シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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来週も気になるを見れた気分
まず初めに、私は初代ウルトラマンを見た記憶はなく、幼少期にウルトラマンコスモスを見ていたくらいの知識で、今作を鑑賞しました。
今作を見て感じたことは、「見やすい!」
よかった点と悪かった点に分けて話します。
◎よかった点
・私が感じた最もよかった点は、毎週感じていた、「続きが気になる!」をそのまま見せてくれたことです。ウルトラマンはテレビシリーズで、毎話30分?くらいで単話で話が進められる中、「今週もおもろかったー!来週も早く見てぇ」と感じていた記憶があります。今作は、映画でウルトラマンを作ることで、1週間の区切りを作ることなく、ワクワクしたテンションのまま次の話へ進ませてくれました。映画なのに、単話をいくつか入れ込んだ様な構図にする意味はあるのか?と感じる方もおられるかもしれませんが、私はプラスに捉えることができ、非常に楽しめました。
・外星人としてウルトラマンをメフィラスらと同じく危険視することで、実際に外星人がきた時のリアリティが増していたと感じました。そして、大人になった今見ると、洗練されたウルトラマンの外観は非常に宇宙人ぽく、美しくも怖くも見える奇妙な物に仕上がっていると感じました。禍威獣たちの、ビジュアルもウルトラマンに同じく、非常に魅力的であると思います。
◎悪かった点
・アサミヒロコのお尻を叩いて気合いを入れるシーンは本当に必要なのか?これに関しては、作品の中で、浮いている印象が強かったです。また、巨大化したアサミヒロコをローアングルで写し、ネットで盛り上がりを見せたシーンでは、女性の見方を変えようとしている現代に対して、あまり適していないと感じ、不快に思う方も多くおられると考えています。
だいたいこんな感じです。個人的には十分楽しめました!そして今作のMVPは間違いなくメフィラス星人を演じた山本耕史さんでしたよね!最高でした!
「○○○○」私の好きな言葉です
これはシンウルトラマンを見た人名前では、プライベートでも人笑い取れそうですよね
シン・ダイコンフィルム?
マニアックなネタが短いカットでテンポ良くつながっており
最後まで、迫力のある映像でたたみかける作品だなと思い
見終わった後、庵野監督が学生時代に製作したダイコンフィルムを
思い出しました。
ウルトラQの怪獣から始まり、実相寺監督を意識した映像
最後は大伴昌司さんのゾーフィ! ネタ満載でした。
引きで撮影されたスペシュウム光線もアニメ監督ならではの
アイデアなのでは?と思いました。
仲間内で楽しむには良い映画かもしれませんね。
良かった部分ももちろんありまして
多くを語らない、シナリオと展開は、往年の昭和特撮を
彷彿とさせてくれました。
セリフの意味や、登場人物の思いや感情を見終わった後
自分なりに咀嚼して自分なりの答えを出す事で
自分だけの作品に昇華できます。
昭和特撮には、多く見られましたが平成に入った頃から
一部では邪道と言われておりました。
ですが、私は好きです。
見方によっては1人で何回も楽しめる作品でもある様に
思います。
最後に齋藤工さんのウルトラマンが人間体でいる時の
演技が圧感で。表情も無ければ、まばたきもしない
けど、なんとなく思っている事は伝わる
俳優という職業の凄さに感動しました。
解釈は難しい
Q1.ウルトラマン(リピア)はどうして人間が好きになったのか
A1.神永の行動および人類文化生物学の知見から、人間の行動様式に利他と自己犠牲(=ウルトラマン的正義)をみたから。
Q2.ウルトラマン(ゾフィー)はどうして人間を太陽系ごと破壊するのか?
A2. 回答A1.にみられる人間の行動様式は戦争利用(カミカゼ特攻)しやすい。
地球の環境・文明レベル・位置が多くの外星人に知れ渡っている。
人間の科学力は向上し続ける。
3点により、ウルトラマン世界は人間という戦争兵器および太陽系という兵器製造環境を野放しにできないと判断した。
Q3.メフィラス星人の目的は?
A3.回答A2.にみられる戦争兵器を、崇拝的恐怖政治によって独占管理し、外星世界の武力的均衡を図ること。
Q4.ザラブ星人の目的は?
恐怖と猜疑を植え付け国家間戦争へ誘導すること、危険な人間を殲滅すること(...をメフィラス星人にそそのかされた残念なパシリ)
物理、社会、政治、生物、軍事、文化人類、倫理などなど解釈の切り口に富む。
知的で活発な議論ができそう。
全体的に言えば良かったです
オープニングや様々な効果音が昭和を再現し懐かしかった。
CGも賛否両論ありますが、良かったと思います。着ぐるみでの撮影だと、粗がでて全体的にチャチい戦闘シーンになっていたと思う。しかし、要所要所で着ぐるみのシーンも入れて欲しかったかなー。
斎藤工さんの演技も凄く良かった、ウルトラマン(外星人)ぽかった。
残念なのはウルトラマンのビジュアル...
体型がまるでエヴァンゲリオン...
カラータイマーも無いし...
監督が樋口氏なのが悔やまれる。
最後にエンドロールで声の出演、高橋一生さんの名前が...誰の声??全く気がつきませんでした。まさか、主人公の声をやっていたとは...
昭和のウルトラマンをリアルタイムで見ていた我々世代には懐かしさありでウケるんじゃないかな。昭和ウルトラマンを見てない世代にはどうだろうなー。
面白いけど、事前の期待の方が大きすぎたかな
悪くはないんだ。
冒頭の円谷のロゴが出る時の音とか、昔のウルトラマンの渦巻きのオープニングっぽいタイトルとか、最初から昔観たウルトラマンをなんとなく思い出してワクワクしたし、良かったと思う。
科学特捜隊と同じ「かとくたい」と呼ばれる別の組織があって、それが科学特捜隊と違って実際に光線銃で戦ったりしなかったり、政治家に配慮して活動していたり、「単純に空想科学の昔とは違うなぁ」と思ったこともまぁ、いいです。
ただ、シン・ウルトラマンだといって初代ウルトラマンと酷似したウルトラマンが登場するので、昔のウルトラマンを期待する部分が僕自身の中にあったのかもしれません。
極端な言い方をするなら初代ガンダムが宇宙世紀何年という正史を離れて機動武闘伝Gガンダムで殴り合いをしているような、「ウルトラマンといっても別物だよね」という印象が残ったように思います。
たしかに昔のウルトラマンも怪獣を追って地球へやってきた時に科学特捜隊の飛行機と衝突して、ハヤタ隊員を死なせてしまった時に「すまないことをした」とか話していたし、怪獣とテレパシーで会話することもあったけど、シン・ウルトラマンは人間の姿を借りてウルトラマン自身がよく喋りました。
昔の人形をヒモで吊るして撮影していた時代と違って、CGのおかげでアクロバティックな空中戦も多かったです。
でもなんだろうなぁ。
ウルトラマンティガから続いた平成のウルトラマンシリーズなどでウルトラマンの体の空や模様が変わったり、色々とシリーズ自体の世界も時代によって変わっているのも分かります。
ただ、シン・ウルトラマンであるが故に、満足の中に一抹の不満が感じられるような気がします。
封切り3日で興行収入がニュース記事になっていたなど、事前の期待が非常に高い状態で観たのも悪かったかもしれません。
ちょっと、僕は高い評価を付けられないと思いました。
ただ、映像は良かったです。
数年前にあった実写のガッチャマンみたいに、冒頭の映像だけすごかったけどクライマックスは昭和の昔の宇宙刑事ギャバンをそのまま復刻したような戦いをして「あれ?予算を最初の場面で使い切ってしまったの?」みたいなガッカリ作品ではありませんでした。
CGのウルトラマンが戦うのですから、結構なお金がかかりそうに思いましたが、最後まで映像は良かったし、ガッカリすることはありませんでした。
映画館で初めて予告編を見たときが1番感動した。【5/22(日)23(月) 再鑑賞・追記】
ウルトラマンは子ども向けの怪獣映画だけど、今回は大きなお友達用だ。むかし見た人、シンゴジラ見た人、エヴァ見た人が対象だ。
怪獣映画だから子供もOKだけど2時間は長い。私は山本耕史さんが出たあたりからお眠りタイム。
1番前の席で見たから迫力があった。オープニングでウルトラマンが変身する時の音から始まり、ウルトラQみたいな回転画面になってワクワクした。
手を十文字にしてスペシウム光線がピぃーって撃たれるのを見たらもう大興奮ダヨ。 映画館で予告編を初めて見たとき、土煙からウルトラマンが現れてスペシウム光線を放ったときが1番感動した。 「カッケー」 。 その後、予告編を10回以上見たがこの場面だけは何度見てもいい。
最後のゾフィとの場面が懐かしかった。テレビの時ゾフィが 「ここに命がもう1つ有る」って言ったとき、「エッ、命ってボールみたいに持ってられるんだ、ふーん、じゃあハヤタもウルトラマンも助かるじゃん、ヨカッタ」 と胸をなでおろしたのを思い出した。♪ヽ(´▽`)/
去り際に 「シュワッチ」 って言わないのと、バルタン星人が出てこないのが残念だ。
シン・ウルトラセブンイレブン希望。1時間~1時間30分で。
【5/22(日)23(月) 再鑑賞・追記】
冒頭、科特隊のやり取りがコメディのようで面白い。
西島班長の発言が真面目な顔アップで出るだけで笑える。
繰り返される 「透明である意味がない」 発言も皮肉が聞いてておかしい。
電気を食う怪獣が電気を止められる。目の前のゴチソウを突然取り上げられ、アタマ来て腹いせに変電所を破壊する。腹が減ると怒りっぽくなるのは怪獣も人も一緒だ。
西島班長が マジメな顔で 「電気を止めると施設を壊す、迷惑なヤツだ」 発言もホントに迷惑そうで笑った。
山本耕史のメフィラス星人がWikipediaの説明どおりだ。
「 暴力が嫌いで、武力によらない地球征服 」 にこだわる。IQ 10000以上、一人称は 「私」、落ち着いた慇懃無礼な態度と紳士的な口調。
庵野・樋口が再構成したメフィラスと日本政府との交渉が 「 国際政治・外交 」そのもので、 言わば「 宇宙政治・宇宙外交 」 だ。山本耕史の戦略が見事だ。 日本政府との密約、裏工作、斉藤工との密談、すべてメフィラスの思惑どおりにコトは運ぶ。
しかし、変態匂いフェチ作戦でシンウルトラマンが殴り込みをかけ、直前に阻止される。頭脳対決では敵わないから力まかせだ。ナイス。
(シンウルトラマンが得意な) ケンカ対決でもメフィラス星人が勝つが、「 やり方が自分流じゃない」 し、ジャマ者 (ゾフィ) がからむと面倒になると言って手を引く。
こざかしい感じだが、いさぎよく見事な引き際でもある。
見た目は人間でも宇宙人どうしの密談場所が、公園でのブランコなのに笑った。
カシを変えた場所が 「赤提灯」で吹き出した。 地球征服に関する重大な話が飲み屋で日本酒飲みながらとは。\(^^)/
「オヤジおあいそ」と「ワリカン」でも苦笑した。経費で落とさないんだ。
ゼットンを 「恒成系破壊の最終兵器 」に再構成するアイデアに感服した。 クリエーターの創造性pってヤッパシすごい。
宇宙空間に構築されたゼットンの巨大さ感は、映画館の大画面ならではだ。
地球の滅亡が迫るなか、 何も知らずに暮らしを営む人々の描写がコワイ。
人類の科学者達が解決法をひねり出す。 シンウルトラマンに説明すると 「要するに0.1ミリ秒でゼットンをブッ飛ばすんだな」 と武鬪派(?) の答が返ってきて笑えた。
2022/5/15(日) A
/5/22(日) A
/5/23(月) A
やはり元連続番組は難しかったか?
私は年齢的には30代前半。ゴジラやウルトラマンはビデオで見たことがありかなり好きな番組だったので思い入れはありますが、いかんせん子供すぎて明確な記憶はありません。
シン・ゴジラがかなり面白かったのでこちらも期待して視聴。
感想はまぁまぁそれなりといった感じです。
他の方のレビューにもありますが、つまらなくはないが、大きな感情の起伏を呼び起こすことなく終わっていったなぁという感想です。
もともと映画であるゴジラと違って連続番組であったウルトラマンを2時間の映画に収めることはやはり難しかったのでしょうか。
平行次元の設定などでSFっぽくしてそれなりに大人の雰囲気を醸し出しつつ、しっかりと「ウルトラマン」ではありました。しかし、それ以上でもそれ以下でもないです。
駆け足になってしまったのか、なにか製作者の伝えたいメッセージの様なものが曖昧でぼやぼやしていた印象です。
もっとも「おおっ!」となったのは最初のスペシウム光線のシーン。派手すぎるようなこともなくしっかりとスペシウム光線でありながら映画館の大迫力であれはテンションがあがりました。
あとは散々言われているでしょうが、メフィラス星人ですね。胡散臭すぎて最高。彼にもう少し焦点を絞っても良かったのでは?とさえ思いました。
ゼットンについては賛否両論あるでしょうが、私は好きです。尺的に背景の説明なんかの必要がない兵器扱いってのは面白いと思いました。
なにやら議論になっている長澤まさみのシーンですが、不愉快には思いませんが、いるかコレ?とは思いました。ノイズになっている感じです。
よくぞ破綻なく2時間にまとめた!と褒めますが、感想は佳作。そんな作品でした。
全体的に説明不足感、尺の都合か。。。
シンゴジラを期待していったけど外れた。
ゴジラと違いもともとTVシリーズだったウルトラマンを映画化するということで、話が全体的に飛び飛びに感じ、納得感が薄い。
■気になった点
〇怪獣との戦いが少ない
怪獣との戦いが少なく、外星人との戦いが多い。
その戦いも微妙に盛り上がらないので、最初の方でもう少し怪獣との戦いが欲しかった。
特にカトクタイのメンバーと絆を深める展開が欲しかった。
■ウルトラマンが地球を助けたいと思う理由が薄い
尺の都合だと思うけど、かなり説明不足。
カトクタイとのつながりもそれほど強いとは感じなかったし。
全体的に唐突で納得感が薄い。
■ウルトラマン任せ感が強くて、シンゴジラと比べてしまうと微妙
怪獣や外星人が強すぎてウルトラマン以外が対応できないパワーバランス。
カトクタイメンバーが出張りようがない。(プロローグでは倒していたような話はあったが)
最後に人類でもどうにかしようという展開もあるんだけど、結局ウルトラマンまかせ(に見えるような演出?)になっててなんだかなー。
可も有り不可も有り
シン・ゴジラ
シン・エヴァ
共に私の中では大コケだったので、
シン・ウルトラマンも
どっちに転ぶのかある意味楽しみにしていた。
結果として、
ウルトラマンと怪獣とのバトルは、ゼットンを除いて文句無く面白かった。
ちりばめられたリスペクトも嬉しくてニヤリとすること多々あり、その設定やストーリーもいい。
編集も、駆け足ながら小気味良く出来ている。
だが、人間パートに不満多々。
途中寝落ちしたくらいどうでもよいやりとりが続く。
科特隊(禍特対だっけ?)役の俳優さんが、無能とオタクに扮してベラベラと解説のセリフを庵野節に添って、言いにくそうなセリフを頑張って噛まずに喋っているのを見ると、なんとも気の毒にしか映らない。
斎藤工とメフィラス星人(山本耕史)はそれぞれの特徴を捉えたいい演技だったけど、長澤まさみなんて巨大化もして扱い酷い酷い。
そして相変わらずラストが手抜きで、ゼットンを使徒化(毎回これしか無いのかよ)、簡単に攻略法を計算して、盛り上がること無くゼットンをやっつける。
庵野さんのアクションパートにおけるリスペクトと引き出しの多さに感動し、
人間パート及びラストの引き出しの無さに、限界を見た、そんな映画でした。
でも、シン仮も見に行きます・・・
勉強してきます。
鑑賞後駆け足で近くの酒場に入り、本レビューを執筆している。
私は、いったい何を観せられたのだろうか。
まず、私はウルトラマンファンではなく、またリアルタイムでウルトラマンを観ていたわけではない。
そして、本レビューでウルトラマンファンやシン・シリーズファンを敵に回したくはない。
率直に言うと、今作を楽しむことは私にはできなかった。
ストーリーが駆け足で進行することには文句はない。
またアクションシーンにも文句はない。
効果音ももちろん申し分ない。
だが、全体を通して雑然とした印象であった。
この作品が何か伝えたい事や、観客に満足してもらいたい点が私には伝わってこなかった。
製作の主導権は誰が握っていたのだろうか。
エンドロールに監督以外に、監督補、准監督、総監督が独立して流れてくる作品を私は初めて観た。
無理に映画にせずに、配信ドラマにでもした方がよっぽど良かったのではないだろうか。
最後に、この作品を楽しめなかったのは私自身に問題があるだろうと思う。
このレビューを観て不快に思われた方々には申し訳ない。
【ウルトラ級の映画】
スクリーンいっぱいに輝くスペシウム光線。巨体バトルのど迫力に、まさかのアレも巨大化する遊び心。オマージュもふんだんで、“好き”に溢れた、映像美もワクワク感もウルトラ級の一本。
◆トリビア
○ 劇中に登場するウルトラマンのデザインは、「ウルトラQ」「ウルトラマン」などの美術監督を務めた成田亨が1983年に描いた絵画「真実と正義と美の化身」がコンセプトとなっている。
○ 当初は神永(斎藤工)と浅見(長澤まさみ)のキスシーンがあったが、全体的なバランスなどを考えて編集でカットされた。
○ 斎藤工の父はかつて『ウルトラマンタロウ』の現場で爆破担当として働いていた。
○ 公開3日間で興行収入9億円越え、動員60万人以上を記録。「シン・ゴジラ」の117.2%、今年の邦画実写映画ナンバーワンスタートとなった。
○ 2022年2月、『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』のユニバースを共有する企画「シン・ジャパン・ヒーロー・ユニバース」プロジェクトが発表された。
○本作は「シン・ゴジラ」を鑑賞した円谷プロダクションの社長が庵野秀明に声をかけた事から企画が始まった。
○ 2019年からはNetflixでアニメ『ULTRAMAN』の配信、2021年にはMARVELコミックスより漫画『THE RISE OF ULTRAMAN』が発売されるなど、海外進出も盛んになっている。
〇ウルトラマンの動きは、庵野秀明が自身で動いたモーションキャプチャーデータも一部使用している。
〇特報映像が公開された際には、ギレルモ・デル・トロ(「シェイプ・オブ・ウォーター」監督)やジェームズ・ガン(『ザ・スーサイド・スクワッド』監督)が興奮や期待のコメントを寄せた。
◆関連作品
○「シン・ゴジラ」('16)
本作同様、庵野秀明、樋口真嗣タッグ作品。ラストカットが話題に。プライムビデオ配信中。
○「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」('21)
庵野秀明脚本、総監督作品。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作の最終作。プライムビデオ配信中。
○「TSUBURAYA IMAGINATION」
円谷プロダクションのデジタルプラットフォーム。本作がオマージュする“初代”の映像配信や、本作関連の情報も。
◆各評価(2022年5月18日時点)
Filmarks:★×3.8
Yahoo!映画:★×3.8
映画.com:★×3.6
◆概要
【企画・脚本・総監修】「シン・ゴジラ」庵野秀明
【監督】「シン・ゴジラ」樋口真嗣
【出演】斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司、山本耕史、岩松了、長塚圭史、嶋田久作、益岡徹、山崎一、和田聰宏
【主題歌】米津玄師「M八七」
【公開】2022年5月13日
【上映時間】113分
◆ストーリー
「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる。
◆
◆以下ネタバレ
◆
◆巨体バトル
「シン・ゴジラ」とは違い、ウルトラマンvs巨体生物(本作ではあくまでも“禍威獣”)の巨体バトルが映像的な一つの見どころ。ザラブとのビル群戦にメフィラスとの工場バトル、ガボラとの山中戦。巨体で崩壊するビルや、ウルトラスラッシュで真っ二つの球体タンク、巨体のジャイアントスイングと、ど迫力映像に目を見張る。そして何より画面の端から端まで伸びるスペシウム光線。スクリーンの端から端まで伸びるあの映像こそ、“待ってました”な、本作を映画館で見る醍醐味。それがしっかり堪能できた。
◆オマージュ
そんなスペシウム光線しかり、散りばめられたオマージュのイースターエッグを拾っていくような感覚も楽しい。ゼットンの核へ向かう時に出た赤背景のあのポーズのウルトラマン。エンドロールで気づいた過去シリーズの曲へのこだわり。本作のウルトラマンのデザインが、成田亨オリジナルにそのご子息の手が加わった事が分かるのも感慨深い。個人的には“デヤッ”の掛け声まで欲しかったのも正直なところ笑、ながら、気づかない細部までおそらくあるだろう徹底したオマージュを調べ尽くしたくなる。
◆アイデア
巨大化した浅見(長澤まさみ)にはぶっ飛んだ笑。男としては色んなところに視線が行ってしまいつつ笑、あんな映画の箸休め的要素も、ウルトラマンの理論の元で違和感なく見れてしまうのも不思議。演者にスマホを持たせて、演じながら同時に撮影する、という手法を取ったという本作。映像の切り替わりも多く、禍特対の面々の緊迫感に繋がっていたと思う。総じて、“好き”や“こだわり”が詰まっていて、そこから生まれるアイデアにワクワク感が刺激された。これも映画の醍醐味の一つを味わえる一本だと思う。
初めから、パンツスーツにすればよかったのに…。
今回は、『シン・ゴジラ』の様な圧迫したカメラアングルで緊迫感を出す感じはなく、やけにカットを細かく切っていたことが気になった。
また、禍威獣をいくつも出していたせいか、話の展開が飛び飛びで、展開が急すぎる気がした。2時間以内にまとめるためには、やむを得なかったのかもしれないけど、どうせなら前後編でもっと細かい部分も描かれたものを見たい気がした。
そして、見る前から女性蔑視な批判があると聞いていたけど、確かにスカートを履いている女性を下から撮るのは、既にアウトだと思う。浅見を初めからパンツスーツにしておけば、その批判もある程度軽減できたかなと感じる。(それだけではないけれど…。)
続編あるのかな?
ん~面白かったけど・・・。
ラストが物足りないというか、ウルトラマンの星が人類を滅ぼそうとするのは・・・・。
巨大化したあの人の真下にいたいと思ったのは私だけでしょうか?(ゲスな考えですみません)
安心安定の庵野秀明(印)な出来映えで楽しめます!
庵野ファンならご存知だと思うけど、初代『ウルトラマン』と『仮面ライダー』に並々ならぬ影響を受けている人なので、今回は、監督ではなく脚本と全面監修として携わっているが、庵野氏の意向が込められた作品として過去作の要素が濃縮されているイイ意味でテンプレ的に初代『ウルトラマン』をまとめてあります。
ネタバレあり
ウルトラQと地続きな世界観で始まる冒頭からカットとテンポも抜群のキレで、見せ場を盛り込み観客を引き込む作風もサービス満点で、キャラの日常的な部分を刈り込んだところも『シン・ゴジラ』に通じるイキの良さで、初代ウルトラマンと同じく神格化した造形と精神にして僅かではあるがウルトラセブンの侵略者と攻防や男女観の要素も混ぜているのが絶妙なテイスト絡めている。
禍特対メンバーの役者もそれぞれ適材適所な演技で良いが、やはりメフェラス星人に扮する山本耕史が、とても良い感じで、少しいかがわしくてゲスで安い雰囲気も漂う名演で役者としての力量を魅せる(堀○真○はここに惹かれて口説かれたと思うと想像がはかど…おや?誰か来たようだ…)
少し気になるのは、撮影のカメラ機材の影響か、若干撮影や画面のクオリティにバラツキが見られる点(ピンボケなカットも!)やミニチュア着ぐるみ特撮テイストなイメージなのか?CGも一部が微妙に見える。
実相寺監督アングルなカメラワーク多用も少しやり過ぎに感じる。(ここまでやるなら画面の質感と照明の濃淡にも気を配るべきかな)
5月19日追記
この手映画にしては予算は少なめ(東宝のケチめ)で撮影カメラはかなりのカットをスマホで撮影しているとの事なので、明暗に乏しいのは何となく納得。(後処理で弄ることもするけど画像によっては等しく劣化するので止めのかな)
ウルトラマンを神格化している部分(他の宇宙人👽は結構俗物感あり)から、テレビ版でもあった禍特対メンバーの巨大化を、長澤まさみにさせたり、ウルトラマンに匂いをクンクンする場面などで中学生の妄想並みのギャグを挿入してくるところも庵野氏界隈ぽくて、さもありなん。
監督の樋口真嗣氏もベテラン職人として上手く現場"まとめている姿も想像に難くなく演出家としてこれまでより一段冴えた印象。
とりあえず過去の庵野監督と特撮作品のテイストが溢れており、親の顔よりその手の作品を観てる同好の士と考察が捗るひとも多いと思うので、何度か繰り返し観たい映画。
112分の上映時間も潔い。
つま先が尖ってる方が偽ウルトラマ…あかん!どっちもとんがってる!
はえー、そうきたか
前情報では舞台を現代にうつして“ウルトラマンが初めて降着した世界”を描く、シン・ゴジラ的な宣伝の仕方だったけど、がっつりテレビ版の再解釈だった
確かにそういう要素はあるんだけど、シン・ゴジラの場合はゴジラの形をしたド級の災害に対するシミュレーションだったからゴジラってアイコンを知ってさえすれば詳しくなくても楽しめたけど今回は初代のテレビ版を知ってることを求められてる感じするなあ
どちらかと言うとテレビアニメシリーズの“ゴジラS.P(シンギュラポイント)”に類する作りになってる
つまり、ジェットジャガーが出てくると、特撮オタクは反射的に謎の巨大化を期待する、本編でなんの前触れも伏線も理由もなく突然巨大化するトンデモクライマックスがネタ化しているからだ
ゴジラS.Pはこの、“謎の巨大化”に向けて1話から全力で準備する話だった、本編のトンデモなさに何とか整合性をつけようと言うスタッフの気概が見てとれる興味深い作品です、ぜひ
さてウルトラマンでも“ウルトラマンを倒したゼットンを人類がしれっと倒す”ラストが半ばネタ化している、ちゃんと見てるとこのラストの前に隊員のイデが「ウルトラマンいるなら自分たち要らんやーん」て腐るシーンがあるからこそラストにグッとくるとこもあってそこまで悪くないと思うんだけど、お約束からは外れるし、メインの宇宙プロレスとのバランスもあるし、そもそも昔の作品なのでネタとしてだけ知ってる人も多いよなあ
シン・ウルトラマンはそんな流れに挑戦しているようにも見れる
映画冒頭からウルトラマン以外には誰もその存続を気にかけてくれる者もいない、消滅しても広大な宇宙には何の影響もないちっぽけな存在として人類を描写し続けている
だからそこウルトラマンと自分たちの力で勝ち取った人類存続に意味がある、テレビ版最終回で伝えたかったことを映画全体を通してバランス良く分かりやすく表現している
過剰な部分を切り貼りしたネタは確かに楽しい、日々産み出される膨大なコンテンツを全て深掘りするのは不可能だ、
ネタ化されて消費されることに対抗するには作り手が愛とまごころを持って時代にあった作品に再生していくしかない、シン・仮面ライダーも楽しみ
でもあまりに詰め込みすぎてなんか総集編見てる気分になるのでちょっと減点
意外と評価が高い...
ウルトラマンは父が世代なので子供のころ再放送を一緒に見ていました。ゼットンが怖くて泣いた記憶が鮮明に残っています。
オリジナルに関する知識はその程度で非常に楽しみにしていましたが、結論から言うと、個人的には期待はずれでした。
理由はいくつかありますが、二点、ご紹介します。
まず一つ目にして最大の理由は、なぜウルトラマンがそこまで人類を愛すのか、その点がまったく伝わらなかったことです。
この手のものは、人類がウルトラマンに依存する分、視聴者も、彼が命を賭して守る人類に対して愛着が湧かなければ色々と破綻するわけですが、その意味で本作の人類にはほとんど魅力を感じませんでした。彼とその仲間たちの信頼関係構築にもほとんど時間が割かれませんでしたし、そこまで人類好きなるかなという感じで、ただただウルトラマンに申し訳なかった。
二点目はゼットンとの最終決戦です。
ゼットンがただの巨大兵器として描かれたので、子供の頃に、勝つと信じていたウルトラマンが負けて大泣きしたときほどの絶望感を全く覚えませんでした。そりゃこの体格差じゃ勝てんだろ、という感じ。
最後もアンパンチ1発で決まり、さして愛着もない人類のためにウルトラマンが命を賭けて終了というのはなんだか悲しかったです。私が愛せない人類を愛してくれてありがとうウルトラマン...。だから彼はウルトラマンなのかもしれませんが。
最後に、ここまでマイナスばかり書きましたが、山本耕史さんのメフィラス星人はとてもよかったです。
これはぜひ見てほしい。
百聞は一見にしかず、私の好きな言葉です。
Σ(゚д゚lll)ああああ、どうなってんだ、、、、。
映像的に庵野ワールドを映像化したものでしょうね。色々と思い出される場面がありました。怪獣たちはどことなくエバの使徒に雰囲気が似てます。ゼットンは巨神兵、
長澤まさみは巨大綾波。なんだか目新しいものがないというか、、、ちょい残念。
なんだか淡々と物語が進み、盛り上がりに欠ける展開に。
なんでウルトマンは人間の素晴らしいところを知ったのか?
なんでメフィラス星人は地球侵略を簡単にあきらめたのか?
ゾフィーがなんで簡単にウルトラマンの言うことを聞いたのか?
まあ、ストーリーというよりはウルトラマン自体を撮りたかったんでしょうね。
セリフも演技もわざとらしくして昔感を出していました。ただ撮りたかったんでしょう。
ウルトラマンは再放送で見た世代!特撮の良さは十分出ていたと思います。
『大怪獣の後始末』と比べられるでしょうね。
私は土屋太鳳の『ご武運を!』の方が好きですね。
懐かしい
子供の時にウルトラマンと仮面ライダーにどっぷりハマっていた自分としては懐かしさ満載でした。多くのストーリーを展開させるためか、展開が早過ぎる感があったのと、物理等の専門用語が満載だったので、大変な面はありました。ウルトラマンが超スリムなのと、カラータイマーが無いのが、少し違和感でした。
この感じで創るならシン・ウルトラセブンも観たい!
金曜レイトショー『シン・ウルトラマン』
公開即鑑賞しましたが、コレ系好きな人が見終わる週明けまで、レビュー自粛してました。
<ネタバレありです>
最初の予告から2年半くらい経ってて、公開も1年遅れって事で、何度も見た予告編・・・
アレ見る限り正直ウルトラマンもカラータイマーがない以外は、Aタイプの顔ちゃうし、シン・ゴジラのような”シン“感無く驚きもない。。。。
怪獣「禍威獣(カイジュウ)」も何で、ガボラとネロンガ!?
公開が近づくにつれザラブ&メフィラス星人の映像も出て来ましたが、もっと有名なんおるやんって思ってました。
昭和のゴメスとジラースは、ゴジラの着ぐるみ使った怪獣だっただけに・・・
レビューで、シンゴジ創った制作人なら昭和のようにあのゴジラを、流用して欲しかったと書くつもりでしたw
まぁそんな不安も開始早々の映像と音楽にウルトラQの怪獣続々秒で出現〜しかも造形はシン・ゴジラっっっwww
人物描写は、コズプレはなくスーツ姿での専門用語飛び交うセリフ合戦・・・お子様は無理かも!?
禍威獣退治に現れた銀色の巨人の顔はAタイプやし@@!!
主人公に憑依して予告編の綺麗な顔になり、カラータイマーの代わりに体の赤のラインの色が変わって、シュワッチュ!も言わないw
テレビだからと付け加えられた描写は全て取り除いた感じながら6話分くらいのエピーソードがテンポ良く繰り広げられる。
ただ昭和版知らないと何じゃこりゃ!?ってなる部分もあるので、シン・ゴジラよりハードルは高いかと思われます。
シンゴジ同様に変にエヴァ感出す部分と・・・・
ウルトラマンにも禍威獣にも最後のラスボスにもまったく生命を感じる躍動感がないのがね。。。。
ゾフィーではないゾーフィも胸のポツポツがないのはダメ!!アレならジャックですよね^^;
今やってるテレビのヒーローモノとは違い、熟練俳優陣には何の文句はにですが、リアル感出す為なのか!?スマホで下から撮る描写は・・・・
映像全体に関しては、ドクスト観た後だけに比べたらアカンね^^;
ただこの感じで創るならシン・ウルトラセブンも観たい!
ウルトラマンかっちょいい❣️
仕事で疲れてたせいか、途中で一瞬落ちたけど、映像大迫力だったし、ウルトラマンかっちょ良かったし、長澤まさみデカかったし、懐かしい展開もあったし、なかなか面白かったです‼️😃
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