シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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そろそろこの厨二病的な台詞が鼻についてきた。。
小難しい漢字を並べた用語でリアリティを出そうとするも、緊急事態時にも関わらず常時そんな悠長な台詞を言っている時点で逆に非現実度を高めてしまっている。
理系の者からすれば科学的な台詞はなかなかソソるらしいけれど。
長澤まさみ演じる浅見の言葉もミサトさんにみえて仕方がない。芝居がかった言い回し。。
一方で、
・デカい長澤まさみは笑った!
・ウルトラマンの伸身のままの回転シーンは懐かし!
・異空間に吸い込まれないように抗うシーンが斬新!
・飛んでる怪獣と並行して飛んで下側から打つスペシウム!これまた斬新。
・総じてスペシウム多投の印象。
総評としては娯楽として楽しめた。
でもシン・仮面ライダーではもうエヴァっぽさから離れてほしいぞ。
“シン”シリーズの躍進が続く
総監督=庵野秀明&監督・特技監督=樋口真嗣「シン・ゴジラ」(2016)の成功を受けて、監督=樋口真嗣&脚本=庵野秀明という役割を変えた再タッグで作られた「シン・ウルトラマン」。半世紀以上前の円谷特撮作品を21世紀の視覚効果と社会風刺感覚を加えて再創造する意欲的な取り組みが引き継がれ、変身&巨大化ヒーロー物のレトロ感も込みの魅力と、いかにも日本的な政治や組織の“あるある”のシニカルな描写で楽しませてくれる。
人物の表情を仰角でとらえる寄りの画の多用は、なにやら神話的な雰囲気さえ漂わせる。筆者はあいにく配信での鑑賞だったが、映画館の前方の席で観たら見上げる鑑賞姿勢との相乗効果が大いにありそうなカメラワークだ。
配役で特に面白かったのは、山本耕史が演じるゼットン。信用できないキャラクターが大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での三浦義村役と奇妙にシンクロしていて笑えた。
3月公開予定の庵野秀明脚本・監督作「シン・仮面ライダー」も楽しみだ。
あふれんばかりの情報量がもたらす息もつかせぬ語り口
庵野式のストーリー構築、樋口式の特撮、共に高密度で見応えがある。リアルタイムのTV版に間に合わなかった世代の私は、この題材にいつも少しばかり腰が引けてしまうのだが、それでも今回ウルトラマンの姿を初めてスクリーン越しに見たとき、長澤まさみ演じる分析官の「きれい・・」という言葉そのままに、なぜか計り知れない陶酔に包まれる自分がいた。その肉体は銀色の光沢に包まれ、破壊の中に超然と立つ菩薩像のようでもあり、また空へと飛び立つ姿は可能な限り空気抵抗をなくした線形のフォルム。なるほど、これぞ成田亨がデザインした「真実と正義と美の化身」なのか。一方、チームのメンバーや謎の来訪者たちが織りなすドラマ部分も秀逸で、息つく暇もないセリフ応酬が独特のリズムとビートを生む。オリジナル作品とその作り手に捧げられた最大級の敬意を噛みしめつつ、どこか他の庵野作品と相通じるかのような世界観や科学空想をも感じさせる一作だ。
「空想特撮」の魅力は充分伝えた
地球人に興味を持ったウルトラマンが、地球人と融合し、次第に人々を愛するようになっていき、最後は命をとして戦うという筋書きは、初代『ウルトラマン』とほぼ同じ流れで、初代に登場した怪獣(禍威獣)とエピソードを抜粋して一本の作品にまとめた構成になっている。初代好きには懐かしい作りになっていて、若い世代には初代の魅力をわかりやすく紹介できるようになっている。
ただ、ドラマのパートが弱いというか、ウルトラマンと禍特隊との交流がそれほど丁寧に描かれていないために、どうしてウルトラマンが人間を好きになったのか、いまいち伝わりにくいのが難点。禍特隊の面々もなんだか緊張感がなくて日本の命運を背負っている感じがないので、クライマックスが盛り上がり損ねている。
しかし、特撮の面白さは十二分に伝えている。とりわけ前半の禍威獣たちとの戦闘パートが良かった。禍威獣たちのデザインが秀逸だった。生物感はそこそこに作り物感が適度に混ざった異形の意匠が良い。「空想特撮」の魅力はたっぷりある。
精神世界を描くことも含めて「シン・ウルトラマン」
「振り切ったなあ!」というのが、鑑賞を終えた瞬間の心の第一声。
きっと賛否両論あると思います。でも、そもそも映画ってそういうもの。
個人的には楽しんで鑑賞することが出来ました。
明確な回答があるわけではないので、断定するわけにはいきませんが、
中盤以降、精神世界についても描いており、
ともすると“エヴァ”の世界に通ずるものを胸に抱くファンもいるかもしれませんね。
それら全てひっくるめて、作り手たちが描きたかった「シン・ウルトラマン」がここにある。
その点については、言い切っても良いと思える作品になったのではないでしょうか。
ラストの描き方で評価が割れそうな、現代に舞台を置き換えて再構築し駆け足で描いたウルトラマンのリブート作。
1966年の「ウルトラQ」から始まり日本の代表的なコンテンツとして存在するSF特撮ヒーロー「ウルトラマン」シリーズ。それを2016年の「シン・ゴジラ」のように庵野秀明×樋口真嗣でリブート化。
この「シン」シリーズの良さは、作品をリスペクトしながら現代に置き換えていくことでしょう。
キャラクターが生まれた当時と現代では社会環境から映像技術も大幅に変わっているため、上手く物語を構築できれば、当時のファンに加えて新たなファンも開拓できる面白い試みです。
「シン・ゴジラ」の際は「日本政府」がどう動くのか、という政治のリアリティーさが斬新でした。
「シン・ウルトラマン」では、もちろん政府が関係してきますが、政治パートはそれほど大きくなく、テレビ版のウルトラマンのオマージュ色が強く、駆け足で謎の巨大生物のエピソードを再構築していきます。
怪獣を「禍威(カイ)獣」と呼ぶなどの名称の変更はありますが、基本ベースは同じです。
前半のエピソードは主にアクションシーンを中心に構築しているので、特に往年のファンにウケは良いと思われます。
ただ、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明脚本ということもあり、かなり駆け足で進み、しかも平易な言葉を模索するのではなく、難しい表現を意図的に使うので、役者陣も大変に思えそうな程の早口なセリフの応酬となっています。そのため、好き嫌いが分かれるところではあると思います。
とは言え、実態はそこまで難しい概念ではないので、理解不能とまではいかないでしょう。
予告編でも出ているメフィラス星人は、中盤の大きなパートを占めています。「禍威獣」の出現の謎などが、ここで分かるようになっています。(良くも悪くも早口での会話ですが論理は通っていると思います)
さらには、「変身による武器化」という概念を使って、安全保障問題などを示唆する辺りはリブートならではの現代化が功を奏しています。
そして、ラストの件ですが、ここは「あっけなさ」を感じる人が多いと思われます。
実際、私もそうでした。
ただ、これは「シン・ウルトラマン」シリーズの序章であり、これから続編も作られる、と考えると、そこまで空虚さを感じずに済むのではないでしょうか。
本作が大ヒットすれば、自然とそういう流れになると考えられます。そもそも112分で「ウルトラマン」を描き切るのは無理がありました。
なお、拘りのカメラワークは良いとは思うものの、やり過ぎのところもあったのではと思ったり、現代化においてツッコミどころがあるのは仕方のない事なのでしょう。
むしろ50年以上も前のコンテンツを良くここまで現代化できた、という功績の方が大きいかと思います。
上出来のリブート
個人的に『ゴジラ』よりも『ウルトラマン』派なんだが、『シン・ゴジラ』が全然ダメだったんで不安だったけど杞憂に終わりました。序盤はまたやたら人物のアップの多い構図と、わけわからん難しい言葉を散りばめた怒涛の台詞量、いかにも「これ台詞です」みたいな不自然な台詞回しで、またあんな出来か?と危惧したが、ウルトラマンが出てきたあたりからは上手く落ち着いて、普通に面白い空想特撮映画になっていた。
出てくる怪獣や宇宙人のチョイスがシブい。メフィラス星人やザラブ星人やゼットンはともかく、ネロンガにガボラって。あと最初に次々出てくる『ウルトラQ』の怪獣たちも。だが、そこが良い(笑)。ただ『ウルトラQ』のゴーガ(カタツムリとサザエの合の子みたいなやつ)がカイゲルとかいう名前になっちゃってたのはなぜ? あと巨大長澤まさみが面白かった。元祖のメフィラス回「禁じられた言葉」での巨大フジ隊員のオマージュですな。
そのメフィラス星人役の山本耕史が大怪演。NHK時代劇『陽炎の辻』シリーズで主演したあたりからグッとよく見るようになった気がするし、大河ドラマ『平清盛』での切れ者公家・藤原頼長役も良かった。ただ、このメフィラス星人役のインパクトが強すぎたのか、どうもそれ以後は怪演俳優になっちゃって少々鼻につく演技になってきたような……。主演の斎藤工とあからさまにウルトラマンとメフィラス星人を思わせるCMにも出てたしなあ(笑)。その斎藤工をはじめ、他の俳優陣もみな好演。ウルトラマンファンとしても、まずは大満足の出来でした。
①特撮チックなバトルシーンもうちょい欲しかったな。②長澤まさみの扱い雑いな。③話早いやつばっかだな。
ヲタクが作るヲタクの為の特撮
素晴らしい映画でした
観るか観ないか悩んでる人の一助になれば幸いです
ゾーフィ
ごめんバカにしてたわ
☆☆☆☆★★(オープニングからタイトルまで) ☆☆☆☆(序盤のおも...
☆☆☆☆★★(オープニングからタイトルまで)
☆☆☆☆(序盤のおもちゃ箱をひっくり返す様な感覚から、※ 1 中盤で長澤まさみが◯大化するバカバカしさまで)
☆☆☆★★(後半に於ける最早どうでもよい展開)
〝 怪獣は何故かこの国にしか現れない 〟
「これには思わず爆笑したよウルトラマン!」
「勿論、私の好きな言葉だ」
楽しかった部分7割、苛々させられた部分3割、、、そんなところだったかなあ〜!
序盤から、オヤジ心鷲掴みされる箇所多数&おもちゃ箱をひっくり返した様なスピード感溢れる展開は、そのバカらしさが愛おしく思えて来る程でした。
反面で絶えず苛々させられるのは、独特のスマホ画面の撮影による《変な画角》の異常な多さ。
※ 2 それがピークになるのが〝 長澤《ひし美》まさみ 〟嬢のおパンツが、絶妙に見えそうで見えない腹立たしい画角だ( *`ω´)プンスカ
その辺りに関して言えば、子供心にひし美ゆり子さんにはドキドキさせられた日々だっただけに。今回のヒロイン役であるまさみ嬢に肉薄するスマホ画像は、功罪あるものの。この至近距離での撮影を、もしもMX4Dでまさみ嬢の匂いがクンクンと嗅げるなら、少しは腹立たしさも緩和される…ってところですけどねえ〜(ㆀ˘・з・˘)
まあ、冗談はさておき。面白かったのはこの辺りの中盤までだっただろうか。
ウルトラマンの◯◯が割れてしまう辺りからの展開から、少しずつ面白味が薄れていってしまった感がありました。
その間にも、絶えず苛々させられる画角は続いて行くのだけれど。思い返すと、本家のドラマ版でも有名監督達が競う様に時々《変な画角》を多用していた気もしないではない。
この辺りは、ウルトラマン…いや特撮オタクの方々の意見も読んでみないと、ハッキリとは分からないかも知れないですね。
ただですね、例えそうであったとしても。監督が樋口真嗣…って事実だけで、理解しなければいけないのでしょうね。
「そうだろウルトラマン!」
〝 何 を い ま さ ら 〟
「私の好きな言葉だ!」
2022年5月13日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン2
※ 1 このレビューを書き込んだ後に、オリジナルのドラマ版にて女性隊員が巨大化する話が有った事を知る。
あの場面はオリジナル版に対するリスペクトになっていたんですね。
しかし…オタクの知識半端ない。
※ 2 _| ̄|○ 訂正します。
元祖『ウルトラマン』でのヒロインは桜井浩子さんでした。
ひし美ゆり子さんは、次作の『ウルトラセブン』の時のヒロイン役。
その後のひし美さんには色々とドキドキさせられただけに、勘違いしてしまいました。
すごく無機質なヒーロー
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