劇場公開日 2019年11月15日

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「確かに予測不可能。ブラックな笑いとサスペンス満載ムービー!!」盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0確かに予測不可能。ブラックな笑いとサスペンス満載ムービー!!

2020年2月4日
PCから投稿

笑える

悲しい

怖い

【賛否両論チェック】
賛:想像をことごとく裏切る全く予測不可能な展開の連続に、分かってはいても思わずハラハラさせられること請け合い。
否:一歩間違えると全く笑えないようなブラックユーモアが多いので、好き嫌いは分かれそう。終わり方もやや呆気ない印象を受けてしまうかも。

 盲目だと嘘をついていたがために、殺人現場を目撃してしまい、しかも警察署長が共犯なのでそれを訴えることも出来ないという、奇想天外なトラブルに巻き込まれてしまった主人公。自業自得と言ってしまえばそれまでですが(笑)、そんな彼を待つのは、全く予測出来ないさらなるピンチの連続です。サスペンス映画を観ている時にありがちな、
「次はこうなるだろうな・・・」
なんていう予想を、ことごとく裏切る方向でストーリーが進んでいくので、良くも悪くも予測不可能な展開に驚かされてしまいます(笑)。
 クライマックスからラストにかけては、冒頭からは全く考えもしないようなところまで話が進んでいきますが、それもまた面白いところでもあります。ただブラックユーモアもかなり多いので、笑いの好みは分かれそうなところです。
 元々インド映画が好きな方は勿論、コメディやサスペンスが好きな方にもにも是非オススメです。

映画コーディネーター・門倉カド