劇場公開日 2020年1月17日

  • 予告編を見る

「現実と空想(妄想?)の素敵な関係」ジョジョ・ラビット zeruminaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0現実と空想(妄想?)の素敵な関係

2020年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

萌える

ナチスに心酔する10歳の少年が、ある事情でユダヤ人の「お姉さん」を匿う事になってしまう、というお話。
前提からして悲しい苦しい映画になりそう、と思いきや、少年の空想によるユーモラスなシーンや、母親の愛情あふれるエピソードが多く描かれ、楽しく見れてしまった。
…そこに挿入される戦争の残酷さ、戦時下の生活の辛さは余計に引き立つのだけど。

大切なメッセージはちゃんと伝えつつ、陰惨な感じにはなっていない素敵な作品だと思う。
やっぱり、映画は気持ちよく終わって欲しいものです。
(そうじゃない映画には別種の魅力があるがな!)

zerumina