「現実と空想(妄想?)の素敵な関係」ジョジョ・ラビット zeruminaさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と空想(妄想?)の素敵な関係
ナチスに心酔する10歳の少年が、ある事情でユダヤ人の「お姉さん」を匿う事になってしまう、というお話。
前提からして悲しい苦しい映画になりそう、と思いきや、少年の空想によるユーモラスなシーンや、母親の愛情あふれるエピソードが多く描かれ、楽しく見れてしまった。
…そこに挿入される戦争の残酷さ、戦時下の生活の辛さは余計に引き立つのだけど。
大切なメッセージはちゃんと伝えつつ、陰惨な感じにはなっていない素敵な作品だと思う。
やっぱり、映画は気持ちよく終わって欲しいものです。
(そうじゃない映画には別種の魅力があるがな!)
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