父親?)役スカーレット・ヨハンソンに個人的に大好きで今回もやさぐれいい人ポイント稼ぐサム・ロックウェル、いつも通りのコメディエンヌっぷりレベル・ウィルソンまで豪華役者陣のとことん温かな気持ちにさせられる名演技も必見。けど本当に驚きなのはそんな周りに負けず劣らずの輝きを放つタイトルロール役ローマン・グリフィン・デイビス君! おかげで少年の歳上女性の初恋物語としても見応えあり。
本当に優しく特別な時間。魔法にかかるワイティティ節、残酷な現実も。ナイフや靴紐といった小物使いも印象的。監督自身がノリノリに演じるヒトラーの存在然り見せない説明しないのバランスも絶妙。だからこそスローモーションやモンタージュといった王道な手法も彼にかかれば小粋に時にエモーショナルに効果的にいきてくる。靴や服といった衣装もステキすぎる。選曲もビートルズの「抱きしめたい」にデヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」(ジュヴナイル永遠のアンセム!で冷戦だけど歌詞にもマッチ?分からぬ人は『ウォールフラワー』も見ておくように)と当時だからこそあったドイツ語版を使っているの上手い。ヨーキーは不死身。去年の東京国際でチケット取られなかったから、やーっと見られて良かった。小さなことは大きく、大きなことも小さく、誰も置いてきぼりにしない心地よい風通しの良さ。終わり方ラストシーン本当に反則最高キュンキュンワクワクどツボ100点。ウインクしてチャッとクリック音
だからサム・ロックウェル推し2
Everybody's Gotta Live by LOVE
Yoohoo Jew おーいユダヤ人
いくつになっても観たい映画
ヒロインの女の子が悲劇のヒロインじゃなくて強くて一筋縄じゃいかない...
妄想ヒトラーなんて要らなかった。これは純愛映画である。
また見よう
お母さんがカッコイイ
センス溢れるお洒落な映画!
コメディなの?メルヘンなの?社会派なの?何なの?
1.英語! 2.「ハウルの息子」との違い。
お腹の中の蝶々が舞う気持ち
異色の反ナチ映画の傑作
ブラックコメディとヒューマンドラマが見事なまでに融合した、とてもメッセージ性の強い稀有な傑作。無垢であるが故に危なっかしい10歳の少年ジョジョが、母ロージーや壁の住人エルサに啓発され、ナチスの邪悪さに気付く成長の過程を自然体で演じたローマン・グリフィン・デイビスには驚かされる。ジョジョが空想上の友達ヒトラーを窓から蹴り出すシーンは痛快。聡明で機転が利き、いざという時の度胸があり、クールな優しさでジョジョの心を解きほぐしていくエルサを演じたトーマシン・マッケンジーも素晴らしい。アンネ・フランクを彷彿とさせるエルサだが、生き残ってジョジョとダンスを踊るラストには、大いなる希望が感じられる。ジョジョを大きな愛で包み、強い信念と勇気でユダヤ人エルサを自宅に匿い、反ナチ活動に身を挺するロージー役のスカーレット・ヨハンセンの抑制された演技には脱帽。ナチスの崩壊を冷静に感じ取り、ロージーやジョジョそしてエルサに温かい眼差しを注ぎ続けたサム・ロックウェル演じるクレンツェンドルフ大尉に魂の安らぎがありますように。
愛は最強
これは、観た方がいい
国が違えば戦争描写も違う。
どんなにコミカルに描いても、戦争そのものの残酷さ、
そしてその時代を生きて、すべて受け入れなくてはならなかった子どもたちの痛々しさは、
共通なのだろう。
気が狂うことすら許されない。
ちょっとだけ気が弱かった。
ちょっとだけ人より優しかった。
そんな10才の子供が、
国レベルで制裁しているものから、たったひとつを守り、
そして果敢に戦った。
偉かった、偉かったよジョジョ。
母のレースアップシューズを一生懸命結ぼうとする場面で、
覚悟を決めなくてはならなかった。
虚構のアドルフと決別しなくてはならなかった意思も偉かったよ。
たった10才の子供を主軸に描く戦争という時代。
キャプテンKの英断に胸が締め付けられた。
サム・ロックウェル、スリービルボードの時も同様のイイヤツだったから、
もう今後彼が悪役やっても、
どこかでひっくり返ることを期待してしまうwww.
しかしスカヨハの使い方が乱暴でなんだかポカーンとしてしまったw
この作品のラストカットがとにかく良かった。
あまりにナチュラルで、少しずつファニーな二人に、
私も踊り出したくなった。
リルケの詩がすべて...
大尉の存在感はヒトラーとかぶるので、脚本的には面白みがないが、個人的には大好きだ。
題名の意味は解ったが、映画のテーマには成っていない。
僕なら、この題名をきちんと映画の切り口にしたでしょう。
なぜなら、この映画を通して、監督は何を言いたかったのか、心棒が通っていないからだ。
主人公と逆説的・同調的な存在であり、主人公のもうひとつの内面を表現する冪ヒトラーだが、中盤以後は重要なシーンでさえ機能していなく、最後だけ再登場。
監督はヒトラーを出し過ぎると、映画的に”しつこい”と判断したのだと思いますが、逆にその判断が映画の質を落としました。
”ラビット性”とヒトラーとの対比がこの映画の肝に成る冪です。
少年がヒトラーと話すように母親も誰かと話をしているシーンがあるが
その相手はイタリアの戦地・運動地から戻らない父親だろう。
しかし少年とは違い、母親の相手との関係は違い、ヒトラーと対比させても良く
その辺をもう少し掘り下げた方が映画として良かった。
カメラ位置はまるで小津映画の様に低位置が多く、それは主人公の目の高さ
足だけで表現できたりもする重要シーンもある。流石だ。
ただ、その足に書かれていた札の文章を日本語訳してほしかった。理由を知る為だ。
少年にとって無情な死への怒りは、ユダヤ人少女に向くのはこの映画の神髄を描いている。
どうしてもユダヤ人を扱うと、割礼がついてくる。
欧州ではとても敏感な宗教的行為・目印だが、日本ではテレビCMでも割礼を促す奇妙な国なので、
映画を観る宗教観の薄い日本男子には、この辺の意味合いが理解できないでしょう。
終盤での国民総動員死闘(ベルリンでの戦い)で連合軍と戦うドイツ人(残存兵・老人・女子・子供達)の様子が痛しく、胸が詰まった。
戦場に横たわる破壊された105ミリ砲は88ミリ砲だともっと嬉しかった。
映画を通して、挿入歌の選曲はとてもいい。特に最初
この映画は「ブリキの太鼓」と見比べた方がよさそうだ。
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