「隅々まで丁寧に描かれた硬派映画。想定外、ラストの1分で泣かされた。」オフィサー・アンド・スパイ kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
隅々まで丁寧に描かれた硬派映画。想定外、ラストの1分で泣かされた。
決して親ユダヤではない、けれどもおかしいことはおかしい。真実を追求するその純粋さを貫くだけのことの困難さ。これは過去のこと、、、ではないのだろうなとに思わされる。
19世紀末のフランスの町並みが美しい。「太秦」のような人工的なロケ地を設けなくても、ロケ地には困らないのだろうな?と思われる国が羨ましい。
一番びっくりしたのは、急に中世かよ!?の決闘シーン。当時の法体系?慣習を学びたい
。そもそも私はドレフュス事件を理解していなかったのだ。近現代史、学び直そう!
ところでラストのシーケンス。決して人間同士ウエットなつながりはなかった二人、であるがゆえドライに互いをリスペクトしつつも、主張は曲げず物別れした男二人の筋の通し方。ラストの字幕にグッときた。
コメントする