「シン・ダイコンフィルム?」シン・ウルトラマン フーディエさんの映画レビュー(感想・評価)
シン・ダイコンフィルム?
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マニアックなネタが短いカットでテンポ良くつながっており
最後まで、迫力のある映像でたたみかける作品だなと思い
見終わった後、庵野監督が学生時代に製作したダイコンフィルムを
思い出しました。
ウルトラQの怪獣から始まり、実相寺監督を意識した映像
最後は大伴昌司さんのゾーフィ! ネタ満載でした。
引きで撮影されたスペシュウム光線もアニメ監督ならではの
アイデアなのでは?と思いました。
仲間内で楽しむには良い映画かもしれませんね。
良かった部分ももちろんありまして
多くを語らない、シナリオと展開は、往年の昭和特撮を
彷彿とさせてくれました。
セリフの意味や、登場人物の思いや感情を見終わった後
自分なりに咀嚼して自分なりの答えを出す事で
自分だけの作品に昇華できます。
昭和特撮には、多く見られましたが平成に入った頃から
一部では邪道と言われておりました。
ですが、私は好きです。
見方によっては1人で何回も楽しめる作品でもある様に
思います。
最後に齋藤工さんのウルトラマンが人間体でいる時の
演技が圧感で。表情も無ければ、まばたきもしない
けど、なんとなく思っている事は伝わる
俳優という職業の凄さに感動しました。
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