オフィサー・アンド・スパイのレビュー・感想・評価
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正義を貫き通すことの難しさと尊さを訴えた力作
己の正義を貫き通すことの難しさと尊さを真摯に訴えた力作だと思う。
ここで描かれているドレフュス事件は、フランスでは大変有名で、世界史的に見ても国家的冤罪事件としていまだに語り継がれている出来事である。
自分は、本編にも登場する作家エミール・ゾラの半生を描いた伝記映画「ゾラの生涯」を観ていたので、この事件のことは知っていた。ただ、「ゾラの生涯」はゾラの視点で描かれた物語だったこともあり、事件の経緯や内情については詳しく語られていなかった。本作ではそのあたりが事件の当時者を含め詳細に語られている。改めてこの事件を別の角度から知ることができ、冤罪の恐ろしさを思い知らされた。
そして、本作で忘れてならないことはもう一つあるように思う。それは事件の背景にユダヤ人差別があったということだ。ドレフュスに容疑がかけられた理由の一つに、彼がユダヤ人だったということがある。軍内部はもちろん、主人公のピカールさえ反ユダヤ主義であり、おそらく当時のフランスではこうした風潮が相当に強かっただろうと想像できる。後にナチスの台頭でユダヤ人の弾圧が強まっていくが、その片鱗はすでにこの頃から欧州全体にあったということがよく分かる。
冤罪、人種差別、体制の隠蔽体質等、この映画には様々な問題を見出すことが出来る。そして、これらは何もこの事件に特有のものではなく、現代にも通じるものであると気付かされる。本作をただの史劇と一蹴できない理由はそこにある。実に普遍性を持った作品だと言える。
監督、脚本を務めたロマン・ポランスキーは、自身もホロコーストの犠牲者であった過去を持っている。それだけにユダヤ人として差別されたドレフュスの悲劇には一方ならぬ思いがあったのだろう。
と同時に、彼はアメリカ在住時に少女への淫行容疑で逮捕されたことがある。本人は冤罪を主張し、アメリカを追われ、いまだに入国できないでいる。自己弁護ではないが自らの黒歴史を清算すべく本作を撮った…と捉える人もいるだろう。
こうしたスキャンダラスな意見が出てきてしまうのは仕方のないことだが、作品そのものの出来について言えば、映像、演出、ともに完成度が高く、改めてポランスキーの熟練した手腕には唸らされる。
ただし唯一、終盤が性急で今一つキレが感じられなかった点は惜しまれた。このあたりは物語のバランスの問題だと思うが、ピカールの捜査に重きを置いた結果という感じがした。
ともあれ、製作当時ポランスキーは86歳。この年でこれだけパッションの詰まった作品を撮り上げるとは、正直驚きである。残りの人生であと何本撮れるか分からないが、いまだに衰え知らずといった感じで頼もしい限りである。
【”反ユダヤ思想による、ユダヤ人陸軍大尉に処された真実に基づかない罪。”証拠捏造、文書改竄、法廷での虚偽の発言、軍上層部の愚かしき姿。今作で描かれる事は、現代でも起こっている事なのである。】
ー 19世紀末、フランスで実際に有った「ドレフュス事件」の映画化である。
ドイツに機密を漏洩したとして、スパイ容疑で終身刑になったユダヤ人陸軍大尉ドレフュス。(ルイ・ガレル)
だが、対敵情報活動を率いるピカール中佐(ジャン・デュジャルダン)は、ドレフュス大尉の無実を確信し、対処を上層部に迫る。
しかし、上層部は、国家的スキャンダルになる事を恐れ、逆にピカールは左遷される。
全てを失いながらも、尚、信念を貫くピカールは、ラボリ弁護士、作家エミール・ゾラらに支援を求める。
だが、行く手には、腐敗した権力や、反ユダヤ勢力との過酷な戦いが待っていた。-
◆感想
・冒頭、”この作品は実在した事件、関係者を描いている”と文字が流れる。
そこからの、自らも反ユダヤ思想を持つ、ピカール中佐が、事件の真相に近づいていく過程は、スリリングで面白い。
・軍の上層部や、防諜部の旧弊的な思想を持つアンリ少佐らも、あらゆる干渉にもめげずに、真を追求していくピカール中佐の姿は、見応えがある。
ー 投獄されても、真実を追求する姿には、敬服する。-
・残念だったのは、登場人物が多く、物語の把握に脳内フル回転で対応するも、ややボケてしまった箇所が幾つかある事である。
・ポーリーヌ(エマニュエル・セニエ)と、ピカールの不倫関係は、この作品に必要だったのであろうか。
ー マア、監督がロマン・ポランスキーだからねえ・・。奥さんを出演させたかったのかな?いや、違うな。ピカール中佐も、一人の人間だったという事を示したかったのであろう。-
<現代の日本社会でも、隠蔽や証拠捏造、文書改竄は、政治、経済社会で普通に行われている事は、御承知の通り。
国会での不毛な論戦の数々・・。
今作は、過去の出来事ではない。歴史は繰り返すのである。>
よく作り込まれた作品だけど、ポランスキー監督を巡る騒動が影を落とした感のある一作。
歴史の教科書にも掲載されている、有名な「ドレフュス事件」の顛末を映画化したとのことで、事件のことはあまり憶えてないけど、大丈夫かしらん…、と期待半分、不安半分で観たのですが、スリリングな展開を楽しむことができました。
もっとも本作では、ドレフュス大尉の冤罪を証明していくドラマが中心となっているので、なぜこの事件が世界史の教科書に載るほど重要なのかについてまでは、結末近くまで触れていません。ドレフィス大尉の冤罪が、ユダヤ人に対する差別感情と結びついていることは示唆される程度です。そのため本作が描いているのは、要するにフランス軍内の不祥事を巡る内紛劇なのですが、なぜ19世紀末に、フランスで起きた事件を現在、ポランスキー監督が作らなければならないのか、が気になりました。
その主な理由の一つは、間違いなく現在再び世界各地で生じている民族憎悪感情に基づいた衝突があるでしょう。ただ性的犯罪に関する様々な嫌疑がかかっている同監督作品ということで、本作に対して多くの批判の声が上がりました。作品の内容と監督自身の経歴とは切り離して評価すべき、という意見も確かにもっともですが、本作のテーマを考えると、批判が生じるのもやむを得ないかも知れません。
確たる証拠が覆される世界
すごく面白いのだけど、期待しすぎていたかもしれない。
これがフィクションなら拍手喝采の大団円となるのだろうけれど、実話をもとにしているだけあって、釈然としない部分も多い。
やはり国や軍を相手にしているから、一筋縄ではいかないし、主張や証言なんか参考程度な出来レースの裁判は、まあまあイラッとくる。
あれでも判決はひっくり返らないのか⁉︎と呆れてしまう。
強大な組織が相手の裁判では、この手の茶番劇がきっと今までも数多あっただろうし、これからも世界中の法廷で繰り返されるんだろうな。
それを分かった上でもう一度観たら、また違った感想になると思う。
長いものにまかれない
自分自身の出世や待遇に影響が出ても、貫く姿勢に驚く
大切な友でも、家族でも、愛する人でもない人のために
そして、かたや長いものにまかれまくって、結託して真実を暴くことを妨害する軍部にも呆れさせられるし、恐ろしい
これも実話ベースだし、実際にこの手の冤罪はたくさんあったのだろうと思うと、本当に恐ろしい
Netflixで観た「ボクらを見る目」の時もと思ったけれど、なぜ、人は、それが正しくないことでも、誰かの人生を壊してしまっても、自分の過ちを認めず、保身に走ってしまうのだろう
古今東西、隠蔽体質はどこにでも
19世紀にフランス陸軍で起きた冤罪事件を題材に、国家権力の不気味さを描いた作品でなかなか見応えがありました。映画は、有罪判決を受けたドレフュス大尉が、衆人環視の中で官位を剥奪されるという衝撃的なシーンから始まり、ここに軍部の体質が集約されています。裁判後、防諜部の士官が冤罪に気づき調査を進めていく過程はスリリングです。一方で、再審になるまでがもたつき気味だし、裁判の過程も結構省略しているので、ハリウッド映画の法廷ものと違って地味な展開だし、結末も尻切れトンボな感じは否めず。むしろ、隠されていた軍部の体質と矛盾や非合理に満ちた異形の姿が露わになる時の当事者の反応を描くのは、ロマン・ポランスキーらしい所だと思います。役者では、ジャン・デュジャルダンが信念のある士官役を好演、ルイ・ガレルも原型がわからないほどの役作りが素晴らしかったです。それにしても、邦題は内容とアンマッチですね。
複製と偽物の違いは!?
1894年、ユダヤ人の陸軍大尉ドレフュスが、いわれのない罪で投獄。しかし、衝撃の真実に気づいた中佐のピカールは危険と知りつつ陰謀と巨大権力と闘っていく物語。
序盤から胸の痛いドレフュスの姿。剣ってあんなにポキっといくもんなんですね。
さておき、ドイツへ機密を漏らしているとのことで捕まるドレフュスだが、筆跡とDのヤツってだけであそこまでって。。酷すぎ。
全体的な物語としては、2時間越えのそこそこ長い作品ながら、BGMも無くとにかく淡々と進んで行き、映画らしいエンタメ的要素は粗皆無。
ちょっと物足りない気がしないこともないけど、国を揺るがす史実の事件ですからね。逆にこの描き方は良いかも。
そして、エンタメ要素は粗無いと言えど、ワタクシのようにこの史実を知らないで観れば、実はこいつが犯人なんじゃないか!?と思わせる流れもいくつかあり、そこは◎
また、淡々とした雰囲気の中でも、法廷シーンは流石に緊張感が‼どの映画でもこの場面は絶対ハズれないですよね♪
ただ、新しい登場人物がどんどんと出てき、ただでさえ顔と名前を覚えるのが苦手なワタクシ、後半はやや迷子気味w
また、最後肝心なところが・・・。そこをじっくり見せてこそ、このテの映画はスカッとするもんなんじゃ・・・。
等々、ちょっと消化不良なところもありつつ、最高だったのはエンドロール‼
重厚な音楽にバックのあの画は滅茶苦茶カッコ良かった(笑)
個人的に今年の暫定ベストエンディングロールですね(笑)
そしてピカールのあの美し過ぎるカウンターストレートも史実通りなのだろうか?
高潔であっても清廉とは限らない
フランスの軍事裁判で起こった冤罪事件と内部告発の映画化。実際の事件なので、劇的な展開や終局があるわけではないのだが、ロマン・ポランスキー監督(色々と有名)の手腕により、見事なサスペンスに仕上がっていました。
アンリ少佐(中佐)。わかりやすく演出されていたので、皆が自業自得と捉えそうなのだが少し物悲しさが漂う。「ああいう存在」として組織に作り上げられてしまった側面は否めないし、その点に於いて現代日本社会でもよく見受ける存在な気がする。主人公の様な、「有能だが面倒くさい人」の方が取り込まれない強さを持っているというのも寂しい皮肉か。
頭文字D
自身もユダヤ人であるロマン・ポランスキーはどうしても撮りたかったであろう作品。ちなみにピカールの不倫も監督自身の汚点を象徴しているような気がする。ナチスによる大量虐殺以前のフランスでも反ユダヤ主義があり、迫害され続けるユダヤ人の姿が痛々しく感じてしまった。映画ではそれを強調するシーンとして、冒頭にドレフュスが軍人資格を剥奪される、言ってみれば公開処刑のような場で野次馬たちが罵るところが最初の衝撃!さらに終盤には決闘や自殺・・・
防諜部長に命じられたピカールはドレフュス事件に関する証拠を集め、やがて彼が無実である証拠を次々に見つける。そして真犯人がエステラジーという少佐への疑惑が高まってくるのだ。話は前後していたが、筆跡鑑定人のベルティヨンを演ずるマチュー・アマルリックが強烈な印象を与えてくれる。アマルリックはこうした脇役でありながらどんな作品でも目立ってしまうんだよな~もちろん主役もいい。昨日観た『さすらいの女神たち』(2011)とか、未だ感想を書いてない『潜水服は蝶の夢を見る』(2008)とか。
もっと演技を見たかったのはエミール・ゾラ。大手新聞社主の方がスクリーンでは目立っていたけど、「J'ACCUSE」という見出しで糾弾するところが凄い!気持ちいい!ドレフュス事件の概要は知っていたけど、ゾラについては知らなかった・・・女性だとばかり思っていたし(恥)。彼や記者オドール・ヘルツルのおかげでシオニズム運動、イスラエル建国へと発展していったんですね(メモメモ)。wikiで見てみると、ジュリー・ドレフュスはアルフレッドの子孫に当たるとかで・・・『キル・ビル』じゃ痛々しかったけど。
お腹いっぱいになるほど、史実に忠実に重々しく描いた大作とも言える今作品。ただ歴史の勉強だけではなく、冤罪についての現代的テーマも含まれているように感じる。単に間違った捜査によるものじゃなく、人種、思想、その他もろもろのしがらみによって偏見を持たれ、その上権力者によって真実が隠蔽される構図。一事不再理の原則や裁判官や権力者のプライドも邪魔をするが、真犯人が見つからなかったらどうなってたことか・・・
アメリカでは多くの州で反SLAPP法があるという。社会的地位の高い者、経済的に余裕のある者による、弱者への恫喝的訴訟を阻止するというもの。当時のフランスにはもちろん無かったし、権力者への批判がしにくい状況だった。今の日本にもそんな法律がないため、言論の自由が一部阻害されているのが現実だ。冤罪で無実を叫ぼうにも、巨額の弁護士費用などの負担も考えなくてはならないなんて、いやな世の中だ。
また、ナポレオンの肖像画や、博物館の彫像(贋作)なんてのもフランス批判に繋がっている気がした。事情はよく分からないが、カンヌの常連でもあるポランスキー監督がベネチア国際映画祭に出品したのもこのためなのかな?
「観てよかった」の口コミを見て
観てよかった~この時代のフランスの歴史は殆ど知らないので年表等でちょこっと学習してから観た。日本の森友問題や加計学園、桜、、、もそうだが巨大権力は不都合を隠蔽し忘れさせ無かった事にしようとするんだよね~ユダヤ人への差別意識も凄まじい。自由平等博愛の精神を私は忘れず生きていきたい
そんな気持ちにさせる映画でした 衣装や持ち物、家具、街並みなど映画ならではのの素晴らしさも感じる
おそうじオバチャンと不倫妻は教会で何してた?
1895年のフランスの話。
ドレフュス事件。
ドイツ大使館のおそうじオバチャンがゴミ箱から拾ってくる手紙を継ぎ合わせての諜報活動。タイプライターもなかったんですねぇ。
ピカール中佐はものすごいエリートだったらしい。諜報室長になって、筆跡から真犯人を見つけて、黙っていられない性格だったのか?昔の野蛮な軍隊組織のなかでちょっと考えられないくらい、正義を全うしようとする。
これに呼応するジャーナリズムも一度は敗訴するも食い下がる。フランスの自由、人権の精神はさすがだ。三権分立ちゃんとしている。戦争は苦手でも不倫は得意。フランスばんざーい。
エマニュエル・セニエはロマン・ポランスキー監督の3人目の奥さん。齢90近いこれまでにいろいろあった監督が主役の不倫相手に40歳下の自分の妻を起用したことに、映画製作の情熱というよりも、むしろ老人の歪曲されたエロを感じてしまったけど、それはそれで潔いかな。
権力は不都合な真実を隠蔽する
19世紀末フランスで起こったドレフュス事件を映画化。冒頭タイトルにあるとおり、忠実に史実をなぞらえた作品のようだ。
主人公は冤罪となったドレフュスではなく、彼の元教官で新たに諜報部長となったピカール中佐。残されたメモの筆跡から犯人は別人であることを知り、将軍や大臣に伝えるが、もみ消されたため、新聞社とエミール・ゾラに真実を伝え、一大センセーションになる。
ドレフュスはユダヤ人ということで売国奴扱いされるわけだが、当時のフランス(というかヨーロッパ全体)でユダヤ人がなぜそれほど毛嫌いされていたのかよくわからないが、民衆の反応はちゃんと描いている。しかしこの作品では、軍部が自らの権威と面子を守るため、偽証やでっち上げを重ね、事実を隠蔽する姿を描く方に力点を置いている。
映画としては、ピカール中佐が淡々としていて冷静すぎて、もっと苦悩したり、感情を発露するシーンがあればよかった。アフリカに飛ばされて戻ってきても、全然やつれてないし。不倫する夫人とのシーンも、あまり効果的とは思えなかった。
事件の顛末を描くために、最後の方はずいぶん駆け足だったが、100年以上前の事件を忠実に再現しながら、いつの時代も権力は不都合な真実を隠蔽しようとするものだ、と伝えたかったのだろう。それにしても、決闘が当時まだあったとは驚き。
映画ならではのオープニングから緊張の連続、そして皮肉たっぷりのおし...
映画ならではのオープニングから緊張の連続、そして皮肉たっぷりのおしゃれなラストまで、実に無駄のない脚本に圧倒された。撮影当時86歳のポランスキーの若い演出にもびっくり。ドレフュス事件はこの作品で初めて知ったが、19世紀末にもフランスには民主主義の根付いたメディアが存在したことに感動。この作品を現在の日本のメディア経営者たちはどのように見たのだろうか。「ゴーストライター」「おとなのけんか」に続いてまたポランスキーの傑作が1本増えた。
途中までウトウトする瞬間もあったが、後半になるに従い映画に引き込...
途中までウトウトする瞬間もあったが、後半になるに従い映画に引き込まれた。原題は多分「私は告発する」という意味だと思うがなんでこの邦題?調べたら原作のタイトルを持ってきた様だ。映画の内容からすると告発系のほうが合ってたかな。最初に見たときは「愛と青春の旅だち」の原題 "An officer and a gentleman" を思い出してしまった。
普遍的とも言える権力の横暴があった
ロマン・ポランスキー‼︎
彼の作品を観ないという選択肢はない。
今作は19世紀末のフランス🇫🇷陸軍で実際に起きた冤罪事件を映画化したもの。
権力は真実を都合のいいように捻じ曲げる。
これは現代にも通ずること。
そう、昔むかしのお話かと思いきや、普遍性が高い傑作だった。
「チャイナタウン」「テス」「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」といった最上級の作品と比べるとワンランク落ちるかも知れないけど、必見であることに間違いはない。
飽きは来なく面白い
後半の畳み掛けが謎残したままで消化不良。
事実ベースのお話と言うことなので、
実際は解決しているのかもしれないけれど。
主人公の心情が計り知れない部分があるのだろう、
全体的に派手さは無いが面白かった。
ドレフュス事件の予備知識なく鑑賞。
衣装と、美術に目を奪われてしまった。男性のハットやステッキをまとった正装、女性の華やかなドレス、荘厳な建物、石畳や車やカフェの風景。。剣での決闘?のシーンの、ピカールの背筋ピンとしたスタイルが素敵でしたー!
ストーリーも予備知識なく観ましたが、どんどんハマっていきました。ラスト、突然するっと終わった感じだったのが残念ですが。。
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