「好きな人は楽しめる」シン・ウルトラマン sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
好きな人は楽しめる
禍威獣の脅威にさらされる日本。禍特対はそれらを撃退していたが、ネロンガに対し策が尽きてしまう。そこに銀色の巨人が現れ、ネロンガを退治。政府は巨人をウルトラマンと名付けるが、どう対処するか苦慮する。そして外星人ザラブが現れ。
ウルトラマン好きです。効果音等が昔のを使っていて、懐かしいです。カラーターマーのないウルトラマンは、青森市出身の芸術家成田亨のデザインを踏襲しています。パゴス、ネロンガ、ガボラは、当時着ぐるみを使いまわしていて、それを今作では同じ仲間の生き物とする設定が楽しい。変わったアングルのカメラワークは、実相寺監督のオマージュだな。ゾーフィとゼットンの関係に驚き。ゼットンは恐竜どころか、生物でもない無機物とは。と、こんな感じで好きな人は楽しめる作品でした。そういえば、シンゴジラに比べ、政府の動きが格段に速くなっているのも楽しい。
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