劇場公開日 2020年1月17日

  • 予告編を見る

「存在 現実 幻想 夢」ジョジョ・ラビット 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5存在 現実 幻想 夢

2020年3月27日
PCから投稿

存在/現実/幻想/夢
の線引きが曖昧なまま物語は進む。
過酷な現実の前では、
全てが現実。

夢であってほしい、
幻想であってほしい、
そんな現実を描いた作品の質が、
循環してきた、
あるいは、
質が変わってきたような気がする。

禁じられた遊びの、
ポーレットの叫び、
ブリキの太鼓の、
オスカルの叫び、
は戦争という現実。

ディアハンター、
アメリカンスナイパーは、
戦争と日常という現実。

ジョーカー、
パラサイトは、
日常。

朝が来て、日が暮れる、
たったそれだけのはずの日常。

叫びの質がとんでとんでとんで、
廻って廻って廻る。

蛇足軒瞬平太