シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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やっぱりウルトラマンが好き!
私自身は幼い頃からウルトラシリーズを視聴して育ちました。ですので、大まかな話の流れは初代ウルトラマンの現代版アレンジ総集編と言う感じです。
ここまでですと、見る価値はまずまずなのですが、やはり違いました。
原作をリスペクトしつつアレンジされた禍威獣や外星人。円谷作品独特の表現の仕方、魅せ方全てに愛を感じました。まさに、空想科学とはこの事です!2022年の舞台に蘇った自分が見たかったウルトラマン。ウルトラシリーズが好きなら是非是非見て欲しいです!
また、ウルトラシリーズに馴染みのない方にも分かりやすく纏まったお話になってると思いました。初めて見る方にはこの独特な現実と空想の狭間のような世界観を楽しんで頂けたら嬉しいです!
ウルトラを知らない男だが
ウルトラマンシリーズは世代だったダイナとガイアを観ていたぐらいで、その頃の記憶もあやふやでしたが、
1つの物語として楽しめました。
ウルトラマンファンの方々の意見を拝見すると、歴代の音楽や細かいオマージュが散りばめられ、原作を踏襲したストーリー展開でウルトラマンシリーズへのリスペクトを感じられるという内容が多く、
マンガの実写映画化で度々ファン、時には原作者からも苦言が呈される日本の映画シーンとしては珍しいなという印象を受けました。
庵野秀明氏が脚本ということで、矛盾に満ちた人間の心情の描写や矢継ぎ早のセリフ、アニメーション・特撮・実写の手法を柔軟に取り入れた映像づくり、初見では肩透かし感を食らうものの振り返って考えると味わい深いラストといった、氏の特徴が色濃くでています。
巧みだなと思ったのが冒頭の導入で、
あらすじと禍威獣に対しシン・ゴジラのように切羽詰まった感じではくどこかのんびりとした避難する市井の人々や禍特対に対する自衛隊の態度だけで、
一息に禍威獣が現れる世界がどういう世界なのかを、必要十分に説明している点です。
また田中哲司さんの演技がとても素晴らしく、飄々としながらも
ゼットンに対する世界の対応に微かに感情をにじませる演技に、
一気にファンになりました。
気になった点としては、
竹野内豊さん演じる「政府の男」の存在です。
ウルトラマンシリーズでも作品間で同じ俳優が違う役で登場することは多々あり、
本作でもシン・ゴジラで登場した斎藤工さんや嶋田久作さん、高橋一生さん、またシン・仮面ライダーの特報でも塚本晋也さんが登場しています。
その中で竹野内豊さんだけが、同じ役かどうかは明記されていませんが、シン・ゴジラに近しい役柄で出ている。俳優≠作中の役ではないという認知が混乱するメタ的な配役で、ひっかかりを覚えました。
またマルチバースという用語が登場しますが、上記の政府の男の存在もあり
ウルトラマンシリーズとしてのマルチバースなのか、
「シン・」シリーズとしてのマルチバースなのか、
両者を横断してのマルチバースなのかがわからない。
むしろそれを狙っていて、製作陣の手の上で踊らされているだけもしれませんが、
どこか消化不良のままです。
とはいえ、丁寧な脚本と実験的な映像でウルトラマンシリーズを知らなくても楽しめる一本でした。
特撮興味なし、ウルトラマン見たことない。
彼氏に連れられ、映画館に行きました。
「シンウルトラマン?ふーん…、特撮ってなんかチープだし、ウルトラマン見たこと無いけど…」
この感想は開始ものの5分で打ち砕かれ、日本に突如現れた怪獣紹介の早送りに「ナニコレスゲェ!?」となり、空から舞い降りた銀色の巨人の神々しさに、みるみるシンウルトラマンの虜になっていきました。
戦闘シーンは、当時毛嫌いしていた特撮特有のチープさが、なんだかよく分からないけどめちゃくちゃ良い感じになっていて、素晴らしいの一言につきます。
終わった後は、言葉にできない感情になり「す…すごく良かった」の感想しか出て来ません。
これが、小並感というやつ…。
個人的にめちゃくちゃ好みだったのが、宇宙空間に組み立てられていく馬鹿でかいゼットンです。
地上から見上げると、遠くうっすらゼットンが浮かんでいて、どれだけの大きさか伺えますね…。
デザインがカッコ良すぎました。
そして、太陽を背に完成されたゼットンが地鳴りような鳴き声で「ゼットン…ゼットン…」もうめちゃくちゃカッコいい。
鑑賞後、当時の怪獣を調べたら面影は残っているものの大幅に改変されていたんですね。
「こ、これが…ゼットン…かわいい…」
ウルトラマン知らなくても作り手の愛をひしひしと感じ、終始楽しめる事が出来る作品です。
シンウルトラマン、あなどれません。
エンドロール後は、思わず控えめに拍手してしまいました。
自分の人生に無縁だったジャンルにここまで影響受けるとは…。
シンウルトラマン、すごい。
庵野秀明総監修による『シン・ウルトラマン』、監督は樋口真嗣。 です...
庵野秀明総監修による『シン・ウルトラマン』、監督は樋口真嗣。
ですが、忙しくって「監督頼む!」的な感じで、エンドクレジットではいたるところに庵野秀明の文字が。
「ポスターデザイン表面」とか宣伝云々とかには驚きです。
樋口真嗣は監督代行ってところかしらん。
謎の巨大生物カイジュウ(恐ろしい姿で害をなすやつ)が襲来した日本。
すでに数体のカイジュウが襲来し、「カトクタイ」なる特別組織も作られた(実働、数名)。
何体目かのカイジュウ襲来の際、仏像のような巨人が現れ、瞬時のうちに発光線で撃退した。
「カトクタイ」に新たに巨人調査係として赴任した女性職員・浅見(長澤まさみ)は、巨人を特別コードを付して「ウルトラマン(仮称)」と命名した・・・
といったところから物語で、特撮大御所円谷プロの何周年目かの記念映画でもある。
ウルトラマン世代なので、今回の企画には興味津々。
前シリーズの『ウルトラQ』を踏まえて、さらに後続シリーズ『ウルトラセブン』のテイストも加味されている。
面白い要素は多々あり、よって面白いけれど、残念なところもいくつかありました。
根本的に合点がいかないのは、ウルトラマンがカトクタイ隊員・神永(斎藤工)と同化する/した後の描写で、この映画では、神永はほとんどウルトラマンの姿を変えた存在として登場し、行動する。
ウルトラマンと同化した人間が「自分はウルトラマン」というのは『ウルトラセブン』のそれであって、『ウルトラセブン』の最終話でダンが「自分はウルトラセブンだ」と告白するシーンに驚いた者としては、「ウルトラマンでそれはないでしょう、ハヤタは最後までハヤタだったよ」と言いたい。
些末なことに感じるかもしれないが、これは本映画での神永の実存に関わって来る点で、神永にレゾンデートルが存在しないことになってしまう。
結果、今回の騒動は、外聖人(メフィラス、ザラブ、ウルトラマン)らのマルチバース人種の、地球における代理戦争となってしまい、人間が勝利する結末も「とってつけた感」が満ちてしまっている。
ま、そんなことにこだわらなければ、ウルトラマン世代としては琴線に触れる部分が多々あり面白く観れるのであるが、世代でない観客にとっては、どうなのかしらん。
空間的な説得力は皆無で、演出以上に、乱暴な脚本によるところが多く、どうにも、場面場面の面白さと、細部にこだわり過ぎた(というか説明しすぎた)脚本に難があったのではなかろうか。
想いは感じ、面白さも感じるが、「シン」というには「新」でも「真」ではなく、作り手の「心」でしかなかったかもしれません。
禍特隊w
実行部隊として自衛隊が前面に出るにしても、禍特隊の役人っぽさをモ少しナントカ出来ないモンかと?
前線司令部にスーツ姿で現れて、足元はビジネスシューズにパンプスとかって、現場に出る意思ゼロだし、逃げ遅れた子供を見つけたらノコノコ出て行って案の定だし、乗ってるクルマがレクサスってw
コレは御役人達への嫌味か何かなの?
とても濃い良作
二時間未満で五体の敵を倒して映画として纏めた力作です。一体目が透明化と電撃を持つネロンガ。
二体目が地中移動とドリルと放射線と光線を持つガボラ。
三体目がハッキングと擬装と巨大化と飛行能力を持つザラブ星人。
四体目がテレポートと高い技術力を持つメフィラス星人。
五体目が超火力とバリアとカウンターを持つゼットン。
ザラブ星人に拉致監禁されたり、メフィラス星人には戦略、戦闘でほぼ負けてたり、ゼットンに半死半生に追い込まれるウルトラマンには同情をしてしまいます。
それでも人類を信じて護ろうとするウルトラマンに感動しました。
難しいセリフや早いテンポに、振り落とされそうになりましたが、とても良い作品だと思います。
つまらないわけではないけれど
それなりに楽しめるのですが、ものすごく面白いわけではないのかな。
ウルトラマンが飛ぶ姿や、鉄棒の大車輪のように回転するシーン、ゼットンのCG、別次元に飛ばされそうになって逃げようとするシーンなど、当時の特撮を意識したようなチープさは狙っているのだと思います。
それを面白いと捉える人もいるだろうし、そう捉えない人もいるだろうし。
僕は狙いはわかるけど、狙い過ぎかなと。
万人受けの映画ではないのかなと思います。
内星干渉どんとこい
ウルトラマンに全く思い入れも想い出もない自分ですが、面白かったです!!
なんかジャンル分けが難しい、タランティーノ的な?面白さがるような?気がしました。知りませんが!
きっとウルトラマンファンとかにはわかるオマージュやら仕掛けがあったんだろうと思うと悔しいですが、全然楽しめました。
初っ端から完全に読ます気のないハイテンポ説明、ガンガン入れてくるギャグ、最高ですね。
ってか、アバンタイトルが最高ですよね。
字体も絵の古っぽい映画感も。期待してたシンゴジラ感もちゃんと応えてくれたし。
圧倒的に強い異星人達も、一応政府と交渉したり、体裁は整える小賢しさが、皮肉が効いてよかったです。
映画の結論、
地球人だって自分達の都合で害獣認定し、生物を殺したりするじゃないか。
それでも、自己犠牲してでも他を守る素晴らしさも併せ持ってる!
映画としては人間を諦めてない結論でしたが、、
なんか映画を観た感想としては、、、本当に監督さん、人間信じてます!?人間捨てたもんじゃないなって心から思ってますか?と、感じやした。人類滅亡のラストの方がしっくり来たかも。死にたくないけど。
でも、とにかく楽しかったです。
•IT系の異星人と武器バイヤー異星人ってけっこうキャラ被ってません?
•ウルトラマン(ゾフィー)って、ナウシカのオーマだったんか!
•変身2回やるのカッコいい!!ってかTVシリーズのウルトラマンのアレ使うのカッコ良い!
•おっさん政治家はもっと噛みまくって何言ってるかわからんくした方がリアルになると思う
人間ドラマも良かった
とてもおもしろかった。
ウルトラマンの存在感と特撮チックな動きが素晴らしい。ぐるぐるまわる鉄棒の大車輪のようなアクションには笑った。
シンゴジラの時には日常パートがつまらなく感じたが、今回は人間ドラマもおもしろかった。脚本や役者の魅力だろう。唯一タキと呼ばれるオタクが不自然で悪目立ちしていた。
不満な点もあげると、もっとゼットンが暴れるところが見たかった。ところどころタキが話してるシーンで醒めてしまった。
人間をもうちょっと見たかった
私は序盤の銀色ウルトラマンが出てきた辺りまでが一番好きだったかも。禍特対のメンバーが男女関係なく手練れ感たっぷりに仕事していて爽快だし、ウルトラマンと怪獣(じゃなくて別の字か、まあいいか)のバトルも懐かしい気分になれてよかった。早見あかりさんのお芝居も好き。斎藤工さんはウルトラマンとか昭和ヒーローが似合う“ハンサム”な顔立ちだなーとしみじみ。
ただ、全体に人間の描写が弱かったので、ストーリーの進み方に対してキャラクターが深まっていかず、なんていうか、大きな寸胴鍋にいっぱいのスープを、丼1杯分の場合の塩で作ってるみたいな、味の足りなさを私は感じた。禍特対せっかく少人数なんだから、もうちょっと濃く描けたと思うんだけどな。
ラストももったいなく感じる。ウルトラマンが仲間だけに見送られて一人で淡々と戦って、決着がついた後はこれからの処遇を会話で決める地味地味っぷり。もうちょっと違う舞台、違う相手だったらよかった。そもそも人間よりはるかに高次な存在みたいなものを、人間が描くとどうしても陳腐になってしまう。
ウルトラマンが人間という種を大切に守りたくなる気持ちも理解できない。ダメなところもありながら愛しい存在って普通にあるけど、もうちょっとさりげなく人間ってこういうとこいいよなっていうエピソードがあってもいいのに。
セクハラ描写に関しては、巨大化時の映像を拡散する人たちの悪質さは劇中でこれはゲスな行為と明確に指摘されていたので、そこまで気にならない。お尻を叩くクセは、なんか急に古臭いクセを持たせてるけど、別にそういうキャラでもないんだよな、という違和感があった。それに、何を撮ってるのか一瞬分からないほど寄った画もあって、その撮り方もまた違和感。
シン・ゴジラはWOWOWとかで流れてるとつい観ちゃうんだけど(BD持ってるのに)、これは二回は観ないかもしれない。
シンなのだから…手堅くまとめないで
序盤の怪獣描写、ウルトラマンの登場シーン、そして戦闘は映像の進化もあり期待どおり。
しかしながら、その後はあまりにも原作を踏襲しすぎて戦闘バリエーションは貧困、シナリオも異星人と人類にウルトラマンが微妙に絡むという無理やり感があるもので退屈な印象。
特撮ヒーローものであり、怪獣との迫力満点バトルを期待したかったが中途半端に終わった感があり残念。
原作のからをやぶり、シン・ゴジラのようにぶっ飛んだ攻撃と迫力が欲しかった。
ラスボスゼットンはもはや怪獣ではなくなり単なる兵器扱い…スペシウム光線と円月輪だけでは、シンシリーズを期待していたファンを裏切るかもしれない。
1番印象に残ったのが長澤まさみのシーンというのは残念です。
全体的には丁寧に作ろうとしていてシンシリーズとしての方向性は悪くないので是非次回作をお願いしたいです。
素直に、面白かった!
初代マン再放送世代ですが、面白おかしく楽しく見れました。
良い所は挙げればキリがないので、まず旧作品のオマージュ(かも?)で、気に入った所なんぞを挙げてみます。
・ウルトラマンが神永の姿を借りたことについて。
神永は子供を守ろうとして命を落としますが、自分のせいで神永を死なせたことへの償いと、神永の勇気ある行動に感銘を受けたウルトラマンが姿を借りて…という流れは、初代ウルトラマンとウルトラセブン両方の、「地球に残って戦う動機付け」を合わせた形になっているのが、見事です。
・メフィラスと神永の居酒屋シーン(笑)
あれは明らかに、ウルトラセブンのメトロンちゃぶ台のオマージュですね。
この直前に公園のシーンで、メフィラスが「河岸(かし)を変えよう」と言いますね。
この言葉の意味が分かった人、どれぐらいいるのだろうかと、ちょっと気になりました。
これは古き良き酒飲みオジさんのスラングで、「別の店で飲み直そう」みたいな意味です。
(私はサラリーマン時代に、一緒に飲んでた上司に言われてたので知ってました(笑))
で、「河岸を変えて」行った先が、マジで居酒屋(笑)。これには吹きました(笑)
・ゼットン出現に絶望して、「誰も知らずに滅びていった方がいい…」と言われたセリフ
(誰が言ったのか、このセリフが正確なのかは、記憶が曖昧です。スミマセン)
このセリフは「帰ってきたウルトラマン」での、星を食べる超巨大怪獣バキューモンのエピソードで、たしか天文台の所長だったと思いますが、絶望のあまり「地球ごと食われるのなんて、誰も知らない方がいい…」などというセリフが出てたのを連想しました。
庵野さんなら、こういうのもオマージュとして入れるかな、と。
・ゾーフィの存在と目的
初期ウルトラマンからすれば、かなり新しい部類のウルトラマンになりますが、劇場版のウルトラマンコスモスに登場した「ウルトラマンジャスティス」。
あるいは、ウルトラマンガイアに登場した「ウルトラマンアグル」。
彼らは当初、「宇宙の平和のためになら地球を滅ぼす」だの「地球の平和のためになら人類を滅ぼす」みたいな物騒な目的(笑)を持ったウルトラマンでした。
ゾーフィがゼットンを使って地球を滅ぼす計画を実行した際には、「こいつもそういうウルトラマンか…」と連想しました。まぁ、これは個人的な連想に過ぎませんが…(汗)
以上、大ハズレな連想や考察もあろうと思いますが、笑って許してくださいね…(汗)
あと、数少ない、悪い所を(笑)
・ウルトラマンのCGがもっさりし過ぎかな。
「中の人」がいるような、もっと生物的にキビキビと動いて欲しかった。
あまりモーションキャプチャーの意味がなかったかな…と。
・ウルトラマンが無言!!!!
シュワッチ!ともヘアッ!ともダーッ!とも、何も言わない…
これが一番気に入らなかった。残念です…
最後に、内容以外では、なんと言っても米津玄師の主題歌!!
映画のエンディングで絶妙なタイミングで流れて、その時点でジーンと来ましたが…
帰宅後に、改めて歌詞を見ながら聴いてみて、ボロボロ泣いてしまいました…
「来たぞ我らのウルトラマン」といった明るいヒーローソングではなく、「孤高の戦士であるウルトラマン」を詩的に力強く歌い上げた傑作です!!
配信だけで聴くのはなんだか申し訳なくて、CDを注文しました(笑)
「シン・ウルトラマン」は、童心に帰って見るのが一番です。
「かつて初代ウルトラマンが好きだった人」「今も初代ウルトラマンが好きな人」にはオススメです。
あと、米津玄師氏が自身のことで言われてましたが、「初代ウルトラマンが幼いころの記憶にある」といった人でも、楽しめる映画になっていると思います。
Twitterで見てみた限りでは、現在リアルに童心な、大勢の子供たちが楽しんで見てるぐらいですから。ぜひ。
以上、長々と書いてしまいましたが、私も、あと2~3回は見に行きますよ(笑)
最後までこんな駄文をお読みいただき、ありがとうございました!
物足りない感じ、かな。
シンゴジラでは政府の対策とか現場のやりとりに緊張感があったのだけど、禍威獣に慣れたこのチームはすぐに事務所の中で緩い会話にもどり自衛隊も何か存在感が無く現場にいる感覚が足りない。小学生の時のゴジラやウルトラQから円谷好きだが、ウルトラセブンが始まった時のようなあのワクワク感が無い。やがて壮大なシステムが稼働するけれど、むしろ禍威獣とウルトラマンの戦いをもう少し観たかった。
比較しちゃうよね
映画館で鑑賞しました。
鑑賞して特につまらなくはなかったですが、シン・ゴジラの時ほどのめり込めなかった感はあります。理由としては、地球人が外星人と対峙するにしても、結局ウルトラマンという圧倒的な力を頼るしかなく、結果的に人間の頑張りに依るところが少ないと感じたからでしょうか。
映画の途中からは外星人の思惑に振り回される地球人という、どちらかという政治的なシーンが多くなっていましたが、ウルトラマンvs怪獣という単純な戦闘シーンをもう少し見たかった気もします。
自分自身、初代のウルトラマンを見たことがないため、ウルトラマン同士の葛藤や、地球人が外星人とどう渡り合っていくのかというシーンは、本来のウルトラマンが描こうとしていたテーマなのかもしれません。
ちなみにウルトラマンが縦に回転してするシーンはちょっとダサくて衝撃でした笑。
ゴジラとウルトラマンは別の作品なので、本来比較するものではないとも思いますが、同じ製作者で「シン」を冠してしまっている以上、比較してしまいます。比較してしまうのもなんとなく悔しいな、と思ったりもします。
斎藤工さんや長澤まさみさんの配役はピッタリだな、と思いました。
あぁ…、やっぱりウルトラマンが好きなんだと
子供の頃、レンタルビデオや再放送で夢中で見たウルトラマン。
大人になるにつれて派生作品含めて全然見なくなりましたが、今作は改めてウルトラマンが好きだったんだなと痛感する快作でした。
テレビにかじりついて、負けるな!ウルトラマン!と応援してた頃の自分を思い出して懐かしくなりました。
今回良かったのは子供心にアホじゃないの?と思ってたIQ10000(笑)のメフィラス星人が、山本耕史の怪演によりちゃんと知能指数高い外星人っぽくなったこと。
原作版は子供の自分には干ししいたけみたい異星人が地球征服しようとしたけどアホな作戦のせいでウルトラマンと引き分けて失敗したぐらいのイメージでしたから。
IQ10000あるように見えるのは必見ですね。
ゼットンの最強っぷりに拍車がかかったこと。
原作版は子供心にあんなカミキリムシなんかに負けるんかーい!科特隊が使ったあんなちゃっちい武器で死ぬんかーい!!ウルトラマンいらんやないかーい!!っとツッコミまくった記憶があったので今作みたいな絶対的兵器としてのゼットンの描き方は強さと絶望感が際立ってとても良かったです。
ゼットンとの決着も人類とウルトラマンの総力を結集したみたいな形になったので、原作版のラストが今一腑に落ちなかった子供(ウルトラマンが最強と信じてやまなかった)が大人になって改めて見るにはとてもしっくりきました。
個人的には後何匹か禍威獣とウルトラマンの戦いを見たかったですね。
ドラマパートと禍威獣戦の尺が足りなかったとは思いますが…
ゼットン戦だけで映画館に足を運ぶ価値は十二分にあるのでうだうだ言う前に見に行きましょう。
美しいフォルムと人類の平和を強く願うウルトラマンに涙した
どうも、20年程特撮オタクをしている人間です。
個人的には最高に面白かったです!
私は年代問わず特撮作品が好きすぎて感情が高ぶるとすぐに感涙してしまう困ったオタクなのですが、まずウルトラマン過去作を全て鑑賞している身としてはウルトラマンのフォルム、ビジュアルの美しさに色んな感情が込み上げました。
昔には昔のチープな良さがあり、今は今でこんなにも美しく描かれている。それだけで感動です。
斎藤工さんが演じられた神永はとても良いキャラクターでした。外星人でありウルトラマンに変身する彼は人間の感情を理解しきれていない。未だ模索中で本人自身も冷静で何を考えているのかイマイチ掴めない男。
そんな中でも人間を価値のある存在だと認め、禍威獣から命懸けで守ろうとしている。
ゾーフィー(ゾフィー)の登場も特撮好きとしては鳥肌もんでしたね。
結末としては神永は地球の人類のために自分が犠牲となりゾーフィーが地球を滅亡させるために用意した天体制圧用最終兵器ゼットンに立ち向かった後ブラックホールに飲み込まれます。
ゾーフィーはウルトラマンから自分が死ぬことも厭わない強い覚悟と人間らしさを感じたことで彼を見つけることができ光の国に連れ帰るため迎えに来ます。
そしてゾーフィーはウルトラマンと神永を分離し、禍特対のメンバーに囲まれながら神永が目を覚ましたところでエンドロールを迎えます。
ストーリーもとても良かったんですが、エンドロールで流れる米津玄師さんの主題歌もこの作品にぴったり。
変身する時ベーターカプセル上に掲げるんじゃなくて斜めなんだな、とか一人で細かいところを見て前のめりで凄く楽しみました。
素晴らしい特撮作品をありがとう。
色々と足りない
リアルタイムで夢中で見ていた世代なので当然思い入れがあります。ウルトラマンとしての部分はそれなりにできているので楽しめなくはないですが、あまりにも個人や組織に対するストーリーテリングが不足しており深彫もされないので話が進むにつれオープニングの高揚感が無くなって行きます。最終兵器であるはずの〇ッ〇〇もその脅威を感じさせる演出、シーンが一切ないため盛り上がりにかけラストが大変弱く鑑賞後の満足感はもう一つです。長澤まさみと山本耕史の演技がなかったらちょっとつらい作品だったかもしれません。
以下ネタバレ追記
ウルトラマンとは言っているがセブンまでのウルトラシリーズのハイブリッドといった内容。禍特対(ないわ〜)設立までがQダイジェスト、ガボラまでが怪獣(面倒くさいので一般語で)との闘いが主軸のウルトラマン、メフィラス失脚までが異星人からの脅威を描いたセブン。ラストは新解釈のウルトラマンの最終回。なのでバルタン星人とのイカしたナイトバトルシーンを現代技術で堪能させてもらえるかもと期待していた人は大いに肩透かしを喰らうことになります。なんといっても禍特対に全く組織感がなく人員もゴジラの廉価版のような人物ばかりでビートルやスパイダーショットのようなメカやガジェットも登場しない。地球上ではウルトラマンが「シュワッチ」と言わないのに宇宙空間で「ゼットーン、ピポポポポポ」とやってしまうちぐはぐさ。人類の叡智集めて(VRで一人芝居しているだけ)勝つ方法がベーターカプセルを2連続で使うという安直さ。年齢的に厳しいかもしれませんが往年の俳優陣の出演がないファンサービスの無さ。怪獣と闘う予算が足りないので少なくしたところもオマージュなのかもしれないが正直いったい何に時間使ってたの?というのが本音です。
ところでマンモスフラワーは「ゲゲゲの鬼太郎」ではないですか?
素晴らしい!原作をシン・ゴジラの視点で作り直したものですが、昭和30年代生まれの当方としては、次々登場する見慣れた怪獣・怪人、時より展開される旧作場面の再現など、感涙の2時間でした!ただ、ロマンスが足りない・・・・。ロマンスは、シン・ウルトラセブンにとっておくのでしょうか?ところでマンモスフラワーは「ゲゲゲの鬼太郎」だったような気がするのですが・・・。
想像させる作品、大人のウルトラマン
昭和のウルトラマンのシリーズは作品としての評価をおいておくとして子ども向けのヒーロー物の一つとして多分多くの人に認識されているように思う。
一方で個人的に本作は「大人のウルトラマン」だと思った。
長澤まさみの色気やらカメラアングルやら匂いやらフェチが詰め込まれている所もそうだが(笑)
国際社会に先手を打ちたい政府の思惑、異星人(外星人)との政治的駆け引き、組織、圧力、科特隊(禍特対)という各省庁から選りすぐられた人事としがらみ、バディ…
冒頭のシン・ゴジラテロップからの画面転換はそっちで散々やったからとでも言いたげに端折ってテンポ良くはじまる。
これまでの禍威獣についてはダイジェストで紹介して色々あって日本はなんとか凌いできたけれどいよいよ手詰まり感がという所でウルトラマン登場となる。(何故か日本にしか現れない点について深く言及されないが実は重要な点なのでは…)
やや意地悪に言うなら「これまでのヱヴァンゲリヲン」などでたっぷり訓練されてきた人たちへの問いかけ(Q)のようにも思える(苦笑)
エヴァファンからすれば禍威獣はまるで特撮として表現された使徒のようだし、ウルトラマンの戦い方はまるでエヴァを特撮で観ているような気持ちにさせられる。
巨大すぎる敵に対してのまるで歯が立たない圧倒的な力の差、人の無力さ、そして諦めと沈黙と足掻く様…
限られた上映時間の中で語り尽くすのではなく、余白によって鑑賞者の枯渇感と想像力を刺激する点でやはり庵野作品だなと思った。
少しずつトレーニングするように人が強大な敵に闘う術を身につけるというよりも、強大な力を持つ存在に問題を丸投げしてしまう辺りなど現代の皮肉を込めた風刺のようでもあった。
個人的な考察としてカラータイマーがない代わりに体表の赤いラインが緑に変わる表現などは血と自然への回帰(死)だろうか。
最初の登場シーンで赤いラインがないのは人とまだ同化し終えていなかったからか。
カラータイマーがない点はシン・ウルトラマンの大きな特徴でもあるが、どうも弱点や3分という時間制限など我々の既知のウルトラマンへの思い込みでもあるように思える。
勝手ながらシン・ウルトラマンの弱点は「人」を理解したいと望んだ種への渇望や衝動のように思えた。
光の国(ウルトラの星?)は死後の世界で既に光となって散ってしまったのだろうか。
ゾフィーとの森での会話も、人類や地球が滅んでもどうということはないと言われたのに対して反目するウルトラマンや傷ついて横たわるウルトラマンとゾフィーの異空間での会話から語られている言葉通りではない意味を重ねて語られているように思えた。
光の国や異星人の傲慢さは何処か人の他の動物へのそれと似ているし、上位存在やマルチバース、他にも地球を狙う異星人がいる事などの伏線も散りばめられ色々と想像を膨らませてくれて楽しめました。
ゾフィーとウルトラマン、ニセウルトラマンの違いがほぼない点などは異星人の違いなど人は見かけからは分からないという事だろうか。
【追記】ゾフィーがゾーフィと呼ばれ、ゼットンを放ち人類どころか太陽系さえも滅ぼしてしまう元ネタは「宇宙人ゾーフィ」による混同された事から着想されたものらしい。
最高傑作・・・私の好きな言葉です。
ウルトラマンシリーズはメビウスをリアルタイムで追っていた世代。
昭和のウルトラ六兄弟は空想科学読本とかでどんなお話があったかはそれなりに知ってる程度。
庵野監督の実写はシン・ゴジラを見て大興奮していた。
まず、単純にテンションがむちゃくちゃ上がる。
テーマがしっかりとあった上で特撮特有の謎科学や戦闘シーンの描写でアドレナリンが出まくり。
中毒性があって何回もリピートしたくなる。
今作は兎にも角にも怪獣の人選が良い。
ウルトラマン好きだとレッドキング、ジャミラ、バルタン星人辺りも出したい筈だろうにそこをグッと堪えてテーマを伝えるのに必要な五体の怪獣に搾ったのは最良の選択。
即ち、
ネロンガ(禍特対、ウルトラマンの紹介)
ガボラ(スペシウム光線で倒すと人に害が及ぶ為ウルトラマンがどういう選択をするのか)
ザラブ星人(仲間によってウルトラマンが救われ、仲間の必要性を感じる)
メフィラス星人(超科学技術に対する人間の愚かさ)
ゼットン(人間とウルトラマンの共闘、絶望と希望)
こうして観ると現在の人間とはどんな生物かをテーマにしているのではないかと感じた。
外星人から見た人間の愚かで下劣な部分と協力して創意工夫をする長所。
これらが非常に良く纏まっている。
まず冒頭ウルトラマンのあのタイトルバックが出て、その時点でワクワクが止まらない。
そして、そのあと現在までの簡単なあらすじがいくつかの映像と字幕で表現される。
多少強引ながら時間をかけずに我々観客を特撮の世界に引きずり込むには最良の手だと思う。
そしてネロンガ出現。
ここでその世界の日本が禍威獣に対してどんな対策をとっているかが端的に説明される。
さらにその時の会話で禍特対の中で誰がどんな役割を担っているかが明示される。
更に更にこのネロンガの特徴を推定してそれに対する対策を講じるまでの会話も庵野秀明節全開でシン・ゴジラ好きとしてはかなり楽しい。
もちろんウルトラマンをある程度知ってる人ならネロンガがどんな怪獣かを知っているわけだが、その特徴をこうやって導き出すのかと楽しかった。
更に現代技術を持ってすればネロンガの透明も型なしだというのも面白かった。
そして現代兵器ではネロンガに太刀打ち出来ないことが明らかになったところでいよいよウルトラマンの登場だ。
この時カラーリングが我々の知ってるウルトラマンと違って銀一色なのに少し違和感を覚える。
が、到着して比較的すぐ放たれるスペシウム光線。
この時の光線の分析もプラズマ化とかウルトラマンの小ネタが随所に入っていて楽しい。
そして浅見の登場によってバディや仲間という単語が既にウルトラマンと同化して神永に提示される。
というかウルトラマンが神永に化けてる様にも思えて同化していると感じられる表現が少なかったのは少し残念か。
そしてガボラ戦。
ここできちんと現代兵器では太刀打ち出来ずもうどうにもできないというところにウルトラマンが登場する。
つまり人間が努力して努力してもなんとか出来ない時に救世主として現れるウルトラマンの基本スタンスが説明される。
そしてここでちょっとクスッとしたのが、滝が「これはあとしまつが大変だぞ〜」という台詞を言ったこと。
図らずも大怪獣のあとしまつを思い出して笑ってしまった。もちろん撮影時は件の映画の情報は入ってないだろうから偶然なんだろうが。
そしてザラブ星人編へ
まず津田健次郎さんの声の不気味さが良い。
後に出てくるメフィラスとはまた違った妖しさでなんならメフィラスより腹に一物ありそうな感じがたまらない。
メフィラスとの内面の差別化もうまく出来てるなと思う。
ただ他の話と比べると途中少し無理な展開もあった気がするがノリと勢いでどうにか見れた。
更にウルトラマンの空中戦が見れたのもよかった。
途中細かいなと思ったのはザラブが「なぜ最初に日本と条約を締結しようとしたのか」について「最初に降り立ったのが日本だった」と答えると浅見が「ウルトラマンがいるからでしょ」と言う。
その時にザラブに少し間があったこと。
図星を指されたから一旦黙ったのかと2回目にして気づいた。こういう新しい発見があるのも楽しい。
そして本命メフィラス星人編。
このメフィラス編でこの映画のクオリティが段違いに上がってると言っても過言では無い。
この話原作だとメフィラスが科特隊のアキコ隊員の弟に対して「地球をあげます」と言わせようとしていて多少強引で乱暴なところもある外星人だったのがその性格と計画が大幅に見直されてより紳士的に侵略・・・いや当人の言葉を借りるなら管理する計画が建てられていた。
これによってメフィラスの魅力度がグンと上がり反対に人間の醜さが浮かび上がるようになっていた。
なんならベータカプセルを持てるだけの知性と理性を人間が備わっていればもしかしたらウルトラマンも手を出さなかったかもしれないと思わせるだけの態度だった。
反対に人間は、巨大化した浅見の映像を多数ネットにアップしてメフィラスいわく「下劣」な行為をしたり、ベータカプセルを先に手に入れて少しでも他国より優位にたとうとしたり人間の愚かな本性丸出しである。
そして「〇〇〇〇、私の好きな(苦手な)言葉です」という名台詞を生み出したのは特撮史に残る快挙だと思う(少し大袈裟だろうか)。
もう完全にシンウルトラマンのメフィラスでアップデートされてこれ以降のウルトラシリーズでもこのキャラが踏襲されていくのではないかと思うくらい魅力的なキャラクターに仕上がっていた。
更に外見的なことで言うと肉弾戦を意識してか原作よりスマートになっていたのもカッコよかった。
そして!そして!!!
戦闘BGMがカッコ良すぎる!!!!!!
もうここから終始興奮しっぱなしですよ。
ウルトラマンと互角に渡り合うメフィラス。
ここの戦闘シーンが本当にカッコいい。
そのメフィラスが帰る理由を最終章に繋がるように少し変えてメフィラス編は終了となる。
そして最終章、ゼットン。
原作でまさかのウルトラマンを死に追いやるゼットンを光の国の最強兵器に変えた解釈には驚いた。
光の国も他の外星人と同じように、いや他の外星人以上に人間を危険視(知能とかではなくその圧倒的物量をだが)しているが故に滅ぼそうとしているのが原作の理想郷感とはまた違ってリアルな感じで良い。
そうすることによってウルトラマンが地球で人として過ごした中で感じた人間の魅力が解説されるのも上手い。
メフィラス編から少しずつあったウルトラマンがいれば俺らいらないじゃんという他力本願な考えが不穏な空気を醸し出し、ウルトラマンが敗北したときの絶望感というのはかなり凄まじかった。
ここで何も知らない人々が普通の生活を送っているシーンを挟むのがうまい。
人の幸せを見ることでこれからこの幸せが絶たれる未来を予想してしまって絶望感がマシマシになる。
そこからウルトラマンが撒いておいた希望の種を人間が育てて対ゼットン作戦を立案する様はそれまでの絶望感があっただけに最高のカタルシスがある。
人間とウルトラマンの共闘シーンはこのシンウルトラマンにおいてそれまで撒いておいた種が成長して実った瞬間だったと思う。
その後ウルトラマンの口から人間の魅力が語られ無事神永が地球に帰還しエンドロールへと行く。
全体的に後半は音楽が素晴らしく戦闘シーンのワクワク感が倍増されていた。
あとあのウルトラマンお決まりの変身カットが最後の最後に披露されたのも最高のおあずけで良かった。
また成田亨さんを尊重して廃止されたカラータイマーの代わりにウルトラマンの体色がその役割を果たしてるのが面白い。
更に神永と同一化する前は銀一色で同化してから赤色になるというのも芸が細かい。
さて、役者陣の演技であるがみなさん素晴らしかった。
禍特対の面々もそれぞれのキャラがよく立っていて上手いこと差別化され、更に難解な科学用語や軍事用語が多用されてるセリフの中にそれぞれのキャラの性格や心情を載せていたのは凄まじい
個人的には早見あかりさんの船縁さんが好き。
有岡大貴さんも解明できない謎を前に科学者として苦悩する姿をよく表現していて好印象。
西島秀俊さんも温厚でリーダーシップがある、いつもの西島さん全開で安定感がある。
長澤まさみさんも素晴らしかった。
そして何と言ってもメフィラス星人を演じた山本耕史さんである。
まさに怪演。
その紳士的なたたずまいの中に自然と胡散臭さを匂わせていてすごい。
短い出番で今作1番の印象を残していた。
竹野内豊さんが内閣側の人間として出演していたのもシンゴジラを思わせて興奮した。
シンゴジラではゴジラ等怪獣映画を自然災害として捉えてシミュレーション風にして新たな形の怪獣映画を提示して、
シンウルトラマンでは新解釈を交えつつも成田亨さんのデザインを採用するなど原点回帰の姿勢も提示して、
シン仮面ライダーではどんな映画を見せて貰えるのか、、楽しみで仕方ない。
【追記】
3回目を見てきた。
どうやら冒頭のダイジェストはウルトラQのオマージュだったそうだ。
最初に映画を見た後に行った庵野秀明展でも思ったが、庵野監督は本当に特撮が好きだったんだなと。
また3回も見てると冒頭からさりげなく台詞の中に伏線が張り巡らされてる事に気づく。
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