「鑑賞動機:樋口真嗣/庵野秀明コンビ10割」シン・ウルトラマン なおさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞動機:樋口真嗣/庵野秀明コンビ10割
可もあり、不可もあり。
Qと初代は観たことがなく、ほぼ関連書籍からの知識のみ。むしろ楳図版バルタン星人があまりにも強烈過ぎて、もう完全に恐怖の対象。
序盤の怒涛の処理とか、それっぽい理屈づけの長台詞とか、全体としての理屈づけとか、一筋縄ではいかない絵面とか(うまくいっていないこともあるが)は好き。
ただし平成ガメラ支持者なので、前半はともかく、後半のバトルは質量が感じ取れずかなり物足りなさを覚えた。あと主に変身シーン付近の、周囲の状況含めた画面の切り替え方にも違和感あり。うやむやに誤魔化されたように見えてしまった。人間へ入れ込んでいく過程の描写も弱いように思った。最初の別行動にしても、もっと自然にそういう状況にいくらでも持っていけそうなのに、ちょっと雑な処理だな、とかね。
ということで「クソ映画」(私の苦手な言葉です)でも「神映画」(私の苦手な言葉です)でもない可もあり不可もあり、で楽しめた。
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