劇場公開日 2022年5月13日

「ややお粗末。35点」シン・ウルトラマン 真夜中のすけべデーモンさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5ややお粗末。35点

2022年5月15日
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シンゴジラがゴジラを再定義出来ていたのに対して、これはただのリメイクに過ぎず『シン』と銘打ってまで現代で蘇らせるだけの意義も感じなかった。

随所にオマージュがあったし、初代ウルトラマンをリアルタイムで観ていた人には堪らないのかもしれない。確かにウルトラマンのディテールなど熱意は伝わった。が、作品として面白いかと言われれば別。
シンゴジラのリアリティを中途半端に引き継ぎ、エンタメ作品としても非常に中途半端になっている。
テンポもあまり良くなく、ストーリー展開もなかなか煮え切らないまま終わってしまった。30分ドラマを適当に繋げたようなぶつ切り感。

しかし、長澤まさみの存在が清涼剤(これはこれで問題があるのだが)になっていたのが唯一の救いか。山本耕史演じるメフィラスはとても良かった。

戦闘シーンのアングルやカットは良かったが、ウルトラマン以外の禍威獣がCG丸出しでなんとも言えない違和感が残る。

そしてこれだけは言わねばならない、有岡の演技がとても残念なものだった。

真夜中のすけべデーモン