「期待以上によく出来ていた」シン・ウルトラマン sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
期待以上によく出来ていた
しかし、延期もあってか、ウルトラマン世代の俺としては、不安もありつつこんなにわくわくして映画館に行ったのも久しぶり・・・庵野さんより若干下の世代で有っても、私もウルトラマン、ウルトラセブン、仮面ライダーを何百回と見てきた世代として、期待と不安を混ぜながら「シン・ウルトラマン」を見てきました。
まず、見終わって、「初代のウルトラマン」のストーリーを1本の映画に見事にまとめ上げられていて大変に良く出来ていました。
ウルトラマン世代の私としても納得出来た作りでまずは安心しました。
出演者も違和感もなく、安心して見てられたし、制作側の方のこれまで「ウルトラマン」を作り上げた方々の熱意などに敬意や継承をしっかり持って作られた感は、しっかり伝わりました。
強いて言えば、やはり、カラーライマーは欲しかったな・・・・戦いが終えて、静寂の中、カラータイマーの「ピコンピコン」と言う音は子供ながらに緊張感からの解放や安心感などが有ったよな・・
また、それに関連して、地球上では限られた時間でしたか戦えないエピソードをもっと全面に有っても良かったかな・・・・
それと、ウルトラマンの掛け声でもある「シュワッチ」これも有った方がいいかな・・・あの「シュワッチ」と言う掛け声が有ったからこそウルトラマンって大勢の子供から支持を受けたように感じるんだけどね。
もうひとうは、アングル、実相寺昭雄監督の影響は分かりますが、ちょっとやり過ぎもうざいかな・・・実相寺昭雄監督って、アングルだけじゃなくて、小さな音にも十分こだわりが有ったよな・・・確かに実相寺昭雄監督のアングルっていいんだけどね、しかし、やり過ぎてもね・・・
ま、庵野さんにも、色々とこだわりがあると思いますので・・・・
しかし、今回の「シン・ウルトラマン」の出来ですが、天国で円谷英二監督を始め円谷一氏、金城哲夫氏、高野宏一氏、上原正三氏、小林昭二氏、二瓶正也氏、実相寺昭雄氏やあの頃ウルトラマンに関わった人も皆納得しているのではないかな・・・
「シン・仮面ライダー」期待しています。