「とにかくウルトラマン愛に溢れた作品」シン・ウルトラマン ゴウさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかくウルトラマン愛に溢れた作品
「科特隊」は「禍特対」に、「怪獣」は「禍威獣」と名称が変更され、ハヤタ隊員も登場しない。
この設定変更だけで、どんなウルトラマンになるのだろうと、期待半分不安半分でしたが、思った以上にまんまウルトラマンでした😄
効果音、BGM、禍威獣や外星人との戦い方まで懐かしさ満載です‼️倒し方なんかも原作にかなり忠実で、ただただ製作者サイドのウルトラマンへの愛を感じました✨
禍威獣や外星人のデザインのアレンジも素晴らしく、庵野さんらしいなといったデザインもw
今作のストーリーとしては、現代に初めてウルトラマンが降り立ったところからの話。シン・ゴジラでは現代にゴジラが現れたらという設定に対し、今作は禍威獣が現代に現れたらではなく、ウルトラマンが現代に現れたら である。
つまり、すでに世の中には禍威獣が存在しているわけで、ウルトラマンが登場するまでは、人間の力で禍威獣を何とか対処してきたわけです。
その世界をなんとウルトラQとリンクさせており、オープニングから次々登場する懐かしい禍威獣達の面々に感動の嵐‼️
そして登場するネロンガやガボラも素晴らしい存在感‼️
しかし、当初から発表されていた禍威獣がネロンガにガボラだったわけですが、なぜこの二体なんだろう?と思っていました。
ウルトラマンには個性的な怪獣は他にもいっぱいいる中、なぜか着ぐるみ使い回しのこの二体。
会社の後輩とは、「この二体を出すならパゴスも出すんですかね。何か意図があるのかも・・・」って話をしてたんだけど、正に的中でした‼️
この三体が酷似してる事を作中でも触れており、「まるでコンパチですね。」のセリフはツボりました😁
とにかく、ウルトラマンが好きな方には間違いない一作だと思います。
あえていうなら、シン・ゴジラに比べてリアリティー度が低く、緊迫感は薄い。禍威獣や外星人が次々現れる為、展開が早くストーリーに深みを持たせられていない。そこはあくまで特撮ヒーロー作品といった感じでした。
いやぁ、でもそんな事抜きにしてホント素晴らしかったです😄✨