「“真”ウルトラマン」シン・ウルトラマン 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
“真”ウルトラマン
オープニングテーマ、効果音(特にゼットンの呼吸音)、変身シーンの「片バンザイ」ポーズ、スペシウム光線を放つ際の猫背気味の姿勢、怪獣の質感、ゼットンとの死闘で力尽き長兄(本作では単に使者という設定になってるが)ゾフィーが迎えに来る・・・
正しく半世紀の時を経て初代ウルトラマンが蘇った感じ。
宇宙人(外星人)の魔の手により女性隊員が巨大化して暴れまわるというエピソードまで再現するこだわりぶりも尚良し。
惜しむらくはウルトラマンと怪獣の格闘シーンもCGを控えめにして当時のようにスーツアクターで全部やってほしかった。
ついでにハヤタ隊員役だった黒部進か娘の吉本多香美をチョイ役でもよいから出てもらっていれば、オマージュ作品として最高だったと思う。
主題歌の「M八七」は曲単体としては米津玄師らしいソウルフルで素晴らしいものだと思うが、この映画に合ったものかというと、若干違和感はあったかな。
コメントする
CBさんのコメント
2022年5月22日
> オープニングテーマ、効果音(特にゼットンの呼吸音)、…
ううむ、すごい。記憶が呼び覚まされます。藤崎さん、ファンの鏡ですね。
> ウルトラマンと怪獣の格闘シーンもCGを控えめにして当時のようにスーツアクターで全部
わはは。それ、すごいですね。背中のチャック見えちゃうけれど。
マサシさんのコメント
2022年5月16日
やはり、スーツアクターじゃないんですね。残念です。効果あると思いますが。庵野先生はアニメーターだから、許せますが、やはり、フルCGとなるとちょっと、点睛書きますね。まぁ、面白いから良いですね!