「親しい隣人としてのウルトラマンというより、」シン・ウルトラマン 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
親しい隣人としてのウルトラマンというより、
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公開時は全く興味も無く、配信であがっていたので観た。
終始、よそよそしいウルトラマンは禍威獣と戦ってくれるものの、自己都合で動き、人類に対して神の目線から見ている感じが強すぎるため、何故か遠い存在に思える。
昔を意識した様なノスタルジックなバトルシーンは味が合って良いものの、目新しさは薄い。
この尺で歴代の重要星人が何人も登場し、最終的なライバルとして登場する山寺宏一はゼットンを兵器としてと言うより、ウルトラマンの本気度を試して終わる。
ウルトラマンは確かに人類を超えた存在とは思っていたけど、スーパーマン以上に神の存在が強過ぎてどうも馴染めない。
昔のエヴァの宗教要素が全面に出てきた感じとも受け取れる。
長澤まさみフェチには堪らないシーンが幾つもあったと思うのだが、刺さらなかった為、僕には余分な要素でしか無い。
造りはしっかりしているものも話が淡々と進み、終わる感じは、よほどのファンじゃ無い限り万人受けは難しかったのではと思う。体感でもシンゴジラの時より周りの盛り上がりに欠けていた気もする。
シンエヴァの盛り上がりと裏腹にあっさりと終わってしまったカラー作品ではあるが、この後の仮面ライダーどう転ぶか気になるところ。
p.s. Netflixとドルビービジョン対応のテレビのおかげで劇場に行く頻度がめっきり減ってしまいました。
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