「良いところと残念なところが入り混じった作品」シン・ウルトラマン hiro12さんの映画レビュー(感想・評価)
良いところと残念なところが入り混じった作品
クリックして本文を読む
予告編のメフィラスの名刺から梅図かずお版の流れを期待していたけどさすがに無かった。
好きな人達が作ったんだな~と感じられるくらい旧作のストーリーを上手く拾って詰め合わせてくれていたので、楽しめる作品でした。
良いところ
・話のテンポは2時間で丁度良いくらい。
・BGMがほぼすべて旧作からの選曲。懐かしいだけでなく現代の風景にマッチしていた。
・外星人のデザインや表現は素晴らしい。
・やろうと思えば次回作も出来る?2作目の定番は数の勝負。下地も出来たし、いよいよあの方々にご登場いただきたい。
・予算抑える為のVRの使い方。
残念なところ
・全体的に庵野節以外の演出は????まあ、あの監督だし。
・途中まで不思議ちゃん発言しても変な奴で済む主人公。
・政府の要職が機密事項をペラペラ話しながら庁内歩き回ってっちゃダメでしょう。
・「特撮」を意識しすぎた画面。わざと光を合わせないで合成っぽく見せたりが残念。
・昭和の頃は心の中で今のハリウッドムービー並に想像力の補正が働いていたからピアノ線が見えていても良かったけど、今どきのわざとそう見せる絵作りは残念。
・山が崩れて何か出てくるのに人があっちこっちに往来していたり、街中で騒ぎが起きても普通に足元に群がってスマホ構えているわりにビルの上には誰もいないっておかしいでしょ?
・おしりパン(グッ?)!もっと思いっきり「パーン!!」って行って欲しかった。
・西島秀俊ほか役者の無駄遣い。長台詞は映画の個性になる前に役者の演技を奪うってことが良く分かる。
・VRシーンはジャニーズでなく、阿部 サダヲさんにやって欲しかった。(出てないけど)
コメントする